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東京市場の基調の強さ確認 [株式]


31日の株式市場は続伸。日経平均株価は220円高の36286円で大引け。
プライム市場の出来高は17.1億株、売買代金は4.5兆円。

昨晩のNYダウは133ドル高、NASDAQ指数は118ポイント安。

NY市場が引けてからグーグルの決算の広告部門の伸びが予想以下だったこと
で急落。またマイクロソフトは予想以上だったが出尽くしから大幅下落。

それを受けて東京市場も安く始まった。ザラ場安値は300円以上安い35704円。
だがそこから徐々に切り返し、後場に入ると引けまで一本調子の上げ。


この後場の動きは予想外。昨日の前倒しの売りの買い戻しや、NISA資金の流
入などが言われていた。

今晩の米FOMCは現状維持で政策変更はないというのがコンセンサスで、終了後
のパウエル議長のコメントが焦点。

ここでタカ派となるかハト派発言となるか。前者は利下げを前倒しで織り込んで
きただけに下落要因。後者はプラス要因だが織り込み済みで利食い先行もある。


本日、「中国の2100の地方銀行を地域の一大金融機関に統合することで、銀行業
界最大の再編に乗り出す。政策担当者は6兆7000億ドル(約990兆円)規模の地
方銀行セクターのリスクに取り組むことを今年の最優先課題の一つに挙げた」

ーとブルームバーグが報じた。個々に対応していたのではきりがないため統合し
て対応しようというもの。これから不良債権処理へと進むが簡単にはいかない。

こうした報道があれば中国株は上昇してしかるべきだが、上海総合は41ポイン
ト安、香港ハンセン指数も218ポイントと反応せず。



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FOMCと月末リバランスを前に手控え感 [株式]


30日の株式市場は小幅続伸。日経平均株価は38円高の36065円で大引
け。プライム市場の出来高は14.1億株、売買代金は3.7兆円。

昨晩のNYダウは224ドル高、NASDAQ指数は172ポイント高。


NY市場の上昇の割に東京市場の動きが悪い。日経平均はプラスだがTOPIXは
マイナスで、値上がり値下がり数は563:1047と値下がり数のほうが倍近い。

やや円高に振れたことが嫌気されたといわれるが、先物でアルゴが買いあが
ってこないのが大きい。

明晩のFOMC終了後のパウエル議長のコメントを確認したいということや、
明日の月末リバランス売りを警戒したとの側面もある。


また、本日もプライム市場のPERは16倍を越えており、この水準では投機
筋も動きが鈍くなるようだ。

彼らは国内勢が売り姿勢なため、アルゴ同士のババ抜きとなることをよく
知っている。

とすると、一段高には足元の決算発表でEPSの上積みが必要ということに
なる。それが確認できれば投機筋も動きやすくなる。


先物の動きが鈍いことで裁定解消が進んできている。19日段階で1兆3000
億円台だったのが先週末は1兆円強まで減少。

それだけベーシスが潰れているということだが、好意的に見ると将来の裁
定買いの余裕枠が温存されているともいえる。



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恒大集団の法的整理命令も影響なし [株式]


週明け29日の株式市場は反発。日経平均株価は275円高の36026円で
大引け。プライム市場の出来高は13.7億株、売買代金は3.9兆円。

先週末の欧米主導の上昇も有り東京市場も戻り優先の動きとなった。ザラ場高
値派435円高まであり、引け値は36000円台を回復した。


前場段階で中国の恒大集団に関し、香港高裁が法的整理の命令判決を下したと
の報道があったが特に影響はなし。

これまで再三言われてきたことでもあり、西側の損失処理はほぼ終えている。
また、法的処理というが資産のほとんどは中国国内にある。

よって、対外的な影響は直接はない。中国国内の不動産資産も利害関係が入り
組み、銀行や理財商品などの損失に直結し社会不安の元になる要因。



今年からNISAの枠拡大される。積立型は年間120万円となるため単純計算で
月10万円。これを100万人が利用した場合は1000億円、年間では1兆円超。

現在のところ投資対象として、世界株式へ投資する通称オルカンが一番人気。
世界株式といっても米国株が60%を占め日本株は5%程度。

NY市場の好調さが伝えられているため個人投資家の目は日本株より米国に向
いているという訳。

すでに1000億円規模のオルカン投資が認められ、これがドル円相場に影響を
与えているとも。つまり、日本の新型NISAがドル高円安の一要因と。

この新型NISAはテレビなどでも取り上げられているが、まだまだ助走段階。
東京市場の底堅さが確認されるにつれ、いずれ日本株に向かい始めよう。


今後もテレビを使って日本株はまだ割安などと誘導するだろう。もちろん仕掛
け人は財務省で、日銀ETFの出口を意識したものでもある。

だが、個人投資家が買い越し基調となってきたら注意したほうがいい。すぐに
最終的にはバブル時と同じく個人がババを掴む可能性があるため。

バブル期の財テクは今日の自分年金=新型NISAというわけだ。



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外人買いに売りをぶつける年金マネー [株式]


25日の株式市場は小反発。日経平均株価は9円高の36236円で大引け。
プライム市場の出来高は14.2億株、売買代金は4.2兆円。

昨晩のNYダウは99ドル安、NASDAQ指数は55ポイント高。

東京市場は足踏み調整となっている。RSIなどテクニカル面はまだ割高状態。
25日騰落レシオも130ポイントに乗せてきた。

これらがもう少し冷めないと上を目指せないということだろう。それでもザ
ラ場で36000円を割り込んだがすぐに反発したことは地相場の強さ感じる。


本日発表された先週の投資主体別動向は外人の現物が△3800億円、先物
が△110億円といずれも買い越し。

個人投資家は現物が▲1800億円、先物が△890億円、信託は現物が
▲1900億円、先物が▲1040億円といずれも売り越し。

つまり、外人は引き続き買い越す一方で、国内勢が売り越していることがわ
かる。

個人の大規模売りは弱まった一方、年金マネーが25%以内に収めるように
3000億規模を売ってきたことがわかる。


本日のプライム市場のPERは16.09倍。16倍以上となったのはこれで
4日連続。おおまかに36000円台に入れば16倍台というのが目安。

そして、EPSは2250円強で推移。これが来週から10-12月決算発表
でどうなるか。おそらく急変動はなく現水準から上下100円以内だろう。

この100円幅を日経平均換算でPERが16倍として1600円。そのまま
現在に加えると37800円。逆の場合は34600円。

ただし、これはPER16倍を基準としており15倍台では下にスライドする
点に留意。



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今回も辰巳天井が示現する流れ [株式]


24日の株式市場は続落。日経平均株価は291円安の36226円で大引け。
プライム市場の出来高は15.6億株、売買代金は4.3兆円。

昨晩のNYダウは96ドル安、NASDAQ指数は65ポイント高。


日経平均は一時413円安と大きく下げた印象だったが、TOPIXはザラ場安
値は21ポイント安、終値も12ポイント安と大したことない。

ユニクロの下落の影響があるが、このところの上昇でNT倍率が拡大していた
ことで日経平均の下落が大きくなった形。



古くから商売の世界に「乾」の借金、「巽」で返せとの言葉がある。乾とは
戌亥年のことで、これらで作った借金は巽=辰巳年に返済せよという意味。

戌亥年は景気が悪いことが多く、辰巳年は景気がいいことが多いことで生ま
れた。円盤を見ると両年は対極に位置する。

相場の世界にもこれと似たような言葉がある。辰巳天井だ。株価と景気はシ
ンクロしているため、上記の辰巳年の好景気を裏付けるような言葉。


では投資家ならだれもが知っている「辰巳天井」は本当なのか。1949年
に東証が再開されて以降の辰巳年は下の通り6回ある。

この中で、辰巳を挟む前後6年の間で高値を付けたケースは①④⑤の3回。
③は長期上昇トレンド中で、⑥の巳年はアベノミクスで株価が急騰した中。

②だけは証券バブル崩壊で下値模索にあった。つまり、常に辰巳天井となら
ないまでも、いい線いっている。

今回は戦後7回目だが、どうもこの辰巳天井のパターンとなりそうである。



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日銀会合の現状維持で出尽くし売り [株式]


23日の株式市場は反落。日経平均株価は29円安の36517円で大引け。
プライム市場の出来高は16.4億株、売買代金は4.9兆円。

昨晩のNYダウは138ドル高、NASDAQ指数は49ポイント高。

NY市場が強い。NYダウの終値は38001ドルと大台に乗せてきた。これを
受けて東京市場も高く始まり、一時36984円まで上昇。

これには、中国政府が株式市場を下支えするために2780億ドル規模を検討
との報道が伝わったことも大きかった。


その後、お昼休み中に日銀会合の結果が現状維持と報じられた。マイナス金利
も維持。今回は能登地震もあり政策変更はないとの市場予想通りだった。

だが、株式市場は後場に入って、これが出尽くしとなり値を消し始め400円
以上高かったものが引けはマイナスとなった。

大引け後に行われた植田総裁の記者会見の言動から、順当なら次回3月18・
19日の日銀会合では政策変更してきそうな印象。

会見中にそれを感じ取ってドル円相場は円高で反応した。これから次回会合ま
で徐々に織り込みに行くと思われる。


大枠としては昨日の通りで、日本への集中の流れは当面続く。ただ、株式市場
について言えば、今年夏以降は不確定要素が強く波乱となっておかしくない。

NY市場がそれまで持たないと見ているため。大統領選が近づく8月以降は波乱
含みとなる。

とすると、現在起きている動きが今年最大の見どころとなる。



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「夢」でなくなった日本株の最高値更新 [株式]


先週末、NY市場は大幅高となり主要三指数は昨年来高値を更新。NYダウは昨年
すでに12月に22年1月の最高値を更新していたが、SP500は先週末に最高値更新。

NASDAQ指数は最高値まであと900ポイントあり、すぐに更新という訳にはいか
なそう。

経済指標や利下げ思惑云々あるが、底流にはFRBのステルスPLOがある。当然、
これから本格化してくる米大統領選を見据えたものだろう。

ここで株価下落を防ぎたいとの意思が読み取れる。NYダウは近々38000ドルの
大台に乗せてくるだろう。


とにかく、上目線であることは既報の通りで、準備構成がNY株高により早め
に終了となる可能性がでてきた。

この流れだと節分辺りには37000円台が見えてくる。NYダウ38000ドル台
で日経平均37000円台は違和感はない。


そして、今回の上昇は、最高値の38915円にどこまで迫れるかとは以前も
指摘した通り。

足元のEPSが2250円台までじりじり上昇しており、今月末からの決算発表で
2300円まで伸ばせば上値の目安も37950円まで拡大する。

もし、2350円まで伸びれば38780円となり上場来高値に急接近。NYダウが
38000円台でも腰折れなければ、年度末までに最高値も夢でなくなる。



先週の宮中歌会始、今年のお題は「和」だった。和とは日本の代名詞。その言
葉通り、訪日客が大復活。12月単月ではコロナ前の訪日数を上回っている。

そして、来年のお題が「夢」。前向きな言葉だ。経済や株価にとっては開けて
いる。「和」と「夢」で今年は最高値更新の流れが見える。



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外人売りVS個人買い、年金は先物で先回り売り [株式]


18日の株式市場は続落。日経平均株価は11円安の35466円で大引け。
プライム市場の出来高は14.6億株、売買代金は3.9兆円。

昨晩のNYダウは94ドル安、NASDAQ指数は88ポイント安。

SP500は26ポイント安で、これをNYダウ換算すると約200ドルの下落。だが、
NY市場の下落の割に東京市場は下げなかった印象。


先週の投資主体別動向を見ると、外人投資家が現物9500億円、先物5000億円、
計1兆4500億円のの大量買い越し。

対して、個人が現物1兆700億円、先物1500億円、計1兆2200億円の大量売り
越し。買いも売りもものすごい金額。

年金はどうだったか。現物105億円、先物2270億円、計2380億円の売り越し。
あれだけ上昇しても現物はほとんど売っていなかった。

それは先物で代用したためで、今週以降の年金の売り越し金額に反映されるこ
とになるだろう。つまり、個人に加え、年金の売りが本格化してくる。


買い方の外人は、一度大きく買いだすと1か月程度は買い越すため、目先調整
はあっても基調は直ぐには変わらないだろう。。

よって、準備構成を経てからの再上昇シナリオはこれまで通り。個人の売りも
大して下がらないと見れば売り越し金額は縮小してくると思われる。



15日のよりスイスのダボスで世界経済フォーラムが開かれている。ここで、
「疾病Xへの備え」が議論されている。

いわゆる第二パンデミックに備えようという趣旨で、先の新型コロナの20倍
の致死率を前提としている。

今年議論しているということは、即ち第二パンデミックをやる気満々というこ
と。あとはタイミングだけ。

前回のワクチンは希望者のみだったが次はより強制力を持たせることが予想さ
れる。もちろん、有害なため死んでも接種すべきでない。



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上海の日本株ETF1時間停止措置で急落の訳 [株式]


17日の株式市場は続落。日経平均株価は141円安の35477円で大引け。
プライム市場の出来高は19.6億株、売買代金は5.2兆円。

昨晩のNYダウは231ドル安、NASDAQ指数は28ポイント安。ドル円は
147円台。

NY市場は下落したものの、東京市場は反発して始まり9時台に一時600円以上
高い36239円まであった。そこから700円以上下落するという大荒れの展開。

東京市場以外のNY市場や香港市場、上海市場が下落しており、下落自体は
不自然ではない。ではザラ場の600円高とその後の急落は何だったのか。


引き金となったのは上海で取引されている日本株ETFの取引停止措置。これま
で日本株上昇要因の一つに、中国人の日本株ETFを買いが挙げられていた。

これが過熱しすぎているということで、当局が取引停止を命じたことで頭を
押さえた。

だが、中国の日本株ETF投資が日本市場を揺さぶるだけのパワーがあるとも思
えない。最初は投機筋がネタにしたのではないかと疑問。


その後、これは裁定取引が横行していたのだということに気付いた。つまり、
上海のETFを売って東京やシカゴの先物で買うというポジション。

上海の日本株ETFは10%程度のプレミアムがついていたことで裁定取引に妙味
がある。これが取引停止となったことでこれが急速に巻き戻されたという訳。

取引停止自体は1時間限定だったが、ポジション修復に追われ本日、盛り返す
ことができなかったという。

また、チャ―トの壊れを見た投機筋が、売りアルゴを発動させたことは容易に
想像できる。


ともあれ、これで本日の日足は順下がりの陰線、しかも長い上髭付きという
悪形よくない形となってしまった。

売買代金は5兆円台乗せと大商いであることから、この上髭部分を抜くのは
時間がかかりそう。しばらく準備構成期間。



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プライム市場PERからの上限目安 [株式]


16日の株式市場は反落。日経平均株価は282円安の35619円で大引け。
プライム市場の出来高は15.3億株、売買代金は3.9兆円。

連日、大幅上昇を続けていた東京市場だったがようやく一服となった。今回
の上昇で売り方は総ヤラレとなったが、買い方も乗り切れていないのが現状。


昨日はNYダウとのスプレッドから上がり目を見てみたが、今回はPERを軸に
考えてみる。

昨日のプライム市場のPERは16.05倍と久々の16倍台乗せ。上限の目安を16
倍としてきただけに、PERから見ても本日の下落は自然な動きといえる。

上限の目安といっても、今後も16倍を越えないかというとそれは言えない。
相場には弾みがつきものだからだ。


コロナ禍以降のPERの高値を見ると21年9月の16.56倍(3日平均値を使用)。
この時は菅首相退陣を受けて、河野太郎の思惑から急伸した際に付けたもの。

河野氏が首相となれば改革が期待できるということで外人が先物を買い上げ
た。だが結局、岸田首相となったことでその後急落した。

この時の16.5倍を目安とするなら、足元の相場はどの辺りまで見込めるか。
足元のEPSは概ね2200円台前半で動いている。

よって、EPSを2250円、PERを16.5倍とすると37125円となる。つまり、
37000円台までは特別なことではないということ。


このEPS2250円は今月下旬からの10-12月決算発表で変動することが予想
されるため、これ次第で目安もスライドさせる必要がある。

今回は見通しづらいが、中国経済悪化の影響がある程度織り込まれ、米国
経済の堅調を考えると大きなEPS低下はないのではないか。

もし、調整局面で35000円割れがあっても長続きしないだろう。



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急縮小するダウ:225スプレッド [株式]


週明け15日の株式市場は6日続伸。日経平均株価は324円高の35901
円で大引け。プライム市場の出来高は15.5億株、売買代金は4兆円。

先週の流れを引き継いで上値追いの展開。先週末、NYダウは118ドル安とな
ったが、SP500は3ポイント高、

NASDAQ指数は2ポイント高と実態はしっかりだったこともフォローとなった。


先週の10日配信分で日経平均のPBR1倍未満の株が1倍へ到達すると仮定す
ると36154円に達することを紹介。

これが外人の大量買いの要因とする見方もある。それはともかく、早くもそれ
に急接近してきた。

本日のザラ場高値は36008円と36000円台を付け、35000円台も
素通りしそうな勢い。


また、ドル円相場が円安に反転したことでNYに対する出遅れ修正との私見は何
度か指摘した。

本日、東京引け時点でNYダウと日経平均にスプレッドは約1500ポイントま
で縮小してきた。

ここまで縮小するには140円台後半まで円安が進行してからと見ていたが、
予想以上に早かった。それだけ弾みがついている。


過去5年間でNYダウと日経平均が一番縮小したのが昨年6月で590ポイント
(週末値を比較)。

このまま1000ポイント以内となることもありうる。1:1を目指すなら
37000円台に乗せてくる計算。

保ち合い上放れてからまだ相場が若く、安易なショートは避けたほうが無難。
 

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一気に35000円台乗せではやくも4万円の掛け声 [株式]


11日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は608円高の35049円で
大引け。プライム市場の出来高は18.4億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは170ドル高、NASDAQ指数は111ポイント高。


昨日の流れを引き継いだ形。NY市場が高かったことも後押しとなり、東京
市場は大幅高。しかも取引高が高水準。

これは単に売り方の買い戻しによるものとは思われない。地殻変動のような
ものが起きている印象。ベースはNY市場に対する出遅れ修正。

円高が止まったことで一気にその動きが強まった。東京終了時点でNYダウ
と日経平均のスプレッドは約2600円。まだ縮小の余地はある。


今晩のNY市場が高ければ明日のSQは高値決着となりそう。ただ、今回の
上昇が明日のSQで止まるかといえばそうならい可能性がある。

少し調整した後、また上昇に向けて動き出すのではないか。長期間、抵抗帯
となっていた33000円台後半をぶちぬいたことで、しばらく勢いは続く。

本日のプライム市場のPERは15.79倍と許容範囲の16倍まではもう
少しある。もし、40000円となればPERは18倍を越える。


今晩は米CPIの発表。市場予想は総合で3.2%(前月3.1%)、コア
が3.8%(同4.0%)。

多少上振れしただけではNY市場の大崩れとはならないだろう。明日SQ通
過後にダレルか堅調かに注目。意外と一段高もありうる。



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34000円台乗せで買い戻し強まり大幅高 [株式]


10日の株式市場は大幅高。日経平均株価は678円高の34441円で大引
け。プライム市場の出来高は15.6億株、売買代金は4兆円。

昨晩のNYダウは157ドル安。NASDAQ指数は13ポイント高。


昨日も指摘の通り、SQ前か通過後の違いはあってもいずれ34000円台に
乗せてくると言及しておいた。それが本日一気にとってきた。

そして、いったん34000円台に乗せれば売り方の買い戻しからひと吹きす
ることも指摘。本日はその買い戻す動きが強まり大幅高となった。

昨日と本日で1000円高となったことで強気論者が頭をもたげてきた。売買
代金が連続4兆円台乗せと活況だったこともこれを後押し。

プライム市場のPERは15.56倍とまだ明確に割高というわけではない。また、
EPSは2213円と2200円を回復。


少し前、33000円台後半のゾーンへの戻りを想定する根拠としてNYダウに
対する出遅れ修正を上げた。

両者のスプレッドは一時1000ポイント前後まで縮小したが、12月に手仕舞い
売りと円高で東京市場が抑えられたことで4000円以上まで拡大。

それが、本日東京引け段階で3100ポイントまで縮小。円高が反転し、手仕舞
い売りも過ぎたことでキャッチアップの動きが強まった側面もある。


この点でいうとドル円が140円台後半まで円安となればNYとのスプレッド
は2000ポイントまで縮小しておかしくない。

昨晩のNYダウを基にすると35500円ということになる。必ずそこまで行く
というわけではなくそうなっても不思議ではないというスタンス。


明後日はSQで明日は業者たちの最後のポジション争い。あまり上下動に意
味はない。単に売り方と買い方の戦い。

本日のところは、売り方にとって陣形の立て直しに追われる一方で戦いどこ
ろではなかった。巻き返しなるか。



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日経平均はザラ場、終値とも昨年来高値更新 [株式]


週明け9日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は385円高の33763
で大引け。プライム市場の出来高は16.6億株、売買代金は4.1兆円。

昨晩のNYダウは216ドル高、NASDAQ指数は319ポイント高。

NY市場の上昇を反映し週明けの東京市場は大幅高となった。NY市場の中
も半導体関連株が高かったことが、日経平均の大幅高につながった。


先週段階で、ゾーンに向けて動くとしながらも昨日、33600円~33900円
抵抗ゾーンはSQまで抜けきれないだろうとした。

本日、ザラ場で33990円と34000円の大台まであと一歩と迫り、ゾーンを
一気にブレイクするかと思われたが、引けではゾーンの中まで押し戻された。

やはりこのゾーンはなかなか手ごわい。だが、本日ザラ場・終値とも昨年来
高値を更新したことで34000円台乗せが視野に入ってきた。

あとは一気にとってくるか、SQ通過後に乗せてくるかの違いだけだろう。
一度34000円台に乗せたら、売り方の買い戻しが頻発しひと吹きしそう。


本日は中国大手シャドーバンクの中植集団の破綻の影響はなし。上海総合
数も5ポイント高で引けた。

織り込み済みともいえるが、実体経済への影響は計り知れない。これでシャ
ドーバンクの影響も終わったわけではない。どこも中身はボロボロだ。



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寄り付き直後に急落も予想以上の切り返し [株式]


2024年大発会の株式市場は下落スタートとなった。日経平均株価は175
円安の33288円で大引け。

プライム市場の出来高は16.7億株、売買代金は4.1兆円。昨晩のNY
ダウは284ドル安、NASDAQ指数は173ポイント安。


寄付きから安く始まり、始まったまもなく700円以上安い32693円ま
で売られた。

その後は、じりじりと戻し歩調が引けまで続き200円安以内で収まった。
ザラ場で急落した分、出来高も多めとなった。

また、TOPIXは12ポイント高とこちらは続伸の動き。日経平均と逆の
動きとなったが、騰落数を見ると値上がり数が圧倒的に多い。

値嵩株が売られたことで日経平均を押し下げた形。NT倍率は14倍割れま
で低下。


元旦の能登大地震、2日の羽田空港事故と惨事が続いたことで手控えムード
で始まったのは仕方がない。これにNY市場の下落が追い打ちをかけた。

寄りから積極的に動いたのはヘッジ売りの連中で、これに買い方が様子見だ
ったことで一気に値を消していった。

それでも次第に切り返したのは、それだけの地合いということの裏返しでも
ある。特に、足型が良型と指摘しておいたTOPIXは2桁プラス。


ドル円が143円台へ円安となったことも追い風。年末年初がNY株の高値
対応と指摘してきたが、ほぼそうした動き。

NY市場はしばらく足踏み調整として、東京市場はこれから出遅れ修正の可
能性がある。取りあえずは33000円台後半のゾーンが目標。

明晩は米雇用用統計の発表。市場予想は16.8万人増(非農業部門雇用者数)。
前月の19.9万人よりは少ないが、それでも順調な増加数が予想されている。



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