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急減速示した景気ウォッチャー調査 [株式]


週明け8日の株式市場は4日続伸。日経平均株価は73円高の28249円で大
引け。プライム市場の出来高は11.2億株、売買代金は2.7兆円。


日経平均は強基調の一方、TOPIXは前場のほとんどの時間がマイナスで、引け
でも8月1日の高値を抜けていない(同日の1960の高値まであと9ポイント)。

日経平均が堅調なのは表面的にはドル円が戻ってきたこと、思惑的には週末の
SQを睨んだつり上げなどがある。

とりあえず前者については、足元の4-6月期決算発表で円安効果が現れている
ことが明らかとなってきた。

これが、7-9月もさらに上積みとなるかはそう簡単ではなさそう。というのも、
本日発表された7月調査分の景気ウォッチャーが急減速を示したため。


現状DIは6月の52.9から43.8と、9.1ポイントも悪化している。とりわけ、
飲食関連が62.0から30.8ポイントと、31.2ポイントマイナスと半減した。

先行DIも47.6が42.6と、前月の▲4.9に続き▲4.8となった。つまり、足元
の7-9月期の決算は4-6月期ほど順調ではないということ。

とすると、現在の戻り局面もここからはそう持続力があるとも思えない。

この景気ウオッチャー調査の急減速はおそらくコロナ感染急拡大と電力逼迫が
要因だろう。後者は改善されたが、前者はまだ高水準。

現在の2類から5類への引き下げを求める声が専門家の間でも多いが、それが
実現するまでマスコミも煽り続けるためせっかくの回復力が鈍る。



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