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東京市場が底堅いわけ [株式]


月末31日の株式市場は反落。日経平均株価は104円安の28091円で
大引け。プライム市場の出来高は13.3億株、売買代金は3.2兆円。

昨晩のNYダウは308ドル安、NASDAQ指数は134ポイント安。


NY市場の下落が続くが、東京市場は反映力が浅い。本日、一時28000円を
割り込んだが、そこから売り込まれることなく28000円台へ切り返した。

これまでと明らかに違う動き。この3日間でNYダウはちょうど1500ドル下
げたが、日経平均はその3分の一の550円しか下げていない。


この下落直前に行われたのがジャクソンホール会議で、ここでパウエル議長
がインフレ抑制に強い姿勢を打ちだし、利上げ継続を示した。

一方、日銀黒田総裁は現在の緩和姿勢を継続すると明言した。つまり、日米
の政策金利は差が広がる一方となる。

米政策金利は現在の2.25%が今月にも3%、最高で年内4%に達する。最低
も年内3.5%以上となることが見込める。

日本はゼロ金利であるため、円キャリートレードがさらに有利な環境となる。
つまり、金利差から150円程度までの円安を、外人は見ているのではないか。


といって、NY市場が下げ止まらなければ昨日のような東京市場だけ逆行高の
動きは続かない。

そのNYダウはなかなか底が見えない。このまま6月安値まで一気に下落すれば
反転しやすくなるが、もたつくと常に急落含みを意識する必要がある。



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NYダウとのスプレッドは4000ポイント割れ [株式]


30日の株式市場は反発。日経平均株価は316円高の28195円で大引け。
プライム市場の出来高は9.9億株、売買代金は2.4兆円。

昨晩のNYダウは184ドル安、NASDAQ指数は124ポイント安。


NY市場は大幅下落の翌日の連続安。これは想定通りだが、東京市場は大きく
切り返した。

想定レンジの上限とはいえ、NY株が続落の中でここまでの反発は予想外。
これでNYダウと日経平均のスプレッドは4000を下回ってきた。

この東京市場の強さは円安効果はあるとしてもそれだけとも思えない。外人
が現物を買っているとも思えない。とすると、年金や機関投資家か。

昨日の下落で特徴的だったのはバリュ-株が買われていたこと。本日はその
延長にある。


まだレンジ内とはいえ、MSQまで何やら支える動きが出てきそう。27500円
を割り込むとしたらその後か。

それ以前の場合は、NYが一気に30000ドルを割り込むような展開となった場合
だろう。

それには今週末の雇用統計が大きく上振れすることが必要だが、それだけでは
まだ力不足。消費者物価指数の発表は13日でMSQ通過後だ。

ザポリージャの放射能漏れなど、地政学リスクも意識しておきたい。



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MSQまでめまぐるしい動き [株式]


週明け29日の株式市場は大幅安。日経平均株価は762円安の27878円で
大引け。プライム市場の出来高は10.7億株。売買代金は2.5兆円。

先週末のNY市場の急落を受けて東京市場も大幅安。ナイトは28120円で引けて
いたが、東京市場はそれより200円以上安い27870円で寄り付いた。


結局、先物は一度も28000円を回復することなく大引け。現物安値は27788円
なため、90円の下髭を付けた形。

日経平均は800円近く下落したが、TOPIXは35ポイント安とそれよりダメージ
は軽い。日経平均換算では480円安程度だ。

それまで日経平均が先導して上昇していたことのうち返し。NT倍率は14.34と
先週末から0.13縮小。14.1倍台が調整の目安。


空売り比率は49.5と高水準でこれは7月8日以来。ただこの日はミニSQで除外す
ると、その前は7月1日(49.6)だが、この翌日は孕み足となっている。

これから来週9日のMSQまでボラタイルな動き。今週は週末に雇用統計の発表が
控えるが、先月は予想を上振れ。

今月の市場予想は30万人でこれを上振れすると、金利は上昇しNY株価は一段安
の可能性がある。


本日は28000円をアッサリ割り込んだが、日経平均、TOPIXとも揉みあった価格
帯を下抜けはせず。だがいずれ、半値押しの27371円を取りに来るのではないか。



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これまでの外人の先物買いが売り圧力となる [株式]


25日の株式市場は6日ぶりに反発。日経平均株価は165円高の28479円
で大引け。プライム市場の出来高は9億株、売買代金は2兆円。

昨晩のNYダウは59ドル高、NASDAQ指数は50ポイント高。

ようやく反発。ただし、取引高は薄く真空地帯を戻っただけ。売り方も買い方
もジャクソンホールのパウエル議長講演を前に、新規は見送り。

昨日指摘の通り、28300円のネックラインで反発しやすい局面で実際反発。
そして本日の日足は孕み陽線。

これで下げ止まりと見るには下げの日数が少なく、信用性はもう一つといった
印象。



8月3週(15~19日)の投資主体別動向が発表された。外人投資家は先物
で4200億円の大幅買い越しとなる一方、現物は220億円の売り越し。

先週、29000円台を付けたのは彼らの先物買いが要因で現物はついてきて
いないという訳。

その後、今週に入って崩れたため、今後の戻りでは彼らの買いポジが売り圧力
となる。



中国長江流域も酷い状況となっている。大干ばつといえる状態で、この様子だ
と穀物の収穫は激減することが予想される。

ただし、長江流域がダメージを受けたからといって他地域が全てそうではない。
それを勘案しても、世界的食料争奪戦が起きることはもう間違いないだろう。

またロイターによると、中国当局が金融機関に不動産業界への支援要請を、
一部政府系金融機関が拒否と報道。

理由は財務状況がさらに悪化する恐れがあるため。泥棒に追い貸しとなること
を現場が一番わかっている。もうソフトランディングは無理そう。



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NY市場の底打ちはまだまだ遠い [株式]


24日の株式市場は5日続落。日経平均株価は139円安の28313円で大引
け。プライム市場の出来高は10.2億株。売買代金は2.2兆円。

昨晩のNYダウは154ドル安、NASDAQ指数は61ポイント安。

NY市場は前日の600ドル以上の下落では止まらずに続落。東京市場も朝方買わ
れたが続かずに5日続落。

現状、NY市場が安い中で東京市場が上昇するには荷が重い。外人が主導権を
握る弊害。


本日ザラ場安値は28282円。この水準は3月と6月高値に近い。つまり、ネック
ラインでありいったん止まっておかしくない。

だが、戻ってもまた売られて団子状態の28000円前後までの下落途上が基本的
見方。



NY市場に関し、SNSで興味深いデータが紹介されていた。それはSP500のPER
とCPIの合計が20を下回らずに終了した弱気相場が1935年以来ないというもの。

これは通称ルール20と呼ばれている指標で、現在のPERを20倍弱、CPIは8.5%
だから28となる。PER15倍、CPIが5%まで低下してようやく20。

つまり、業績の大幅増益もしくは株価下落によりPERが大幅に低下し、一方で、
インフレ率も現状からかなり低下する必要がある。

それまでは株価は底打ちしないと。これを見る限り、底打ちまではまだまだ遠い。
裏を返せば、それほど今の状況が異例という訳。

PERの低下と利上げによるCPIの低下が今後続くだろうが、これに沿うように
株価は修正されていくということだろう。



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NYの秋相場は二段下げなくとも二番底の流れ [株式]


23日の株式市場は4日続落。日経平均株価は341円安の28452円で大引
け。プライム市場の出来高は9.7億株。売買代金は2.3兆円。

昨晩のNYダウは623ドル安、NASDAQ指数は323ポイント安。

これでNY市場は戻りをとったと見ていいだろう。今秋の下落は避けられない
が、それが二段下げとなれは6月安値を割り込み2万ドル台半ばまで下落する。

そこまでならない場合は二番底を取りに行くため、3万ドル前後まではありそう。
いずれとなっても、秋相場にひと波乱ありそう。


東京市場はNY市場を映して下落。ただ、下落幅はNYほどではない。戻りが
NYほどなかったことや円安気味なのが効いている。

引き続きジャクソンホール待ちだが、NYが前倒しで下落しているため、いざ
パウエル議長が多少厳しいことをいっても、あまり下げない可能性がある。

前倒しで下落するほど反発の契機となりやすい。



毎日の調査で岸田政権の支持率が急落と先般お伝えしたが、他の調査でも下落
していることが明らかとなった。

ただ、JNNの世論調査に関しては下請け会社が禁止されている丸投げ行為を行
い、それを請け負った会社が実施していないことが明らかとなった。

つまりインチキ数字を毎回報告していたというわけ。他社の数字もどれだけ正
確かわかったものではない。

世論調査と実際の選挙結果に、乖離が生じるようになったのも当然といえる。
今後はインチキ含みの数字と見ておきたい。


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気になる中国での銀行取り付け騒ぎ [株式]


週明け22日の株式市場は続落。日経平均株価は135円安の28794円で
大引け。プライム市場の出来高は9.2億株。売買代金は2.1兆円。

先週末のNYダウは292ドル安、NASDAQ指数は260ポイント安。


NY市場の下落を映し寄付きから軟調。寄付き直後には28586円まであった。

だが、中国が利下げに踏み切ったとの報道もあり28800円台へ。それでも出
高は薄く、週末のパウエル発言待ちといった感じ。

結果的に、先週指摘した空売り比率40%割れが当面の高値となった。本日
は43.5%と上昇してきた。

この程度で収まればいいが、一度45%を越える日が出ないことには収まらな
だろう。裁定残高も3月・6月水準に接近しここからの上積みは望みづらい。



中国河南省での銀行引出ができなくなり、これが他省へ広がった動きは以前
に報告済。直近でこの動きが北京まで広がってきた。

北京銀行前には引き出しのための行列ができている。中国経済の内部腐食は
相当進んでいそう。あとはどこまで誤魔化してやり過ごせるかという話。

今、行動を起こしている人はまだ早耳な人たちで、これが一般にまで広がり
始めると人口が多い分だけ収拾がつかなくなるだろう。

中国当局も11月の党大会までは何としても大事にはしないだろうが、来年に
はひと騒動あると見ておこう。



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来週後半にひと波乱 [株式]


18日の株式市場は反落。日経平均株価は280円安の28942円で大引け。
プライム市場の出来高は9.8億株、売買代金は2.3兆円。

昨晩のNYダウは171ドル安、NASDAQ指数は164ポイント安。


NYはようやく一息入れた形だが、市場に弱気が戻ってきたわけではなく、
高値トライの声もある。F&G指数(恐怖と強欲指数)は55%とほぼ中立。

東京市場は29000円を割り込んだが、こちらも悲観的見通しは少ない反面、
30000円越えの声はあまり聞かれない。

通常、29000円台を回復したら、次は3万円の掛け声が出て不思議でないが、
そうした声はあまり聞かれない。


それより、昨日で日足が三空踏み上げとなったことで天井確定の声が少なか
らずある。これも29000円前後で保ち合いが続くと、かき消されるだろう。

昨日、40%を割り込んだ空売り比率だが本日は42%と40%台を回復。まだ
この程度は調整範囲で、下落相場時は45%を越えてくる。

日柄からは、来週前半まで保ち合いないし強基調で、後半が急落含み。25日
からのジャクソンホール会議と重なりここが一つの転機となりそう。



余談ながら今回のワクチンの下手人ビル・ゲイツが来日中。勲章を授けるよう
だが、日本も本当にイカレポンチの国になり果てた。

盗人に追い銭どころではない。大悪党に命まで差し出して表彰している。



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空売り比率は3月以来の40%割れ [株式]


17日の株式市場は大幅高。日経平均株価は353円高の29222円で大引け。
プライム市場の出来高は11.3億株、売買代金は2.8兆円。

昨晩のNYダウは239ドル高、NASDAQ指数は25ポイント安。

NYダウはこの日も高く、34000ドル台を回復してきた。0.618戻りが34164
に対しザラ場高値34281ドルと、節目を取ってきた。

SP500は半値戻りは達成しているものの、0.618戻りは4367で、昨晩の高値
が4325とまだ40ポイントある。NYダウ換算で300ドル以上の計算。

NASDAQ指数は半値戻りまで200ポイント以上あり、この戻りが一番弱い。それ
も当然で、金利上昇はグロース株ほど影響を受けるという定石そのもの。



東京市場は29000円台を回復。当初、3月と6月高値の28300円水準を意識して
いたが、4-6月期決算が予想以上に好調で、EPSが思いの他、積み上ってきた。

これでPER14倍ラインが1000円近く上昇した計算。その分、日経平均が戻りを
拡大しやすくなった。

本日のプライム市場のPERは14.08倍とようやく14倍台を回復。EPSは2075円
まで積みあがった計算。

当面はここからは大きく動かず、早くて8月決算企業の発表がある10月中旬以降。
9月中間決算分が11月中旬以降となるため、ここらでEPSの方向性が見えてくる。


テクニカル的には2点。一つは本日の上昇で1月5日と6日に明けた窓=29204円
を埋めてきたこと。

また、空売り比率が3がる23日以来40%を割り込んできたこと。3月時は高値付
近で、23日から2日後に高値を付け、その地点まで300円。



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NY株高の裏にオイルマネー [株式]


16日の株式市場は小幅反落。日経平均株価は2円安の28868円で大引け。
プライム市場の出来高は9.6億株、売買代金は2.4兆円。

昨晩のNYダウは151ドル高、NASDAQ指数は80ポイント高。

NY市場が強い。NY連銀景気指数が大幅悪化にもかかわらず、崩れない。一時
は景気悪化で売られていたものが、インフレ減衰と前向きにとらえている。

こうなると、結果を見て後講釈といわれてもおかしくない。やはり市場は需給
ありきで、あとはその説明にすぎない。


そのNY市場の需給に関して、サウジの政府系ファンドがSP500に200億ドル、
NAS100に100億ドル規模の投資を行っているという。

通常は一度に買わずに、設定枠が埋まるまで買い続ける。ヘッジファンドらが
これに乗っかった形だろう。

押しそうで押さないため、売りから入るファンドも買戻しを迫られてここまで
来た形。


サウジの動きは背景に原油の大幅高があることは言うまでもない。思わぬ急騰で
であぶく銭が膨らみそれを安くなったNY株に振り向けたという訳。

あとどれだけ枠があるかわからないが、こうした話が出てくること自体、峠を
過ぎたのではないか。昨日のソロスの動きしかりだ。既報の戻りメドを意識。


東京市場は29000円手前で足踏み。PERは13.9倍とまだ14倍に達していない。
それだけEPSの拡大が続いているため。14倍少し越えた辺りまで意識。


米国もだが、中国の経済減速が鮮明となっている。不動産市場の悪化と、ロッ
クダウンの影響が経済の足を引っ張り続けている。

すでに、16~24歳の若者の失業率は19.9%に達している。不満のストレスが
蓄積中で、そのはけ口として台湾や日本へ目を向けられておかしくない。

それも最終的には共産党へ向かい大混乱となるのは必至。習近平の3選は不動
としても、就任直後から来年はより大きなうねりとなって問題が噴出する。



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実体映さない大幅続伸 [株式]


週明け15日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は324円高の28871円
で大引け。プライム市場の出来高は9.9億株、売買代金は2.5兆円。

先週末のNY株高を受けて300円以上の上昇とはなったが、出来高はお盆とい
うこともあり10億株に満たず。


また、ソフトバンクGと第一三共が120円弱寄与し、また値上がり数と値下が
り数は、840:910と値下がりが多い。

つまり、本日の300円高は実体とかけ離れた蜃気楼ということ。TOPIXは
11ポイント高で、NT倍率は14.55まで拡大。これは年初来最高。

この拡大が止まって横ばいゾーンに入ると相場も頭打ちとなる。当面の見方
は既報の通りで、今月は秋相場を前の嵐の前の静けさというところ。

11月は中国の習近平3選を巡る共和党大会と米国の中間選挙。前者は最後
の抵抗勢力のあがき、後者はトランプ大統領を陥れたい民主党の暗躍。



9月は日本で国葬があり、ここになぜかキッシンジャーが来日。日本嫌いの
人物が来日するということは、何か裏で画策しようということだろう。

欧米首脳であればいつでも会えるため、中国ないしロシアサイドと裏で何や
らやり取りするのかもしれない。



米国株上昇の裏側で、ジョージソロスがハイテク株を中心に買っていたこと
が明らかとなった。

下落過程での売りスタンスからドテンしたという訳。ただ、これが明らかと
なったため「知ったら終い」通り、戻りも8合目を越えてきたと見える。



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米CPI発表控え利食い先行 [株式]


マーケットは今晩の米消費者物価指数の発表を控え手控え優先。明日は祝日で
休場であるため、余計に利益確定の売り、ヘッジ売りが出る地合い。

消費者物価指数の数字は結果を待つしかないが、その数字と合せてNY市場の
反応が気になる。仮に、上振れがなくても市場は堅調を維持できるか。

これまで戻っていなければ気にならないだろうが、33000ドルまで戻った現在、
今晩と明晩はどうしてもセルザファクトが気になる。



さて、岸田内閣の改造内閣が発表された。安倍元首相に近かった萩生田氏、岸
氏、高市氏の扱い。

閣僚ではないが萩生田氏は政調会長、岸氏は首相補佐官’(安全保障担当)、
高市氏は経済安保担当相に就任。

林外相は中国のハニトラにかかっていたことを、故安倍元首相が漏らしていた
ことが明かされたが続投。

さらに、カネと女と権力しか頭になくこれ以上ない失礼な態度で応対された
と出版編集界の神=見城幻冬舎社長にばらされた木原官房副長官もそのまま。

木原氏ははたしてガーシー砲に耐えられるか。



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米CPIは上振れなくても戻り一巡か [株式]


9日の株式市場は反落。日経平均株価は249円安の27999円で大引け。
プライム市場の出来高は11.2億株、売買代金は2.8兆円。

昨晩のNYダウは29ドル高、NASDAQ指数は13ポイント安。


決算が前年比減益となった東京エレクアが4100円安と急落。ソフトバンクG
は3兆円の赤字を出したことを受け400円安。

いずれも225採用で、東エレで144円、ソフトバンクGで84円の計228円分
押し下げた、つまり本日の下落とほぼ同じ。

ただTOPIXも14ポイント安で、値上がり値下がり比も後者が倍近くあることか
ら、実態としても弱い。

SQまで踏ん張るかとも見えたが、同も昨日で目先はピークとなった可能性が
ある。



中国の軍事演習が続く中、米カール国防次官が、今後数週間以内に台湾海峡を
航行する予定と発言。

先に中国が台湾海峡封鎖といった行動をとったことで、これを許容しないとい
う姿勢。何もしなければ、台湾海峡はもう通行できなくなる。



明晩が米消費者物価指数(CPI)発表。事前予想は8.5%。ホワイトハウスの
動きはなく、先月のような上振れはなさそう。

7%台なら別だが、予想前後ではNY市場は一段高と見るより、出尽くしから
下落の展開か。

明日10日の東京市場は夜のCPI発表を前に手控えムードが高まりそう。11日
は祝日、12日はSQ。

お盆休み中で、これから来週は市場参加者が減少する。戻り一巡から下落に
備えたい局面。



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急減速示した景気ウォッチャー調査 [株式]


週明け8日の株式市場は4日続伸。日経平均株価は73円高の28249円で大
引け。プライム市場の出来高は11.2億株、売買代金は2.7兆円。


日経平均は強基調の一方、TOPIXは前場のほとんどの時間がマイナスで、引け
でも8月1日の高値を抜けていない(同日の1960の高値まであと9ポイント)。

日経平均が堅調なのは表面的にはドル円が戻ってきたこと、思惑的には週末の
SQを睨んだつり上げなどがある。

とりあえず前者については、足元の4-6月期決算発表で円安効果が現れている
ことが明らかとなってきた。

これが、7-9月もさらに上積みとなるかはそう簡単ではなさそう。というのも、
本日発表された7月調査分の景気ウォッチャーが急減速を示したため。


現状DIは6月の52.9から43.8と、9.1ポイントも悪化している。とりわけ、
飲食関連が62.0から30.8ポイントと、31.2ポイントマイナスと半減した。

先行DIも47.6が42.6と、前月の▲4.9に続き▲4.8となった。つまり、足元
の7-9月期の決算は4-6月期ほど順調ではないということ。

とすると、現在の戻り局面もここからはそう持続力があるとも思えない。

この景気ウオッチャー調査の急減速はおそらくコロナ感染急拡大と電力逼迫が
要因だろう。後者は改善されたが、前者はまだ高水準。

現在の2類から5類への引き下げを求める声が専門家の間でも多いが、それが
実現するまでマスコミも煽り続けるためせっかくの回復力が鈍る。



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ついて行けないTOPIX、NT倍率は年初来最大 [株式]


4日の株式市場は続伸。日経平均株価は190円高の27932円で大引け。
プライム市場の出来高は12.9億株、売買代金は2.8兆円。

昨晩のNYダウは416ドル高、NASDAQ指数は319ポイント高。


東京市場はリスクオフ緩和とNY市場の急反発で28000円近くまで上昇。ザラ
場高値は28005円まであった。

ただ、日経平均に比べTOPIXの動きが弱く、8月1日の引けベースの高値1960
ポイントまで30ポイントある。これを日経平均に換算すると430円となる。

それだけ日経平均がかさ上げされた格好となっているわけで、ユニクロなどの
値嵩株の影響が大きい。

結果、本日のNT倍率は14.47倍と年初来で最大に拡大した。過去、NT倍率が拡
大続く間は株価は上昇し、縮小に向かうと株価も調整の動きとなることが多い。


先週7月4週の投資主体別動向を見ると、外人は現物で前週の1900億円の買い越
しから▲3000億円と売り越しとなった。

先物は7月3週の6900億円の買い越しから、先週は1500億円の買い越しと減少。
総計で先週の外人は売り越し。抜け始めた可能性もある。


米市場はNASDAQ指数が6月高値をいち早く抜けていたが、昨晩、SP500があと
21ポイントまで迫ってきた。NYダウはあと436ドル。

目先はこの節目を抜けるかがポイント。NYがここまで戻れば日経平均も28300
円の節目辺りとなる。崩れそうで崩れないもどかしい相場。



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ペロシ訪台も中国軍手出しできず [株式]


3日の株式市場は反発。日経平均株価は147円高の27741円で大引け。
プライム市場の出来高は11.7億株、売買代金は2.9兆円。

昨晩のNYダウは402ドル安、NASDAQ指数は20ポイント安。ドル円は
132~133円台。


昨晩、ペロシ下院議長が台湾訪問。マレーシアからインドネシア上空、フィ
リピンを経由し、台湾の東側へ抜けるという中国軍が手出しできないルート。

この間、中国サイドは何もしなかったわけではなく、サイバー攻撃や、台湾
海峡の封鎖、福建省では街中に警告サイレン、海岸からはミサイル発射。

だが、軍用機には台湾に迫るわけでもなく、撃墜の動きどころではなかった。
総じて、中国の動きは大山鳴動してネズミ一匹という印象。


ペロシの訪台は秋の中間選挙を睨んだ動きや、東アジアの軍事緊張狙いなど
の思惑が指摘されるが、本人は齢82。マダラボケのバイデンより3歳年上。

予定通り、ペロシ議長は本日蔡総統と会談。そこで以下のようなコメント。

「私の訪台は米が台湾を見捨てない事を明確に示すものだ。米国と台湾との
団結はこれまで以上に重要。台湾と世界の民主主義を守る決意は揺るがない」

米国のNO.3が台湾のトップに対して、台湾サイドに立つことに言及したと
いう訳。


こうしたペロシの発言に米国防総省は、「米国は台湾の独立を支持しない」
と発表。ペロシ個人が独走しているだけ、と中国へのメッセージといえる。

とすると、中国が台湾侵攻しても米軍は手を出さないということになる。と
考えるのは早計で、手を出させて反撃する展開を考えている可能性もある。

ペロシ訪台を止められなかった中国は、明日4日から7日まで台湾を囲む6か
所で軍事演習を計画。それ以上はペロシが日本を離れた後か。

中国国内では習近平の対応にかなり不満が出ている様子。撃墜を期待してい
た連中が相当いたもよう。


東京市場は昨日ペロシ訪台にリスクオフが緩み反発となった。だが、TOPIX
は一時マイナスとなるなど力強さはない。

NY市場は、最近の楽観論を打ち消すようなFRB関係者の発言で急ブレーキ。
インフレピークアウトから利下げの見通しはまだ早すぎるということ。



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ペロシ下院議長の訪台強行ならリスクオフ警戒 [株式]


8月最初の取引で週明け1日の株式市場は反発。日経平均株価は191円高
の27993円で大引け。

プライム市場の出来高は12.2億株、売買代金は3.1兆円。


恒例の月初のファンドの買いなどもあり出来高がやや膨らんだ。高値引けなが
らわずかに28000円に届かず。

今回の戻りで終値ベースの高値を少し更新。騰落レシオは132ポイントと高原
状態が続いている。


結局、昨日指摘したソフトバンクGは200円以上安い場面もあったが101円安
で大引け。思ったほど売られなかった印象。

このところNASDAQ市場が戻っていることもあるのだろう。ただ、本日か
なりの株が上昇している中での下落は、見ている人は見ているということ。



さて、ペロシ下院議長の動き。ホノルルからアジアに向かったまではいいが、
姿が確認されていない。シンガポールへ搭乗機が着陸したというが定かでない。

仮にそうなら、今日明日がシンガポールとマレーシアだろう。そして、注目の
訪台には見送りの観測も出ていたが、台湾で明晩訪台との報道が流れている。

その際、以前ギングリッチ議長の訪台より短い3時間内とするとの見方もあっ
たが、一泊するという。


あくまで現時点の動きで実際はどうなるかわからない。というのも、明日の
訪台報道で中国が騒ぎ立てているためだ。

いつものことだが、これもどういう行動を起こすかは定かでない。だが、何も
しないでは済まないだろう。リスクオフに要警戒。

東京市場は本日もほとんどこの動きを無視しているが、いざ緊張が高まってか
らでは遅い。訪台を強行するか変更となるか、引き続き気にしておきたい。



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