SSブログ

外人が見切ってきたのか [株式]


28日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は499円安の31872円で
大引け。プライム市場の出来高は16.6億株、売買代金は3.9兆円。

昨晩のNYダウは68ドル安、NASDAQ指数は29ポイント高。


NYダウはザラ場で400ドル以上下落する場面もあったが、大引けでは戻し
てきたことで東京市場も大崩れはないと見ていた。

だが結果は大幅安で、配当落ち分の220円の2倍以上の下げ。昼前に先物で
売り崩され一時は600円以上下落する場面もあった。

この売りの背景は単なる仕掛けなのかよくわからない。それより戻りの鈍さが
気になる。逆張りの個人投資家だけでは持ちこたえきれない。


先週の投資主体別動向を見ると、外人投資家は現物が▲9100億円、先物が
▲3400億円の巨額売り越し。これだけ売ってくると日本株は上がらない。

個人が現先合計で9700億円の買い越しと頑張ったが、年金が同1800億
円の売り越し。

ちなみに、この年金の代表格たるGPIFは先週末22日時点の国内株比率は26
%となっており、上限の25%を超過状態。

大和証券の推計では基準以下に抑えるには2.5兆円の売却が必要という。
つまり、年金の買いは期待できないということ。

もちろん、売却しなくても全体の株価が下落すれば比率も低下する。


明日月末はアノマリー的にもリバランス的にも売り優位と見たいが、本日の
大幅安で意外と堅調かもしれない。



nice!(0)  コメント(0) 

最終日となった配当取りと配当再投資で防戦 [株式]


27日の株式市場は反発。日経平均株価は56円高の32371円で大引け。
プライム市場の出来高は15.8億株、売買代金は3.9兆円。

昨晩のNYダウは388ドル安、NASDAQ指数は207ポイント安。


NY市場が金利高止まりを背景に売り優先で続落。NYダウは一時400ドル以
上下落した。

この展開は足型が悪形としておいた通りで違和感はない。主要三指数とも8月
安値を割り込んできており、自律反発はあってもまだ底入れが見えない。


東京市場はNYの大幅安を受けて300円近く安く寄り付き、32000円を割り込
んだ。だが、徐々に切り返し始めプラスで大引けとなった。

配当取り最終日ということや、目先のリバンド狙い、配当再投資の買いなどが
戻りを誘発した。


本日、前倒しで32000円割れまで売られたことで、明日は配当落ち分の220
円から大きな乖離はなさそう。

だが、明後日29日の月内最終日はリバランス売りが予想されており、まだ油断
ならない。つまり、なかなか簡単にはいかない。

これも来週前半まで調整すれば、目先はSQあたりまで戻りの時間帯に入る。



nice!(0)  コメント(0) 

外資の逃げ目立つ [株式]


26日の株式市場は大幅反落。日経平均株価は363円安の32315円で大
引け。プライム市場の出来高は13.1億株、売買代金は3.2兆円。

昨晩のNYダウは43ドル高、NASDAQ指数は59ポイント安。


NY市場は小幅高となったが、東京市場は寄りついてから急落。対した戻しも
せずに引けまで軟調の展開となった。

昨日は200円以上上昇したが、それを上回る下落となった。先物で主に米系外
資の売りが目立つ。

本日のこの大幅安は意外。まだ明日ならわかるが、1日早い。NYもそこまで崩
れていない。寄りからの崩れ方を見ると、強烈な換金売りが出ていた印象。

大量に換金売りする場合は先物なども使い、終日に渡って売りが出る。よって、
こうした日は大して戻らない。


背景にあるのは米金利高であることは間違いないだろう。つまり、リスク資産
より5%以上の金利が得られる金融商品へのシフト。

あるいは米10年債利回りも4.5%前後で推移しており、不安定な株式より手堅
い投資先。

目先的にこの米金利状況が変わらないことを考えると、NY市場はもとより東
京市場も警戒しておくべき。



nice!(0)  コメント(0) 

配当落ち以降の動きに注意 [株式]


週明け25日の株式市場は反発。日経平均株価は276円高の32678円で大
引け。プライム市場の出来高は12.6億株、売買代金は3.1兆円。

9月の配当取りは明後日27日までで、28日が落ち日となる。28日の配当落ち分
は理論上は220円だが、それ以上に下落し深押しの可能性がある。

これは明日と明後日の動き次第の面もあるが、堅調を前提の場合。この2日で
32000円の可能性もないわけはないが、何とか踏ん張るのではないか。

仮に、32000円の展開はNYが急落した場合。これはこれで要警戒ではある。



本日、岸田首相より以下の経済対策の5本柱が発表された。

・物価高から国民生活を守る
・構造的賃上げ、所得向上と地方の成長
・成長力につながる国内投資促進
・人口減少を乗り越え、変化を力にする社会変革
・国土強靱化など国民の安心・安全

まだ、骨子の身でこの先の具体策は10月に入ってからという。臨時国会が10月
中旬に開会される予定でこれにあわせるのだろう。

そして、今、永田町では年内の解散風が吹き始めている。自民の議席減は承知の
うえで今なら被害も軽いとの見立て。

つまり、今回の経済対策を解散にぶつけることで議席減のダメージを軽くしたい
魂胆。その場合、補正の成立前か後かという点がポイントとなる。

補正の成立後との見方が多いが、この場合12月選挙となる。だが、選挙を考える
なら成立前の可能性もある。人参をぶら下げる方が支持者らも力が入るからだ。

この場合は、10月解散の可能性もある。とにかく、米国も国内も10月は一筋縄
ではいきそうにない。アルゴ全開でボラの高い月となりそうだ。



nice!(0)  コメント(0) 

FOMC睨みポジション調整先行 [株式]


20日の株式市場は続落。日経平均株価は218円安の33023円で大引け。
プライム市場の出来高は16.7億株、売買代金は4兆円。

昨晩のNYダウは106ドル安、NASDAQ指数は32ポイント安。


基本的にFOMCの結果待ちでポジション調整の動き。このところの上昇で
利食い売り優先。それでも本日は売買代金4兆円台と異例の多さ。

現物と先物との動きを見ていると、先物が理論価格より強含んでいる状態が
長い。つまり、先物買いが相場を支えている印象。



本日の下落で騰落レシオは少し冷えて122%。だが明日から上昇に転じる
とすぐに130%超えてくる。

その状態で本当に6月高値を更新し、34000円台まで持って行けるのか。


今深夜午前3時ごろにFOMCの結果が発表される。現状維持だろうが、
万が一利上げとなればファーストアクションは急落。

だが、これで打ち止め感が出たら徐々に切り返す展開となるかもしれない。
現状維持の場合は3時半頃からのパウエル議長会見が焦点。

ここでは、これまでの見方を大きく変更するとは思えない。アルゴ次第。



nice!(0)  コメント(0) 

連休明けもTOPIXの強さ継続 [株式]


連休明け19日の株式市場は反落。日経平均株価は290円安の33242円で
大引け。プライム市場の出来高は17.1億株、売買代金は4.1兆円。

昨晩のNYダウは6ドル高、NASDAQ指数は6ポイント高。


先週末にかけての反動もあって300円近くの下落となった。ただし、TOP
IXは引けにかけて上昇し1.9ポイント高の2430で大引け。

値嵩系が売られ、銀行系が堅調というこれまでの流れが続いた形。TOPIX
の日足は放れ並び赤が示現したことでもう少し上があっておかしくない。

それでも、これだけ強基調が続くとテクニカル的には、当然過熱感が出てくる。
騰落レシオは132まで上昇し、このままだと週末には150近くまで達する。

さすがにそこまでくると、もうやり過ぎ。その場合、日経平均は33700円台
は見えても、34000円台乗せはどうか。

もちろん相場には弾みがつきものであるから、一気にとってこないとは言えない。
あるとすればアルゴ主導の買いで踏み上げ大幅高のパターンか。



今晩19日と明日20日はFOMC。今回は利上げを見送りが市場コンセンサス
で、パウエル議長の会見で打ち止めを示唆する発言があるかどうか。

おそらく、その可能性は低く利上げを否定しないスタンスが継続となるのではな
いか。

そうなった場合、マーケットは概ね想定内であり、あとはアルゴをどちらに走ら
せるだけ。

FOMCに引き続き、21.22日は日銀会合が予定されている。
 

nice!(0)  コメント(0) 

米経済の楽観は禁物


12日の株式市場は急反発。日経平均株価は308円高の32776円で大引け。
プライム市場の出来高は13.6億株、売買代金は3.3兆円。

昨晩のNYダウは87ドル高、NASDAQ指数は156ポイント高。


NY市場がNASDAQ指数が思った以上に上昇したことで、東京市場も300円
を越える値上がり。

ただし、寄付き後に下落基調となるなど、相変わらずアルゴ全盛で一筋縄で
はいかない。


明日夜は8月の米消費者物価指数の発表。市場予想は総合で3.6%(前月は
3.3%)、コアは4.3%(同4.7%)。

つまり、総合は上昇、コアは下落予想となっている。上振れが怖いが、そう
なっても来週19・20日でのFOMCでの利上げは見送りだろう。

パウエル議長は年内にあと1回を示唆しているが、今回は見送り来月以降へ持
ち越すと見ておきたい。

それでも、現行水準は後から振り返ればオーバーキル状態だったと判断される
ことになるのではないか。

住宅バブル崩壊前のグリーンスパン時代がそうだった。これは崩れた後でない
とわからない。


いろいろ不穏な兆候はあるが、GDPの70%を占める消費の先行きが懸念される。
コロナかでばら撒いてきた個人への補助金が使い果たされた。

インフレも相まってクレジットカードの利用が急増。同ローン残高は史上最高
を記録している。それに伴い延滞率も上昇。

自動車ローンの延滞率も2月の9.1%から8月に14.2%まで上昇。これは過去
最悪。そしてこれから免除されていた学生ローンの支払いが始まる。

いずれも消費を抑え景気失速につながる要因だ。



nice!(0)  コメント(0) 

銀行株が軒並み高 [株式]


週明け11日の株式市場は3日続落。日経平均株価は139円安の32467円
で大引け。プライム市場の出来高は12.9億株、売買代金は3.1兆円。

日経平均は投機筋が売り仕掛けてきた。それでも全面的に仕掛けるほどの力は
なく、TOPIXは1.4ポイント高とプラス引け。

長期金利が0.7%台へ上昇したことで銀行株が軒並み高。0,7%台は2014年
1月以来9年ぶり。

この上昇もあって、ドル円は日米金利差拡大にストップがかかり146円台まで
円高となった。


日経平均の75日線は32486円に対し、終値は32467円と少し下回ってきた。
この下の25日線は32285円ともう少し余裕がある。

TOPIXは25日線が2306に対し終値が2360。こちらは本日プラスだが、並び
陰線となったことが嫌味。

日経平均の軟調とTOPIXの堅調な動きで、NT倍率は13.75倍まで縮小。6月
16日に14.65倍だったことから3か月で0.9倍縮小した計算。

日経平均に換算すると2000円強縮まったことになる。13.75倍は今年2月22
日の13.72倍以来。2021年以来の13.75割れは、あと今年1月に3日あるだけ。


取りあえず小反発はあっておかしくないがまだ自律反発の域。ボラティリティ
は上昇せず、プットも反応が弱め。どんどん下に行く感じでもない。



nice!(0)  コメント(0) 

外人買いの復活高だった [株式]


7日の株式市場は反落。日経平均株価は249円安の32991円で大引け。
プライム市場の出来高は14.5億株、売買代金は3.6兆円。

昨晩のNYダウは198ドル安、NASDAQ指数は148ポイント安。


NY市場の下落もありようやく一服となった。一昨日の晩もNY市場は下落し
ていたが東京市場は上昇。さすがに2日続けてそれはできなかった。

それでも、安く始まった後に上昇し始め33322円を付けプラスとなる場面
もあった。

このところの上昇の余力で上値を試す動きといえるが、朝方、海外投資家
の大幅買い越しが発表された影響の可能性もある。


通常、外人の売買動向は木曜日の引け後に東証から発表される投資主体別
売買動向の数字を用いることが一般的。

だが、これとは別に木曜朝に財務省からも対内証券投資が発表されている。
この両者、数字自体はそれなりに違っている。

本日発表された東証による先週の外人現物は3300億円の買い越しに対し、
財務省の対内証券投資は5300億円の買い越し。2000円億円も違う。


これは売買の範囲をどこまで適応するかの違いによるものだが、当然なが
ら大筋は同じ傾向を示す。

財務省発表分は先々週6000億円の売り越しから一気に5300億円の買い越
しとなったものだから、インパクトがあったという訳。

東証は先々週の外人は2000億円の売り越しから先週が3300億円。これで
も5000億円の差があるが、財務省データは1兆円を越えている。



最近の上昇がこの外人買いを背景にしたもので、理由は中国市場を嫌気し
た資金が移行してきた可能性がある。

はたしてこれがいつまで続くか。通常、彼らが買い始めると組み込み終わ
るまで1か月程度は要することが多い。

とすると、MSQ後もしばらく買い基調が続く可能性がある。そうなると、
いったん下落しても本日の高値を試しに来る展開も想定せざるを得ない。


nice!(0)  コメント(0) 

明日のETF上場が市場を底上げ [株式]


6日の株式市場は8日続伸。日経平均株価は204円高の33241円で大
引け。昨晩のNYダウは195ドル安、NASDAQ指数は10ポイント安。

昨日、引けで33000円台を回復してきたが、まだ達成感はさほど感じ
られない。それもTOPIX主導という側面が出ているためだろう。


以前、MSQにかけ懸念材料として2点指摘しておいた。一つは1日の米雇用
統計、7日期限のカントリーガーデンのデフォルト懸念だ。

前者はサプライズはなく、後者は先日t利払いが実施された。それで目先の
懸念が遠ざかった形となった。

他方、ポジティブ要素としてETFの上場を指摘した。それは明日7日にPBR
1倍割れ解消推進ETFが上場予定でこの種玉仕込が買い要因となるため。

これがTOPIXの底上げ要因につながっている。実は同ETF以外にあと5本、
計6本のETFが明日上場される。

シンプレイスが3本、野村アセットが2本、三菱UFJが1本だ。上記ETFは、
この中の目玉で、これ以外にも種玉が集められているということになる。


上場後は日々の売買に応じて買い付けや売却がなされ、買い一辺倒とはなら
ない。とすると目先は本日までで、あとは明日の買いがどの程度入るか。

目先はMSQで上昇が一巡したとしても、同ETFはおそらく持続的人気を博す
見ており、TOPIXの底上げ基調はもうしばらく続く可能性がある。

もちろん、何もなく9月末まで乗り切ることは考えづらい。NASDAQはそう
もないが、NYダウ、SP500はチャートが崩れかかっている。

なお、一服・調整を経た後を含めたTOPIXの目標値は2447ポイント、あと
50ポイント程度は上値余地を残している。



nice!(0)  コメント(0) 

碧桂園利払い実施、33000円台回復


5日の株式市場は7日続伸。日経平均株価は97円高の33036円で大引
け。プライム市場の出来高は13.4億株、売買代金は3.4兆円。

昨晩のNY市場はレイバーデイで休場。


昨日の流れを引き継いで強く始まった。だが、寄り付き直後に33000円台
に達した後一気に200円ほど下落。この展開は既報通りの動き。

そこから徐々に切り返し、引けでは33000円台を回復して終了。軟調から
回復したのは、碧桂園の利払い実施報道が影響したと思われる。

8月に予定分の金利2250万ドルが実施されたとの報道で7日に控えたデフ
ォルト懸念はなくなった。だが、同社の経営危機がなくなったわけではない。



その中国では昨日不動産株が切り返していた。これが昨日の東京市場の続伸の
要因との見方も出ていた。

8月末に不動産取得時の住宅ローンの規制緩和が実施され、当初は評価されて
いなかったが、蓋たを開けてみれば、北京・上海でマンション売り上げ急増。

これが評価されたわけだが、いつまで続くかは不明。所詮は収入との兼ね合い
であり、景気が回復しないままでは限界がある。

これで大手デベロッパーの回復につながるとは思えない。株価でいうなら下落
途上の反発といったイメージ。


中国ほど酷くはないが、国内も自慢できるものではない。本日、総務省が7月の
消費支出が前年同月比で市場予測の2.5%を大きく上回り5%減となったと発表。

これは5カ月連続マイナスで2年5か月ぶりの減少幅の大きさ。物価上昇に見合
う賃金上昇となら、ここまでの落ち込みはないが、現実はそうなっていない。

物価高がいつまで続くか見通せない中では、賃金が上昇しても消費は抑え気味と
なる。猛暑をはじめ、気象災害が続いていることも生活防衛に走らせている。


東京市場は33000円台を回復してきたがここからMSQまでどこまで伸ばせるか。
すでに7連騰でいつ一服しておかしくない。

アルゴが横行する現在は、いきなり大幅下落となったりするだけに油断できない。

nice!(0)  コメント(0) 

33000円台接近も深追いは注意 [株式]


週明け4日の株式市場は6日続伸。日経平均株価は228円高の32939円
で大引け。プライム市場の出来高は13.3億株、売買代金は3.2兆円。

33000円台乗せは既定路線と見ていたが、本日だけでは少し足りなかった。
ただ、大台回復がならなかったことで達成感からの急反落もなし。


今晩の米国が休場のため、海外投資家の動きがもう一つ。これがなければ一気
にとってきてもおかしくなかった。

それでも13憶株、3兆円台の取引高は評価できる。こうなると、もう細かな
理屈抜きで週末のMSQまでにどこまで伸ばせるかということになる。

注意したいのは、MSQ当日に高値対応となるケースもあるが、前倒しで1~2
日前に高値を出すケースも過去見受けられること。

MSQまで深追いしていると、いきなり梯子外しもあるので前倒し対応が賢明。


おそらく、33000円台を回復してくると年内35000円の声が大きくな
るだろう。だがそう甘くはないのが相場。

今月9月はリーマンショックが起きた08年9月から15年目。中国や北朝鮮、
米市場・・等々、火種は転がっている。MSQ手前から気を付けておきたい。



nice!(0)  コメント(0)