ボールはイスラエルサイドに移行 [株式]
週明け15日の株式市場は反落。日経平均株価は290円安の39232円
で大引け。プライム市場の出来高は16億株、売買代金は3.9兆円。
東京市場は39056円で寄り付いたものの、しばらくして39000円を割込み
38820円まで売られた。そこから徐々に切り返し39232円の高値引け。
昨日指摘の通り、イランが報復攻撃終了としたことと、米国がイスラエルの
報復に反対との態度を示したことで一段安の展開はなかった。
では、なぜ先週末時点まで戻りきれなかったかというと、イスラエルが報復
の態度を見せているため。
イスラエル軍報道官は今回のイランの攻撃を受けて、攻撃および防御行動の
計画が承認されたと述べ、イラン攻撃の準備を進めているとした。
これに対し、イランの国家安全保障最高評議会は、ネタニヤフ首相が反撃決
定した場合、イスラエルに対する攻撃の規模を10倍に拡大することを承認。
つまり、イスラエルの動き次第でどうにでも転びそう。現在のイスラエルの
キチガイ政権は米国の要請を必ずしも聞き入れるとは限らない。
これはガザ侵攻の動きからも明らかだ。現在、ボールはイスラエルにあり、
しばらくは彼らの出方待ち。
よって、昨日記した通り、マーケットはしばらく引き気味目線で臨むしか
ない。
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