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彷徨う日柄 [株式]


東京株式市場は大幅安となっている。昨日の急上昇のうち返し。昨日、来種
でイレギュラーな動きは来週いっぱい続くとしておいた通り。

ドル円が155円台に入った。ネットでは160円の声が多く聞かれ介入も効果
ないとの見方がどうかしている。だがそれは甘い気がする。

ストップロスを巻き込んだら値幅が出て、その後は戻りを抑えられる。ドル
は水準よりタイミングの問題で、あとは神田財務官がGOを出すかだけ。


困るのは一時的にしろ円高が急速に進行すると株式市場が下落反応すること。
せっかく戻り歩調となっても、元の木阿弥となりかねない。

これまでのように実需の外人投資家の買いが入ればいいが、そうでないと
先物を使った投機筋の独壇場となる。

その為にも米長期金利が落ち着く必要がある。その点、現在4.6%で推移し
おりまだ低下基調へ転換していない。


この米金利の上昇が止まらないうちは株式市場は脆弱なまま。米雇用統計は
掛け持ちパートの数が含まれておりこれが急激に低下するとも思えない。

消費者物価指数は、米在住者からは物価上昇は続いているとの声も上ってお
り、ここからの一段の低下はどうか。

これらの5月発表前では、明晩のPCEデフレーターとミシガン消費者信頼感
指数。前者の市場予想は2.6%、後者は77.9ポイント。



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買戻し主導で一気に38000円台回復 [株式]


24日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は907円高の38460円で
引け。プライム市場の出来高は17.4億株、売買代金は4.5兆円。

昨晩のNYダウは263ドル高、NASDAQ指数は245ポイント高。


NY株高を映し東京市場は300円以上高く寄付いた。それでも500~600
円高がせいぜいと思いきや、よもやの900円高。

昨年以前とは値幅の出方が違ってきているとは指摘しておいた通りだが、それ
でも900円高はない。先週末の1000円安は明確な中東懸念材料があった。


もう少し足場を固めてから38000円台回復と見ていたが、それを前倒しす
る動き。イレギュラーな動きは来週いっぱいが対象期間。

これで先週末の37068円が当面の底となったことは間違いないだろう。と
いって、このまま40800円の高値を更新してくると見るのははやい。


チャートは日経平均よりTOPIXのほうが良型。日経平均はバブル期高値を更新
したがTOPIXはまだなため、ここからはTOPIXが牽引しておかしくない。

信用買いが大量にぶら下がっている半導体。AI株は戻り売りが控えている。
日銀会合、決算発表、介入が目先の焦点。

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円買い介入さらに近づく!? [株式]


23日の株式市場は続伸。日経平均株価は113円高の37552円で大引
け。プライム市場の出来高は14.3億株、売買代金は3.7兆円。

昨晩のNYダウは253ドル高、NASDAQ指数は169ポイント高。

NY市場が切り返しNVIDIAも反発。さらに、SOX指数も上昇に転じたこと
で東京市場も続伸となった。


ただ、この日の足型は高寄りしてダレテ引けたため陰線ととなり、続伸と
いっても強い動きではない。出来高15億株割れからもうかがえる。

これは午前中の鈴木財務相の国会でのコメントが遠因としてありそうだ。
「G7で為替を含む過去のコミットメントを再確認した」
「行き過ぎた動きには適切な対応を取っていく」
「環境が整ったと捉えられても良い」

といったもので、特に最後はこれまでン発言をさらに踏み込んだ。すでに
介入の準備が整ったとまで言っている。


後はタイミングということだが、可能性としては日銀会合の結果が発表さ
れる週末26日かもしれない。

植田総裁が今後の利上げに前向きなスタンスを示すことに合わせて介入を
実施すれば効果的。次元に植田総裁とは擦り合わせている可能性がある。

もう一つは来週のGW。ここで一気に150円割れまで持っていく算段か
もしれない。GWはいつもより市場参加者が少ないためより効果的となる。


いずれにせよ、介入が実施されて円高となれば株安に反応するだけに、
ここから戻りを買っていくにもリスクがある。

個別株を見ると東京エレクは50円高ながら、アドバンテスト24円安、
ディスコ1220円安など半導体株は総じて軟調。

また、昨日指摘したトヨタ、日立といった主力株も安い。大きく崩れた
後だけにポジション調整に追われていそうだ。日銀会合と決算発表待ち。



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今晩のNYの半導体・AI株の動きに注目 [株式]


週明け22日の株式市場は反発。日経平均株価は370円高の37438円
で大引け。プライム市場の出来高は17億株、売買代金は4.3兆円。

昨日指摘しておいた半導体株の下落が日経平均の足を引っ張り、一時マイナ
スとなる場面もあった。

TOPIXは36ポイント高で半導体株の下落がなければ500円以上は反発し
ていた。


気になる動きとしてトヨタや日産、日立、三菱電機、川重など主力大型株も
下落していたこと。これなどは実需の売りが続いていることを伺わせる。

NY市場の下落による外人投資家のリバランスの可能性もある。引き続き目先
は半導体株の動きに注目。これが下げ止まらないと反発の勢いも出ない。

その意味でも今晩のNY市場でNVIDIA他、円週末急落組が反転するか確認し
たい。


東京市場は日経平均に影響大きい東京エレクが気になるが、本日窓を埋め切
れなかった。あと2000円強あり、この分だけで200円分の寄与度。

日経平均の足型は陰の陽孕みとなり目先底打ちを示唆。それでも特段の買い
材料が出ないと通常は2~3日でいったん戻りを押さえられる。

そこから目先二番底を試すケースが定石。本日の取引高は大したことなく、
まだ疑心暗鬼ということと敗戦処理作業に追われているのだろう。



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TSMCは市場予想を上回る決算 [株式]


18日の株式市場は反発。日経平均株価は117円高の38079円で大引け。
プライム市場の出来高は15.2億株、売買代金は4兆円。

昨晩のNYダウは45ドル高、NASDAQ指数は181ポイント安。

昨晩はNYダウは小幅高だったもののNASDAQ指数とSP500は安く、実態とし
ては下落。SOX指数=半導体株指数も3%を越える下落となっている。

これを受けて東京市場も200円以上安く寄り付き、一時は300円を上回る下
げとなった。


引き続きイスラエルの動きが見えないが、政権内部で意見が対立していること
が伝わっている。

といって、内部情報があるわけではなく正式に動きが出るまではどう転ぶか
は見守るしかない。

ただし、反撃が小規模で限定的の場合、一時的に下落しても長続きしない可能
性も頭に入れておきたい。


昨日は14時に発表されたASMLの決算で引けにかけて急落となったが、本日は
台湾のTSMCが14時30分に決算を発表し、市場予想を上回る結果。

これを受けて東京市場は好感したが大引けまで続かなかった。センチメントが
悪く戻り売りに押された。

それでも昨日指摘の通り本日37800円台のポイントを取ってきたことで、戻り
やすくなった。38000円台半ばまでは戻っておかしくない。



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不安定な相場は月内継続 [株式]


17日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は509円安の37961円で大引
け。プライム市場の出来高は17.7億株、売買代金は4.5兆円。

昨晩のNYダウは63ドル高、NASDAQ指数は19ポイント安。


NY市場は大きく下落したわけではないが、東京市場は500円大幅続落。こ
3日間で1500円以上の下げとなった。

14時に報道されたAMSLの1-3月期決算が予想に届かなかったことを契機に
り込まれたが、どうもこれは口実に過ぎない印象。

それ以前から相場はふらついており、そこを投機筋に狙われたもので材料は何
でもよかった。


本日はTOPIXの動きも悪く全般に売られている。つまり、外人の換金売りが出
ているものと思われる。

イスラエルの反撃と、ドル売り介入がなされる前に38000円割れでは先が思い
やられる。

前者は政権内でも意見が分かれているようだが、アラブ諸国に日時場所を連絡
しているとの情報もある。

後者は昨晩一時ドルが急落する場面があり、その際ナイトの日経先物も急落。
つまり、いざ介入となると株安は覚悟しておく必要がある。


実際のところは、どの程度反応するかは不明。途中から反応しなくなる可能
性もある。

株価は37800円台にチャートポイントがある。これは先物の引けの価格帯で
いったんリバンドしておかしくない。ただ、月内は不安定な足場が続く。



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イスラエル反撃態度を市場は懸念 [株式]


16日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は761円安の38471円で
大引け。プライム市場の出来高は19.7億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは248ドル安、NASDAQ指数は290ポイント安。

イスラエルが反撃の態度を変得ていないことが明らかとなったことで、戻っ
ていたNY市場が急落。そして、東京市場も大幅続落となった。


イスラエルが米国の反撃抑止要請を聞き入れない可能性があること、その際
のイランは10倍返しの反撃を公言していることは昨日紹介の通り。

今、イスラエルにボールがあるが、まだイランへの反撃は実行されていない。
実施するとしたら今日明日ではないかと見られている。

そうなった場合、マーケットはさらに波乱となり、イスラエル自身とユダヤ
人に対する嫌悪感が強くなるだろう。



本日はドル円が154円台に入り155円手前まで円安が進んできた。152
円突破したら155円は以前指摘しておいた通りでこれ自体は違和感ない。

こうなるとあとは日銀介入ということになるが、引き続き鈴木財務相が口先介
入を繰り返している。

また、昨夕に神田財務官が「各国中央銀行と連絡取っている」旨の発言をして
いる。これはレベル5の最上位の表現で、この先は介入となる。

いよいよカウントダウンに入ったと意識しておこう。ただイラン・イスラエル
の問題が一段落しなううちに実施するかという点は気になる。



東京市場は2日で1000円安となったが本日のプライム市場のPERは16.53
倍とまだ割安というわけではない。

また、これだけ下落してもNYダウとのスプレッドは日経平均がまだ500ポイン
ト以上上回った状態で、騰落レシオも111と大して低下していない。

株価は本日の下落で、3月12日安値38271円の手前まで来たことになる。この
前後への調整は想定の通り。



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ボールはイスラエルサイドに移行 [株式]


週明け15日の株式市場は反落。日経平均株価は290円安の39232円
で大引け。プライム市場の出来高は16億株、売買代金は3.9兆円。

東京市場は39056円で寄り付いたものの、しばらくして39000円を割込み
38820円まで売られた。そこから徐々に切り返し39232円の高値引け。

昨日指摘の通り、イランが報復攻撃終了としたことと、米国がイスラエルの
報復に反対との態度を示したことで一段安の展開はなかった。


では、なぜ先週末時点まで戻りきれなかったかというと、イスラエルが報復
の態度を見せているため。

イスラエル軍報道官は今回のイランの攻撃を受けて、攻撃および防御行動の
計画が承認されたと述べ、イラン攻撃の準備を進めているとした。

これに対し、イランの国家安全保障最高評議会は、ネタニヤフ首相が反撃決
定した場合、イスラエルに対する攻撃の規模を10倍に拡大することを承認。


つまり、イスラエルの動き次第でどうにでも転びそう。現在のイスラエルの
キチガイ政権は米国の要請を必ずしも聞き入れるとは限らない。

これはガザ侵攻の動きからも明らかだ。現在、ボールはイスラエルにあり、
しばらくは彼らの出方待ち。

よって、昨日記した通り、マーケットはしばらく引き気味目線で臨むしか
ない。



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TOPIXはプラス引けは実需の参戦?! [株式]


11日の株式市場は続落。日経平均株価は139円安の39442円で大引け。
プライム市場の出来高は16億株、売買代金は4.1兆円。

昨晩のNYダウは422ドル安、NASDAQ指数は136ポイント安。

昨晩発表された米消費者物価指数は総合が市場予想の3.4%に対して3.5%、
コアが3.7%に対して3.8%といずれも0.1%強く出た。


市場予想を上回ったことで上振れと言われるがそういうには振れ幅が小さす
ぎる。だが、市場は利下げ時期が遠ざかったとの思惑から金利高、株安。

そして、ドル円は152円の節目を突き抜け153円台に入ってきた。神田財務
官は盛んに口先介入しているが無視されている。

米長期金利は4.5%を越えて年初来の金利水準を更新した。


東京市場はNY株安を受けて大幅安の39090円で始まった後、ほどなく切り
し引け目でじりじり戻る動き。

ザラ場中の戻りを見て、明日のSQを睨んで買い方が防戦買いかとも思われた
が、それだけではなさそう。

というのも、TOPIXが日経平均より強く本日は4ポイント高で引けたため。
単にSQ値の高値決着狙いなら日経平均がTOPIXより弱いことはない。


つまり、実需の買いが入っている。買いの主体は外人買いに加え、年金も
買っている可能性もある。円安で国内資産の評価が低下したためだ。

明日のSQ算出後に一段高となれば来週につながるが、失速すれば調整。
米国ではイランの動きが近いとの報道があり、今週末にも動きがありそう。



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出来高は1月30日以来の15億株割れ [株式]


10日の株式市場は反落。日経平均株価は191円安の39581円で大引け。
プライム市場の出来高は14.6億株、売買代金は3.8兆円。

昨晩のNYダウは9ドル安、NASDAQ指数は52ポイント高。


東京市場は昨日の勢いが続かなかった。売買代金は昨日に続き4兆円割れ。
出来高は15億株割れ。これは1月30日以来で当時の株価は36100円台。

それだけ市場エネルギーが落ちてきているということ。今晩の米焼死者物価指
数の発表を控えているということもあるが、それは表層的なものだろう。

根底には日本の景気に対する疑心暗鬼ではないか。8日に発表された景気ウオ
ッチャー指数の現状は50を割り込んできている(49.8)。


外為市場ではドル円が152円直前で何とか踏みとどまっている。連日、鈴木財
務相は口先介入を繰り返しているが、反転させるまではいかない。

と言って動きがないうちに介入もしづらいのだろう。が、ドル円が動き出すの
も時間の問題だろう。


日米株式市場は今晩の米消費者物価指数が注目されている。よほど上振れしな
い限りNY市場は一度戻っておかしくない。

東京市場は明後日SQで明日は最後のせめぎ合いの日。ここからさらに踏み上
げを狙って4万円越えなるか。3月SQは39863円でこれを上回るかも見もの。

さらにSQ値に影響を与えるユニクロの決算が明後引け後に発表予定。



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大幅高もSQ思惑売買が中心 [株式]


9日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は426円高の39773円で大引
け。プライム市場の出来高は15.5億株、売買代金は3.9兆円。

昨晩のNYダウは11ドル安、NASDAQ指数は5ポイント高。

NY市場は引けにかけて値を消してしまったが、東京市場はしっかりで始まり
引けまで強基調が続いた。SQを睨み売り方と買い方がぶつかっている。

大幅高といっても買い戻しが中心で取引高は減少。高値を追って買おうとい
う雰囲気にはない。



イラン報復の行方に関しては、昨日、イスラエルがガザから一部引き上げる旨
の報道で中止との見方も出ていた。

が、イスラエル政府は南部のラファへの進行を明言するなどガザ侵攻に変化な
い姿勢を示した。狂信右派グループがネタニヤフに釘を刺している。


本日ラマダン明けとなるだけに、いつイランのアクションが起きておかしくな
い。ただ、マーケットの反応はなかなか読めない。

いったんは売りこまれても、戦火が拡大しないと見ると反転する可能性もある。
この数日で報復が市場に刷り込まれていることも先週末とは違っている。

どちらにせよ、しばらくは調整~往来の時間と見ておいたほうがよさそうだ。



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ドル円が152円に急接近 [株式]


週明け8日の株式市場は反発。日経平均株価は354円高の39347円で
大引け。プライム市場の出来高は15.6億株、売買代金は4兆円。

先週末のNYダウが反発したことと、休日の間にイランの報復攻撃がなかった
こともあり、反発の動きとなった。

だたし、取引高を見てわかる通り少なめで買戻しが中心。一時600円以上
高い局面もあったが、長く続かずに押し戻され上髭を引いた日足となった。


イランの動きについてはいろいろネットで情報が飛び交っているが、どれも
推測の感があり判断できない。

結局、実際のアクションを見てから判断するしかない。時間外取引ではWTI
原油先物が大きく下落したことも株高の支援となった。

本日ザラ場で39600円台まで戻った際には、先週末の下落分を埋めてく
るかとも思われたが、結局は続かなかった。

中東の不透明感が払しょくされていないこともあるが、それより今週末のSQ
を4万円台に乗せたくない連中が押さえ込んだ形。


ドル円が米長期金利の強基調で151円80銭台まで上昇。一度、152円を
付けると一気にドル高が進行するだろう。

何もしなければ155円が視野に入る。それだけに、どの段階で介入に踏み
切るかが注目。ギリギリで介入するか、一度走らせた後で介入するか。

その意味でも10日の米消費者物価指数は注目。市場予想は総合で3.3%(前
月3.2%)、コアが3.7%(前月3.8%)で、ここ低下しづらくなってきた。

10日は日米首脳会談があり共同声明にも注目。同会談で岸田首相が巨額資金
拠出を約束させられるとの噂が専ら。でないと国賓待遇にしないと。



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日米首脳会談声明を先取りの動き?! [株式]


4日の株式市場は反発。日経平均株価は321円高の39773円で大引け。
プライム市場の売買高概算は19.8億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは43ドル安、NASDAQ指数は37ポイント高。


この日の株式市場は急反発し一時800円近く上昇する場面もあった。著名
個人投資家が大量の売りポジションを買い戻したとの観測も出ていた。

NY市場がまちまちな中東京市場の上昇は期替りに絡む機関投資家の売りが峠
を越えたためだろう。

とにかく値幅が出るのが今回の相場の特徴で、しかも特段の材料がない中で
500円以上の上昇・下落となるため始末に悪い。


明晩は米雇用統計の発表で市場予想は20万人増。結果次第で大きく動く。強目
の数字となると米長期金利上昇・NY株下落となる。

足元で米長期金利が強基調だけに要警戒だ。景気後退観測も多いが、この雇用
統計にはパートタイムも含まれ、強い数字が出がちとなっている点に注意。


そして、来週10日は消費者物価指数の発表と日米首脳会談。後者は半導体・
AI絡みの日米協調が盛り込まれると報道されている。

これは同業界の株価の盛り返しが期待される。それを先取りしてか、日経半導
体株指数30社の中で目立つものが増えている。


6526ソシオネクストがストップ高し年初来高値更新。同社は今月から日経平
均に採用されている。

同様に今月から採用された6146ディスコも好調で先月29日に付けた最高値
まであとひと息に迫っている。

また、半導体関連の中核である8035東京エレクはザラ場比で先月22日につけ
た最高値を更新してきた。3436SUMCOは22年以来の高値を更新。

まだ半導体関連物色は終了というには早すぎる。日経平均の影響が大きいだけ
に引き続き注目していきたい。



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荒れる4月相場は始まったばかり [株式]


3日の株式市場は反落。日経平均株価は387円安の39451円で大引け。
プライム市場の出来高は17.9億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは396ドル安、NASDAQ指数は156ポイント安。


NYダウは一時500ドル以上下落するなど大荒れ。折からの金利上昇下で、
イスラエルのイラン施設の空爆に対し、イラン政府が報復を宣言。

これで強基調にあった原油価格が85ドル台へ上昇、米10年債利回りも
4.4%台となりNY式は一斉に売られた。

下落が和らいだのは10年債利回りがやや低下したため。


この展開は昨日配信した際に懸念していた流れだ。4月相場は3月とは頭
を切り替える必要がある。

まだ4月相場は始まったばかりだが、いろいろ月末まで市場が大きく揺さ
ぶられることが予想される。

ただ、下落一辺倒というわけではなく当然戻り局面もある。しかも、一日
の値幅が大きい。


それだけに調整完了と勘違いすると梯子外しにあいかねない。足場が固ま
るまでは時間を要する。

東京市場は高値からザラ場比で1800円の下落。先の下落時が2000
円を越えていたため、まだこれでは油断できない。

目安としては39000円前後~先の安値38200円台が欲しいところ。



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気になる中東と原油価格 [株式]


昨晩のNY市場は3ケタの下落となったが、東京市場は昨日大幅安となっていた
ことでこの影響は受けていない。

寄付き後に強い動きを見せる局面もあったが、戻り売りに押されて前引けは
40000円を割り込んだ。

昨晩のNY市場が崩れたのはISM製造業指数の上振れ。市場予想の48.3が結果
は50.3と昨年9月以来の50越え。


これで米長期債は4.3%台へ上昇、6月利下げの可能性も一時50%割れ。今週
は5日に米雇用統計の発表。

市場予想は20.1万人。上振れするとさらに金利上昇、NY株下落を招く。気に
なるのは、米経済が堅調なためか原油価格がしっかりしていること。

足元でWTI原油価格は83ドル台まで上昇してきた。そうした中、気になるニュ
ースが飛び込んできた。


イスラエルがシリアにあるイラン大使館を空爆し革命防衛隊の司令官が死亡し
たとのこと。

当然これに排卵が黙っているとは思えず、遠からず報復の動きが考えられる。
とすると、原油価格は中東混乱思惑で当面強基調が想定される。

これは日本にとっては歓迎すべきことではない。円安と合せてダブルパンチ。
コストアップ型の物価上昇が継続し、せっかくの賃上げも効果がなくなる。


株式市場にとっても逆風の材料。昨日話題となった期初の機関投資家の売り
は明日で峠を越えるといわれるが、先月までとは様相が変わってきた。

今月は中旬以降は要注意としておいたが、それ以前に種々動きが出てきても
おかしくない。慎重目線が吉。



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機関投資家の売りで大幅安に違和感 [株式]


新年度入り初日の4月1日の株式市場は大幅下落。日経平均株価は566円
安の39803円で大引け。

プライム市場の出来高は18.9億株、売買代金は4.6兆円。


本日から24年度相場入りとなったが株式市場は大きく崩れた。期変わりの
機関投資家の売りとのことだが、先週末にこれに言及した人はいない。

一方では買い方も存在しており、大幅下落を見て機関投資家の売りといって
いるに過ぎない。

おそらく、彼らの売りだけではこれだけ下落しない。投機筋というか外資が
売り乗せてきたためだ。何が何でも4万円以下まで下げさせる動き。


機関投資家が期初に売る場合は通常1週間くらい継続売りが出るという。だと
すると、明日も売りが出るが本日のように大幅下落するとは限らない。

4万円以下まで持っていきたいインセンティブが働かないため。これまで機関
の売りは前場に入りしっかりで始まってもすぐに崩れることが多い。

本日は大引け近くまで軟調だった。だが、投機筋は後場に買い戻してくること
もあり、機関投資家の売りだけでは続落を決め打ちできない。


どちらに転ぶかはその時次第。これで高値更新は遠ざかったように見えるが、
意味なく大きく切り返すことがあるのがこれまでと違い断定できない。

とにかく値幅が大きく、以前の感覚でいると見誤る。今の値幅を半掛けが以前
の感覚といったところ。



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