円買い介入さらに近づく!? [株式]
23日の株式市場は続伸。日経平均株価は113円高の37552円で大引
け。プライム市場の出来高は14.3億株、売買代金は3.7兆円。
昨晩のNYダウは253ドル高、NASDAQ指数は169ポイント高。
NY市場が切り返しNVIDIAも反発。さらに、SOX指数も上昇に転じたこと
で東京市場も続伸となった。
ただ、この日の足型は高寄りしてダレテ引けたため陰線ととなり、続伸と
いっても強い動きではない。出来高15億株割れからもうかがえる。
これは午前中の鈴木財務相の国会でのコメントが遠因としてありそうだ。
「G7で為替を含む過去のコミットメントを再確認した」
「行き過ぎた動きには適切な対応を取っていく」
「環境が整ったと捉えられても良い」
といったもので、特に最後はこれまでン発言をさらに踏み込んだ。すでに
介入の準備が整ったとまで言っている。
後はタイミングということだが、可能性としては日銀会合の結果が発表さ
れる週末26日かもしれない。
植田総裁が今後の利上げに前向きなスタンスを示すことに合わせて介入を
実施すれば効果的。次元に植田総裁とは擦り合わせている可能性がある。
もう一つは来週のGW。ここで一気に150円割れまで持っていく算段か
もしれない。GWはいつもより市場参加者が少ないためより効果的となる。
いずれにせよ、介入が実施されて円高となれば株安に反応するだけに、
ここから戻りを買っていくにもリスクがある。
個別株を見ると東京エレクは50円高ながら、アドバンテスト24円安、
ディスコ1220円安など半導体株は総じて軟調。
また、昨日指摘したトヨタ、日立といった主力株も安い。大きく崩れた
後だけにポジション調整に追われていそうだ。日銀会合と決算発表待ち。
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