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東京市場が底堅いわけ [株式]


月末31日の株式市場は反落。日経平均株価は104円安の28091円で
大引け。プライム市場の出来高は13.3億株、売買代金は3.2兆円。

昨晩のNYダウは308ドル安、NASDAQ指数は134ポイント安。


NY市場の下落が続くが、東京市場は反映力が浅い。本日、一時28000円を
割り込んだが、そこから売り込まれることなく28000円台へ切り返した。

これまでと明らかに違う動き。この3日間でNYダウはちょうど1500ドル下
げたが、日経平均はその3分の一の550円しか下げていない。


この下落直前に行われたのがジャクソンホール会議で、ここでパウエル議長
がインフレ抑制に強い姿勢を打ちだし、利上げ継続を示した。

一方、日銀黒田総裁は現在の緩和姿勢を継続すると明言した。つまり、日米
の政策金利は差が広がる一方となる。

米政策金利は現在の2.25%が今月にも3%、最高で年内4%に達する。最低
も年内3.5%以上となることが見込める。

日本はゼロ金利であるため、円キャリートレードがさらに有利な環境となる。
つまり、金利差から150円程度までの円安を、外人は見ているのではないか。


といって、NY市場が下げ止まらなければ昨日のような東京市場だけ逆行高の
動きは続かない。

そのNYダウはなかなか底が見えない。このまま6月安値まで一気に下落すれば
反転しやすくなるが、もたつくと常に急落含みを意識する必要がある。



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