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彷徨う日柄 [株式]


東京株式市場は大幅安となっている。昨日の急上昇のうち返し。昨日、来種
でイレギュラーな動きは来週いっぱい続くとしておいた通り。

ドル円が155円台に入った。ネットでは160円の声が多く聞かれ介入も効果
ないとの見方がどうかしている。だがそれは甘い気がする。

ストップロスを巻き込んだら値幅が出て、その後は戻りを抑えられる。ドル
は水準よりタイミングの問題で、あとは神田財務官がGOを出すかだけ。


困るのは一時的にしろ円高が急速に進行すると株式市場が下落反応すること。
せっかく戻り歩調となっても、元の木阿弥となりかねない。

これまでのように実需の外人投資家の買いが入ればいいが、そうでないと
先物を使った投機筋の独壇場となる。

その為にも米長期金利が落ち着く必要がある。その点、現在4.6%で推移し
おりまだ低下基調へ転換していない。


この米金利の上昇が止まらないうちは株式市場は脆弱なまま。米雇用統計は
掛け持ちパートの数が含まれておりこれが急激に低下するとも思えない。

消費者物価指数は、米在住者からは物価上昇は続いているとの声も上ってお
り、ここからの一段の低下はどうか。

これらの5月発表前では、明晩のPCEデフレーターとミシガン消費者信頼感
指数。前者の市場予想は2.6%、後者は77.9ポイント。



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買戻し主導で一気に38000円台回復 [株式]


24日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は907円高の38460円で
引け。プライム市場の出来高は17.4億株、売買代金は4.5兆円。

昨晩のNYダウは263ドル高、NASDAQ指数は245ポイント高。


NY株高を映し東京市場は300円以上高く寄付いた。それでも500~600
円高がせいぜいと思いきや、よもやの900円高。

昨年以前とは値幅の出方が違ってきているとは指摘しておいた通りだが、それ
でも900円高はない。先週末の1000円安は明確な中東懸念材料があった。


もう少し足場を固めてから38000円台回復と見ていたが、それを前倒しす
る動き。イレギュラーな動きは来週いっぱいが対象期間。

これで先週末の37068円が当面の底となったことは間違いないだろう。と
いって、このまま40800円の高値を更新してくると見るのははやい。


チャートは日経平均よりTOPIXのほうが良型。日経平均はバブル期高値を更新
したがTOPIXはまだなため、ここからはTOPIXが牽引しておかしくない。

信用買いが大量にぶら下がっている半導体。AI株は戻り売りが控えている。
日銀会合、決算発表、介入が目先の焦点。

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円買い介入さらに近づく!? [株式]


23日の株式市場は続伸。日経平均株価は113円高の37552円で大引
け。プライム市場の出来高は14.3億株、売買代金は3.7兆円。

昨晩のNYダウは253ドル高、NASDAQ指数は169ポイント高。

NY市場が切り返しNVIDIAも反発。さらに、SOX指数も上昇に転じたこと
で東京市場も続伸となった。


ただ、この日の足型は高寄りしてダレテ引けたため陰線ととなり、続伸と
いっても強い動きではない。出来高15億株割れからもうかがえる。

これは午前中の鈴木財務相の国会でのコメントが遠因としてありそうだ。
「G7で為替を含む過去のコミットメントを再確認した」
「行き過ぎた動きには適切な対応を取っていく」
「環境が整ったと捉えられても良い」

といったもので、特に最後はこれまでン発言をさらに踏み込んだ。すでに
介入の準備が整ったとまで言っている。


後はタイミングということだが、可能性としては日銀会合の結果が発表さ
れる週末26日かもしれない。

植田総裁が今後の利上げに前向きなスタンスを示すことに合わせて介入を
実施すれば効果的。次元に植田総裁とは擦り合わせている可能性がある。

もう一つは来週のGW。ここで一気に150円割れまで持っていく算段か
もしれない。GWはいつもより市場参加者が少ないためより効果的となる。


いずれにせよ、介入が実施されて円高となれば株安に反応するだけに、
ここから戻りを買っていくにもリスクがある。

個別株を見ると東京エレクは50円高ながら、アドバンテスト24円安、
ディスコ1220円安など半導体株は総じて軟調。

また、昨日指摘したトヨタ、日立といった主力株も安い。大きく崩れた
後だけにポジション調整に追われていそうだ。日銀会合と決算発表待ち。



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今晩のNYの半導体・AI株の動きに注目 [株式]


週明け22日の株式市場は反発。日経平均株価は370円高の37438円
で大引け。プライム市場の出来高は17億株、売買代金は4.3兆円。

昨日指摘しておいた半導体株の下落が日経平均の足を引っ張り、一時マイナ
スとなる場面もあった。

TOPIXは36ポイント高で半導体株の下落がなければ500円以上は反発し
ていた。


気になる動きとしてトヨタや日産、日立、三菱電機、川重など主力大型株も
下落していたこと。これなどは実需の売りが続いていることを伺わせる。

NY市場の下落による外人投資家のリバランスの可能性もある。引き続き目先
は半導体株の動きに注目。これが下げ止まらないと反発の勢いも出ない。

その意味でも今晩のNY市場でNVIDIA他、円週末急落組が反転するか確認し
たい。


東京市場は日経平均に影響大きい東京エレクが気になるが、本日窓を埋め切
れなかった。あと2000円強あり、この分だけで200円分の寄与度。

日経平均の足型は陰の陽孕みとなり目先底打ちを示唆。それでも特段の買い
材料が出ないと通常は2~3日でいったん戻りを押さえられる。

そこから目先二番底を試すケースが定石。本日の取引高は大したことなく、
まだ疑心暗鬼ということと敗戦処理作業に追われているのだろう。



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TSMCは市場予想を上回る決算 [株式]


18日の株式市場は反発。日経平均株価は117円高の38079円で大引け。
プライム市場の出来高は15.2億株、売買代金は4兆円。

昨晩のNYダウは45ドル高、NASDAQ指数は181ポイント安。

昨晩はNYダウは小幅高だったもののNASDAQ指数とSP500は安く、実態とし
ては下落。SOX指数=半導体株指数も3%を越える下落となっている。

これを受けて東京市場も200円以上安く寄り付き、一時は300円を上回る下
げとなった。


引き続きイスラエルの動きが見えないが、政権内部で意見が対立していること
が伝わっている。

といって、内部情報があるわけではなく正式に動きが出るまではどう転ぶか
は見守るしかない。

ただし、反撃が小規模で限定的の場合、一時的に下落しても長続きしない可能
性も頭に入れておきたい。


昨日は14時に発表されたASMLの決算で引けにかけて急落となったが、本日は
台湾のTSMCが14時30分に決算を発表し、市場予想を上回る結果。

これを受けて東京市場は好感したが大引けまで続かなかった。センチメントが
悪く戻り売りに押された。

それでも昨日指摘の通り本日37800円台のポイントを取ってきたことで、戻り
やすくなった。38000円台半ばまでは戻っておかしくない。



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不安定な相場は月内継続 [株式]


17日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は509円安の37961円で大引
け。プライム市場の出来高は17.7億株、売買代金は4.5兆円。

昨晩のNYダウは63ドル高、NASDAQ指数は19ポイント安。


NY市場は大きく下落したわけではないが、東京市場は500円大幅続落。こ
3日間で1500円以上の下げとなった。

14時に報道されたAMSLの1-3月期決算が予想に届かなかったことを契機に
り込まれたが、どうもこれは口実に過ぎない印象。

それ以前から相場はふらついており、そこを投機筋に狙われたもので材料は何
でもよかった。


本日はTOPIXの動きも悪く全般に売られている。つまり、外人の換金売りが出
ているものと思われる。

イスラエルの反撃と、ドル売り介入がなされる前に38000円割れでは先が思い
やられる。

前者は政権内でも意見が分かれているようだが、アラブ諸国に日時場所を連絡
しているとの情報もある。

後者は昨晩一時ドルが急落する場面があり、その際ナイトの日経先物も急落。
つまり、いざ介入となると株安は覚悟しておく必要がある。


実際のところは、どの程度反応するかは不明。途中から反応しなくなる可能
性もある。

株価は37800円台にチャートポイントがある。これは先物の引けの価格帯で
いったんリバンドしておかしくない。ただ、月内は不安定な足場が続く。



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イスラエル反撃態度を市場は懸念 [株式]


16日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は761円安の38471円で
大引け。プライム市場の出来高は19.7億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは248ドル安、NASDAQ指数は290ポイント安。

イスラエルが反撃の態度を変得ていないことが明らかとなったことで、戻っ
ていたNY市場が急落。そして、東京市場も大幅続落となった。


イスラエルが米国の反撃抑止要請を聞き入れない可能性があること、その際
のイランは10倍返しの反撃を公言していることは昨日紹介の通り。

今、イスラエルにボールがあるが、まだイランへの反撃は実行されていない。
実施するとしたら今日明日ではないかと見られている。

そうなった場合、マーケットはさらに波乱となり、イスラエル自身とユダヤ
人に対する嫌悪感が強くなるだろう。



本日はドル円が154円台に入り155円手前まで円安が進んできた。152
円突破したら155円は以前指摘しておいた通りでこれ自体は違和感ない。

こうなるとあとは日銀介入ということになるが、引き続き鈴木財務相が口先介
入を繰り返している。

また、昨夕に神田財務官が「各国中央銀行と連絡取っている」旨の発言をして
いる。これはレベル5の最上位の表現で、この先は介入となる。

いよいよカウントダウンに入ったと意識しておこう。ただイラン・イスラエル
の問題が一段落しなううちに実施するかという点は気になる。



東京市場は2日で1000円安となったが本日のプライム市場のPERは16.53
倍とまだ割安というわけではない。

また、これだけ下落してもNYダウとのスプレッドは日経平均がまだ500ポイン
ト以上上回った状態で、騰落レシオも111と大して低下していない。

株価は本日の下落で、3月12日安値38271円の手前まで来たことになる。この
前後への調整は想定の通り。



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ボールはイスラエルサイドに移行 [株式]


週明け15日の株式市場は反落。日経平均株価は290円安の39232円
で大引け。プライム市場の出来高は16億株、売買代金は3.9兆円。

東京市場は39056円で寄り付いたものの、しばらくして39000円を割込み
38820円まで売られた。そこから徐々に切り返し39232円の高値引け。

昨日指摘の通り、イランが報復攻撃終了としたことと、米国がイスラエルの
報復に反対との態度を示したことで一段安の展開はなかった。


では、なぜ先週末時点まで戻りきれなかったかというと、イスラエルが報復
の態度を見せているため。

イスラエル軍報道官は今回のイランの攻撃を受けて、攻撃および防御行動の
計画が承認されたと述べ、イラン攻撃の準備を進めているとした。

これに対し、イランの国家安全保障最高評議会は、ネタニヤフ首相が反撃決
定した場合、イスラエルに対する攻撃の規模を10倍に拡大することを承認。


つまり、イスラエルの動き次第でどうにでも転びそう。現在のイスラエルの
キチガイ政権は米国の要請を必ずしも聞き入れるとは限らない。

これはガザ侵攻の動きからも明らかだ。現在、ボールはイスラエルにあり、
しばらくは彼らの出方待ち。

よって、昨日記した通り、マーケットはしばらく引き気味目線で臨むしか
ない。



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TOPIXはプラス引けは実需の参戦?! [株式]


11日の株式市場は続落。日経平均株価は139円安の39442円で大引け。
プライム市場の出来高は16億株、売買代金は4.1兆円。

昨晩のNYダウは422ドル安、NASDAQ指数は136ポイント安。

昨晩発表された米消費者物価指数は総合が市場予想の3.4%に対して3.5%、
コアが3.7%に対して3.8%といずれも0.1%強く出た。


市場予想を上回ったことで上振れと言われるがそういうには振れ幅が小さす
ぎる。だが、市場は利下げ時期が遠ざかったとの思惑から金利高、株安。

そして、ドル円は152円の節目を突き抜け153円台に入ってきた。神田財務
官は盛んに口先介入しているが無視されている。

米長期金利は4.5%を越えて年初来の金利水準を更新した。


東京市場はNY株安を受けて大幅安の39090円で始まった後、ほどなく切り
し引け目でじりじり戻る動き。

ザラ場中の戻りを見て、明日のSQを睨んで買い方が防戦買いかとも思われた
が、それだけではなさそう。

というのも、TOPIXが日経平均より強く本日は4ポイント高で引けたため。
単にSQ値の高値決着狙いなら日経平均がTOPIXより弱いことはない。


つまり、実需の買いが入っている。買いの主体は外人買いに加え、年金も
買っている可能性もある。円安で国内資産の評価が低下したためだ。

明日のSQ算出後に一段高となれば来週につながるが、失速すれば調整。
米国ではイランの動きが近いとの報道があり、今週末にも動きがありそう。



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出来高は1月30日以来の15億株割れ [株式]


10日の株式市場は反落。日経平均株価は191円安の39581円で大引け。
プライム市場の出来高は14.6億株、売買代金は3.8兆円。

昨晩のNYダウは9ドル安、NASDAQ指数は52ポイント高。


東京市場は昨日の勢いが続かなかった。売買代金は昨日に続き4兆円割れ。
出来高は15億株割れ。これは1月30日以来で当時の株価は36100円台。

それだけ市場エネルギーが落ちてきているということ。今晩の米焼死者物価指
数の発表を控えているということもあるが、それは表層的なものだろう。

根底には日本の景気に対する疑心暗鬼ではないか。8日に発表された景気ウオ
ッチャー指数の現状は50を割り込んできている(49.8)。


外為市場ではドル円が152円直前で何とか踏みとどまっている。連日、鈴木財
務相は口先介入を繰り返しているが、反転させるまではいかない。

と言って動きがないうちに介入もしづらいのだろう。が、ドル円が動き出すの
も時間の問題だろう。


日米株式市場は今晩の米消費者物価指数が注目されている。よほど上振れしな
い限りNY市場は一度戻っておかしくない。

東京市場は明後日SQで明日は最後のせめぎ合いの日。ここからさらに踏み上
げを狙って4万円越えなるか。3月SQは39863円でこれを上回るかも見もの。

さらにSQ値に影響を与えるユニクロの決算が明後引け後に発表予定。



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大幅高もSQ思惑売買が中心 [株式]


9日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は426円高の39773円で大引
け。プライム市場の出来高は15.5億株、売買代金は3.9兆円。

昨晩のNYダウは11ドル安、NASDAQ指数は5ポイント高。

NY市場は引けにかけて値を消してしまったが、東京市場はしっかりで始まり
引けまで強基調が続いた。SQを睨み売り方と買い方がぶつかっている。

大幅高といっても買い戻しが中心で取引高は減少。高値を追って買おうとい
う雰囲気にはない。



イラン報復の行方に関しては、昨日、イスラエルがガザから一部引き上げる旨
の報道で中止との見方も出ていた。

が、イスラエル政府は南部のラファへの進行を明言するなどガザ侵攻に変化な
い姿勢を示した。狂信右派グループがネタニヤフに釘を刺している。


本日ラマダン明けとなるだけに、いつイランのアクションが起きておかしくな
い。ただ、マーケットの反応はなかなか読めない。

いったんは売りこまれても、戦火が拡大しないと見ると反転する可能性もある。
この数日で報復が市場に刷り込まれていることも先週末とは違っている。

どちらにせよ、しばらくは調整~往来の時間と見ておいたほうがよさそうだ。



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ドル円が152円に急接近 [株式]


週明け8日の株式市場は反発。日経平均株価は354円高の39347円で
大引け。プライム市場の出来高は15.6億株、売買代金は4兆円。

先週末のNYダウが反発したことと、休日の間にイランの報復攻撃がなかった
こともあり、反発の動きとなった。

だたし、取引高を見てわかる通り少なめで買戻しが中心。一時600円以上
高い局面もあったが、長く続かずに押し戻され上髭を引いた日足となった。


イランの動きについてはいろいろネットで情報が飛び交っているが、どれも
推測の感があり判断できない。

結局、実際のアクションを見てから判断するしかない。時間外取引ではWTI
原油先物が大きく下落したことも株高の支援となった。

本日ザラ場で39600円台まで戻った際には、先週末の下落分を埋めてく
るかとも思われたが、結局は続かなかった。

中東の不透明感が払しょくされていないこともあるが、それより今週末のSQ
を4万円台に乗せたくない連中が押さえ込んだ形。


ドル円が米長期金利の強基調で151円80銭台まで上昇。一度、152円を
付けると一気にドル高が進行するだろう。

何もしなければ155円が視野に入る。それだけに、どの段階で介入に踏み
切るかが注目。ギリギリで介入するか、一度走らせた後で介入するか。

その意味でも10日の米消費者物価指数は注目。市場予想は総合で3.3%(前
月3.2%)、コアが3.7%(前月3.8%)で、ここ低下しづらくなってきた。

10日は日米首脳会談があり共同声明にも注目。同会談で岸田首相が巨額資金
拠出を約束させられるとの噂が専ら。でないと国賓待遇にしないと。



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日米首脳会談声明を先取りの動き?! [株式]


4日の株式市場は反発。日経平均株価は321円高の39773円で大引け。
プライム市場の売買高概算は19.8億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは43ドル安、NASDAQ指数は37ポイント高。


この日の株式市場は急反発し一時800円近く上昇する場面もあった。著名
個人投資家が大量の売りポジションを買い戻したとの観測も出ていた。

NY市場がまちまちな中東京市場の上昇は期替りに絡む機関投資家の売りが峠
を越えたためだろう。

とにかく値幅が出るのが今回の相場の特徴で、しかも特段の材料がない中で
500円以上の上昇・下落となるため始末に悪い。


明晩は米雇用統計の発表で市場予想は20万人増。結果次第で大きく動く。強目
の数字となると米長期金利上昇・NY株下落となる。

足元で米長期金利が強基調だけに要警戒だ。景気後退観測も多いが、この雇用
統計にはパートタイムも含まれ、強い数字が出がちとなっている点に注意。


そして、来週10日は消費者物価指数の発表と日米首脳会談。後者は半導体・
AI絡みの日米協調が盛り込まれると報道されている。

これは同業界の株価の盛り返しが期待される。それを先取りしてか、日経半導
体株指数30社の中で目立つものが増えている。


6526ソシオネクストがストップ高し年初来高値更新。同社は今月から日経平
均に採用されている。

同様に今月から採用された6146ディスコも好調で先月29日に付けた最高値
まであとひと息に迫っている。

また、半導体関連の中核である8035東京エレクはザラ場比で先月22日につけ
た最高値を更新してきた。3436SUMCOは22年以来の高値を更新。

まだ半導体関連物色は終了というには早すぎる。日経平均の影響が大きいだけ
に引き続き注目していきたい。



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荒れる4月相場は始まったばかり [株式]


3日の株式市場は反落。日経平均株価は387円安の39451円で大引け。
プライム市場の出来高は17.9億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは396ドル安、NASDAQ指数は156ポイント安。


NYダウは一時500ドル以上下落するなど大荒れ。折からの金利上昇下で、
イスラエルのイラン施設の空爆に対し、イラン政府が報復を宣言。

これで強基調にあった原油価格が85ドル台へ上昇、米10年債利回りも
4.4%台となりNY式は一斉に売られた。

下落が和らいだのは10年債利回りがやや低下したため。


この展開は昨日配信した際に懸念していた流れだ。4月相場は3月とは頭
を切り替える必要がある。

まだ4月相場は始まったばかりだが、いろいろ月末まで市場が大きく揺さ
ぶられることが予想される。

ただ、下落一辺倒というわけではなく当然戻り局面もある。しかも、一日
の値幅が大きい。


それだけに調整完了と勘違いすると梯子外しにあいかねない。足場が固ま
るまでは時間を要する。

東京市場は高値からザラ場比で1800円の下落。先の下落時が2000
円を越えていたため、まだこれでは油断できない。

目安としては39000円前後~先の安値38200円台が欲しいところ。



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気になる中東と原油価格 [株式]


昨晩のNY市場は3ケタの下落となったが、東京市場は昨日大幅安となっていた
ことでこの影響は受けていない。

寄付き後に強い動きを見せる局面もあったが、戻り売りに押されて前引けは
40000円を割り込んだ。

昨晩のNY市場が崩れたのはISM製造業指数の上振れ。市場予想の48.3が結果
は50.3と昨年9月以来の50越え。


これで米長期債は4.3%台へ上昇、6月利下げの可能性も一時50%割れ。今週
は5日に米雇用統計の発表。

市場予想は20.1万人。上振れするとさらに金利上昇、NY株下落を招く。気に
なるのは、米経済が堅調なためか原油価格がしっかりしていること。

足元でWTI原油価格は83ドル台まで上昇してきた。そうした中、気になるニュ
ースが飛び込んできた。


イスラエルがシリアにあるイラン大使館を空爆し革命防衛隊の司令官が死亡し
たとのこと。

当然これに排卵が黙っているとは思えず、遠からず報復の動きが考えられる。
とすると、原油価格は中東混乱思惑で当面強基調が想定される。

これは日本にとっては歓迎すべきことではない。円安と合せてダブルパンチ。
コストアップ型の物価上昇が継続し、せっかくの賃上げも効果がなくなる。


株式市場にとっても逆風の材料。昨日話題となった期初の機関投資家の売り
は明日で峠を越えるといわれるが、先月までとは様相が変わってきた。

今月は中旬以降は要注意としておいたが、それ以前に種々動きが出てきても
おかしくない。慎重目線が吉。



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機関投資家の売りで大幅安に違和感 [株式]


新年度入り初日の4月1日の株式市場は大幅下落。日経平均株価は566円
安の39803円で大引け。

プライム市場の出来高は18.9億株、売買代金は4.6兆円。


本日から24年度相場入りとなったが株式市場は大きく崩れた。期変わりの
機関投資家の売りとのことだが、先週末にこれに言及した人はいない。

一方では買い方も存在しており、大幅下落を見て機関投資家の売りといって
いるに過ぎない。

おそらく、彼らの売りだけではこれだけ下落しない。投機筋というか外資が
売り乗せてきたためだ。何が何でも4万円以下まで下げさせる動き。


機関投資家が期初に売る場合は通常1週間くらい継続売りが出るという。だと
すると、明日も売りが出るが本日のように大幅下落するとは限らない。

4万円以下まで持っていきたいインセンティブが働かないため。これまで機関
の売りは前場に入りしっかりで始まってもすぐに崩れることが多い。

本日は大引け近くまで軟調だった。だが、投機筋は後場に買い戻してくること
もあり、機関投資家の売りだけでは続落を決め打ちできない。


どちらに転ぶかはその時次第。これで高値更新は遠ざかったように見えるが、
意味なく大きく切り返すことがあるのがこれまでと違い断定できない。

とにかく値幅が大きく、以前の感覚でいると見誤る。今の値幅を半掛けが以前
の感覚といったところ。



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ブラックロックだけでない日本株への投資意欲 [株式]


28日の株式市場は急反落。日経平均株価は594円安の40168円で大
け。プライム市場の出来高は19.8億株、売買代金は4.9兆。

昨晩のNYダウは477ドル高、NASDAQ指数は83ポイント高。

NY市場は高かったが東京市場は大幅に下落した。配当落ち分が250円程度
るためこれを埋めるか注目されたが、埋めるどころか大きく食い込んだ。

昨日の上昇分を成しにして配当落ち分の下落を勘案するとちょうどいい位。
つまり、一昨日終値から配当落ち分を引いた水準という訳。


本日、先週の投資主体別動向が発表された。外人投資家は現物が△960億、
先物▼560億円といつもより金額は少ない。

信託は現物▲720億円と売り越したが先物を1560億円買い越した。そ
して個人現物が▲8700億円と大きく売り越した。

足元では外人の買いは一服となったが、年初以降の外人買いは主にオイルマ
ネーと見られている。

それは欧州からの買いが多いためで、オイルマネーの多くはシティーを経由
して投資される。北米からの買いはあまり見られない。


昨日、ブラックロックが日本株の投資判断を引き上げたことを言及したが、
米CNBCの投資家調査で日本株がダントツの40%という結果となった。

2位が欧州の26%、3位が中国と南米の4%であるから、日本の人気が
かがえる。日本買いの底流はまだ終了していない。

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4月はドル円が焦点 [株式]


27日の株式市場は反発。日経平均株価は364円高の40762円で大引け。
プライム市場の出来高は18.9億株、売買代金は5.2兆円。

昨晩のNYダウは31ドル安、NASDAQ指数は68ポイント安。

本日は権利取り最終日ということも有り反発の動きとなった。今日明日で配当
再投資が1兆円見込めるなどの憶測も上昇を後押しした。

ただこれは実際どれだけ再投資されるかは不明。株式の配分の上限付近である
ことを考えると大したことはないのではないか。


本日、ドル円相場が151円90銭台となったことで、鈴木財務相が介入を示唆
する牽制発言を行った。介入示唆は週明け25日の神田財務官に続くもの。

実際、介入が行われる場合は米国との切り替わりの時間である夕刻~米国の動
きが活発化する前に実施されることがある。出鼻をくじこうというものだ。

既報の通り、このまま152円台に突入すると155円まで一気に円安が進む可能
性がある。


神田財務官としても、日銀がマイナス金利解除で円安の展開は意外だったのだ
う。週明けの記者のぶら下がりで髪は乱れ、顔つきにも余裕がなかった。

そこでは、「これは投機的な動きでこの先日米金利差は縮小する」と言及。
現時点で、日米金利差は特に拡大していない。

その中での円安だけが進んでいる。こうした場合、金利差拡大で円安水準に追
いつくか、金利差総統水準まで円高進むかということになる。


前者の場合は米10年債の利回り上昇となり、NY株にとっては逆風。東京市場
もその影響を受ける。

後者の場合は円買い介入が考えられ、これは東京株式市場を直撃する。どちら
に転んでもいい傾向ではない。

これから4月は為替絡みで動きが出て、株式市場はそれに引きずられそうだ。



世界最大規模の資産運用を誇るブラックロックが日本株の投資判断を上から
3番目から2番目に引き上げた。

半年後から1年後をめどとしたもので、引き上げは昨年9月以来のこと。これ
実際の運用もさることながら欧米にアナウンスメント効果がありそう。



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月末にかけて下落基調? [株式]


26日の株式市場は反発。日経平均株価は16円安の40398円で大引け。
プライム市場の出来高は15.7億株、売買代金は4.3兆円。

昨晩のNYダウは162ドル安、NASDAQ指数は44ポイント安。

東京市場は前日の大幅下落の反動もあって反発の動きとなったが続かず。意図
的か実需によるものかは定かではないが、戻りを阻止するような動きの印象。


明日27日が権利取り最終日、明後日28日が約250円の配当落ち日。例年
は最終日に上昇するほど落ち日は反動で下落が大きくなりがち。

そして、29日が年度内最終取引日。ここはここで低く抑えたい連中と高く維
持したい連中の思惑がぶつかり合う。

また、恒例の月末安も意識しておく必要があるが、今回は4月1日から日経平
均採用入れ替えがありこれに伴うイレギュラーな動きも考えられる。


日経平均連動型ファンドがこの入れ替えに備えて数千億円規模の売り物を出し
てくると見られている。

引け値で組み入れのため、その買付資金にそれ以外の株を売却するため、日経
平均は下落圧力となる。一時的なもので終われば通常モードに切り替わる。

よって、来週初4月1日はこの反動と月初高のアノマリーから、29日が下落
するほど反発力が期待できることになる。



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4月にドル円は動き出しそうな気配 [株式]


週明け25日の株式市場は大幅下落。日経平均株価は474円安の4414円で
大引け。プライム市場の出来高は16.1億株、売買代金は4.3兆円。

先週末のNY市場が下落したことに加え、朝から神田財務官の円安牽制発言で調
整色が強まった。


先週までは鈴木財務相から「注視している」旨の発言が繰り返されていたが、
本日の神田財務官は「介入の準備はできている」とまで踏み込んだ。

本日はこの発言がすべてといっていい。先週2000円以上急騰した直後だけ
に売り先行が引けまで続いた。

ただ、神田財務官の発言にも円高の動きは長くは続かなかった。まだ足元では
最初の警告であり、海外筋にどれだけ浸透したか不透明なためだろう。


ドル円のチャートを見ると151円台はこれまでの上限水準で、152円台に
入ってくると155円まで一気に突っ走っておかしくない状況だった。

日銀のマイナス金利解除とYCCの撤廃で日米金利差縮小は読めるのだが、ドル
円はこれを無視し、投機筋のポジションはドル高に偏ったまま。

そうした状況に神田財務官は危機感を抱いての発言だったと思われる。ここで
介入したら145円が取りあえずの目安となる。


その場合、株価の下落はやむを得ない。1000~2000円幅は覚悟しない
といけない。

介入がもう少しドル高に進んだ地点の場合は、株価は上値を試すことになる。
いずれにしてもドル円相場の動きと神田財務官から目が離せなくなった。

株価も介入まで言及されては無視できない。いずれにせよ、4月はドル円は
いずれかに大きく動きそうな日柄である。



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残すはTOPIXの最高値更新 [株式]


21日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は812円高の40815円で大
引け。プライム市場の出来高は22.1億株、売買代金は5.9兆円。

昨晩のNYダウは401ドル高、NASDAQ指数は202ポイント高。


FOMCは大方の予想通り5.25~5.5%の現状維持。パウエル議長の会見
は慎重な姿勢を見せつつもやや緩和的内容。

これを受けNY市場は大幅高となり主要三指数とも最高値を更新した。東京市場
は508円高で始まるなど大窓を開けて寄付き、高値引けとなった。

昨日、3月7日の高値トライと指摘しておいたが一気に抜き去ってしまった。
それだけ強いということ。


NY市場は三指数とも史上最高値更新で、日経平均も最高値更新。世界の主要指
数の中で昨年以降最高値を更新していないのは中国とイタリアくらいとなった。

東京市場の日経平均は更新したが、TOPIXはまだ。89年12月の2884が
最高値で、本日終値が2796とあと88ポイント。

NT倍率を14.5倍で計算すると1276円。つまり、日経平均が42000
円となればTOPIXは最高値となる。

こちらはもう少し時間が必要と見ていたが、足元の動きで急に可能性が出てき
た。年度末の乱高下を乗り切れば見えてくる。


週明け25日より半導体指数の発表が開始される。これは以前もお伝えした。
そして4月1日には日経平均採用企業が入れ替え。

除外は宝HG、大セメ、大平金、新規はZOZO、ディスコ、ソシオネクスト。
半導体関連が2社も入る。今後、日経平均は半導体株により左右される。

これまでNASDAQ指数との相関性が強いといわれてきた日経平均だが、今後
はSOX指数(半導体株指数、30社)との連動性がより強くなるかもしれない。



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事前報道通りマイナス金利解除 [株式]


19日の株式市場は続伸。日経平均株価は263円高の40003円で大
引け。プライム市場の出来高は19.3億株、売買代金は5.2兆円。

昨晩のNYダウは75ドル高、NASDAQ指数は130ポイント高。

注目の日銀会合はマイナス金利解除、YCCの撤廃、ETF購入終了が主な柱で、
どれも事前に報道されていたもの。


結果発表前の前場の東京市場は売り優勢で軟調だった。それが結果を受けて、
買い安心感と売り圧力が交錯。結局、引けにかけて40000円台を回復。

マイナス金利は解除されたが緩和姿勢を続け利上げは直ぐに行わないことも
示された。これも事前に伝えられていた通り。

今回は事前のリークが多くマーケットは十分織り込んだことで乱高下はなか
った。それだけ日銀も不要な混乱を招くことを懸念していたということか。


本日終値で40000円を回復したが、今月に終値で4万円以上となったのは、
4日=40109円、5日=40097円、6日=40090円の3日のみ。

つまり、本日の終値から高値までは100円少ししかない。ザラ場では7日の
40472円が高値。

また、プライム市場のPERは16.96倍で今月6日の16.87倍を上回ってきた。
株価は上回わずPERが上回ったということはEPSが低下したことを意味する。

ちなみに、NY市場のSP500企業平均では23倍前後。現在の金利水準から
東京市場は低評価されすぎているともいえる。


明日は東京市場は休場。明晩というか明後日深夜にFOMCの結果が出る。
パウエル議長の発言に注目が集まる。タカ派姿勢は緩むと見るが、要注目。



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日銀会合織り込み、FOMCはタカ派姿勢緩和?! [株式]


週明け18日の株式市場は大幅高。日経平均株価は1032円高の39740円
で大引け。プライム市場の出来高は18.4億株、売買代金は4.6兆円。

日銀会合の結果を明日に控え、株式市場は急反発。マイナス金利解除が度々報
じられたことで、これ以上悪材料にならないとばかりに買い戻しが強まった形。


予想以上に売り圧力が強くなかったのは決算対策売りが峠を越えたためだろう。
それも、当面月末までは一筋縄ではいかない展開ではないか。

期末特有の歪んだ需給に加え、投機筋がアルゴを使って仕掛けてくる可能性は
高い。権利落ちに配当再投資と思惑は尽きない。

いずれにせよ、今回の日銀会合は注目が集まったことと関係者からのリーク情
報が多くほぼ市場は織り込み、下落してもが短期間ではないか。



米国では19・20日にFOMCが開かれる。今回利下げはなく現状維持。市場の
関心は利下げの時期で、現在は6月と見る向きが多い。

終了後のパウエル議長の会見でその確信を強めたいところで、それが得られれ
ばマーケットは安心感が出るが、タカ派姿勢を崩さなかったら大幅下落もある。

その点、今回はタカ派姿勢を緩めるのではないか。というのもバイデン大統領
がPE州の集会演説で利下げを発言したため。

秋の大統領選を睨み、現政権としてインフレ退治の実績を作り経済テコ入れに
向かわせたい流れ。パウエル議長もこれに表だって逆らうことはできない。



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期末売りに投機筋が提灯 [株式]


14日の株式市場は反発。日経平均株価は前日比111円高の38807円で
大引け。プライム市場の出来高は16.6億株、売買代金は4.3兆円。

昨晩のNYダウは37ドル高、NASDAQ指数は87ポイント安。


東京市場は寄付きしばらくは下落基調で、一時295円安まで売られた。そこ
から徐々に持ち直し、後場にプラス圏へ。

このところ寄付き後の売り圧力が目につくが、これはおそらく投機筋より実
需筋の売りだろう。あるいはそれを見越し投機筋が乗せてきている印象。

実需の売りは期末要因と思われる、表向きは来週の日銀会合でのマイナス金
利解除懸念。だが、これはもう何度も話題に上っており新鮮味はない。

実際、解除されても現実の影響はない。植田総裁も内田副総裁もその先の利
上げに関しては慎重な発言をしている。


現実には来週19日にマイナス金利解除が確定したわけではない。早川元理事
などは今回はフォワードガイダンスで実施は4月だろうと発言している。

もし、今回現状維持の速報が流れたら株価は急伸しよう。また、実施された
場合は一時的に売り込まれたとしても、短期間ではないか。

それは、その後の利上げは慎重に構えていることが引け後の植田総裁の記者
会見で見込めそうなため。投機筋らの陽動に惑わされないようにしたい。



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日銀ETF購入撤廃へ [株式]


13日の株式市場は続落。日経平均株価は101円安の38695円で大引け。
プライム市場の出来だkは16.4億株、売買代金は4.4兆円。

昨晩のNYダウは235ドル高、NASDAQ指数は246ポイント高。

NY市場の上昇受けて東京市場は39000円台を回復して始まったが高く始まっ
たが、早々にマイナス圏へ突入し引けまでプラスへ浮上できなかった。

順当な賃上げが報告されており、マイナス金利解除思惑の売りを誘ったとい
うことだが、昨日、売り方が買い戻させられたためその反撃に出た形。


昨晩の米雇用統計の結果は総合3.2%、コア3.8%と市場予想より各々0.1%
強めに出た。これでドル高となり147円台へ。

米10年債金利も上昇、株価は3ケタ上昇。前者2つは定石通りだが株価の上
昇は意外。せいぜい±50ドルでしかるべきだかこれを上抜けた。

納得いく理由は聞かれなかったが、一つは昨日指摘したバイデン政権の株価
を下げさせたくないという意志、もう一つは今週のNY市場のSQ思惑だろう。


本日夕刻、日銀ETF完全廃止検討の報道が出た。が、週明けの大幅安で購入
が見送られたことで特に意外性はない。

株価水準的にも4万円目前では買い支えるいわれはない。導入された2010年
当時の1万円割れ水準とは状況が違う。

ここからはいよいよ来週19日の日銀会合思惑相場が強まる。マイナス金利解
除はもう新鮮味がないが、はたして売り方がどれだけ頑張るか。

また、19・20日に行われる米FOMCは今回の利下げは見送りがコンセンサス
で、特に材料視されていない。



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マイナス金利解除思惑 [株式]


12日の株式市場は小幅続落。日経平均株価は22円安の38797円で大
引け。プライム市場の出来高は18.2億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは46ドル高、NASDAQ指数は65ポイント安。


NY市場はそれほど下落してなかったが東京市場は大きく売られて始まった。
その後も売り圧力が強く一時は500円以上安い38271円まで下落。

この時点でザラ場比では高値から2000円以上の下落。本日も昨日に続き大
幅安かと思われたが11時頃から急速に戻し始め小幅安となった。


大きく戻したのは植田日銀総裁の国会での発言。マイナス金利解除に関して、
今週の追加的経済データを見て総合的に判断したいとするもの。

この追加的経済データとは、13日の大企業による集中回答や15日の連合に
よる回答結果の1次集計などと思われる。つまり賃上げの状況ということ。

これが十分と判断されればマイナス金利を解除する見込み。ちなみに現在、
今月にマイナス金利解除を見込むアナリストは思ったほど多くない。

4月のほうが多い。これは少し意外だが、投資目線としてはいずれも想定
しておく必要がある。


本日は植田総裁が意思表示を濁したため大きく買い戻されたわけだが、裏を
返すと売り方はマイナス金利解除を見込んで売っていたということになる。

昨晩、NY市場がそれほど下げてないにもかかわらずナイト先物はずっと弱
かった。これもマイナス金利解除を前提と考えると腑に落ちる。

日銀会合は19日であと1週間後。それまでまだ変動が多い相場付きとなるだ
ろう。


今晩は米消費者物価指数が発表予定。市場予想は総合が3.1%(前月3.1%)
コアが3.7%(前月3.9%)。

大筋で低下基調だが、一部に高止りを見る向きもある。バイデン政権として
はここで相場を壊すわけにはいかないと見るが。



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日銀のETF購入はなし [株式]


週明け11日の株式市場は大幅下落。日経平均株価は868円安の38820
で大引け。プライム市場の出来高は20.2億株、売買代金は5.2兆円。

昨日指摘の通り、大幅安は避けられないとしてバブル期の高値28915円
後でどれだけ抵抗するかに注目していた。

結果は下に突き抜けた。それだけ売りの勢いが強かったということ。これで
日経とNYダウのスプレッドがなくなった。上積み分が一気に解消された形。


本日注目されたのは日銀のETF買い。前場段階でTOPIXが▲2%に達してい
たため後場から買い入れがあるか関心が集まっていた。結論的にはなかった。

これは2010年12月に買い入れが始まって以来初めて。現段階では買い
入れ停止の発表はなく、来週19日の日銀会合で検討することになっていた。

この件に関しては、安定的に物価上昇率2%が見通るようなら停止を検討す
るとの報道がこれまでにでていた。

その判断の直前に起きた急落で買い入れを見送ったということは、もう停止
の線で動いているのだろう。水準的にもここからの買いは根拠に乏しい。


とすると、投機筋は日銀の出方を気にせずに安心して売り仕掛けることがで
きるということ。

株価水準も高く特に何も材料がなくても500円幅の下落は頻発しそうだ。
投機筋を牽制する意味でも、枠組みだけは残しておけばいいのにと思う。

しばらく当面調整は続くだろうが、下げ渋る株が出てくる。指数の上値追
は厳しくとも個別は動きがありそう。



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MSQ前日に強烈な抑え込み [株式]


7日の株式市場は大幅安。日経平均株価は492円安の39598円で大引け。
プライム市場の出来高は21.2億株、売買代金は5.9兆円。

昨晩のNYダウは75ドル高、NASDAQ指数は91ポイント高。

NY市場の反発を映して東京市場は高く始まったが、売り方の押さえ込みで伸び
悩んでいた。


そうした中、10時台に「政府関係者がマイナス金利解除を容認姿勢」との報
道で、148円台へ円高が進み株価も下げ足を速めた。

本来はここまで下落することもないのだが、明日のMSQで4万円以下に押させ
たい連中が売り姿勢をとり続けたことで値幅が大きくなった。

これで明日のSQ値は4万円以下で決まりそう。問題はその後の展開。本日の流
れを受けて明日も大幅安なら1月からの相場は当面の天井を確認。


安く決まったとしても、もし切り返した場合は来週にもう一度チャンスは残って
いる。それも今晩、ドル安円高が進むとその可能性は小さい。

マイナス金利解除思惑は今回が初めてではなく、またこれだけではほとんど影
響ないが、その先の利上げを投機筋は見ている。

この点、植田総裁は慎重姿勢だが、19日の日銀会合結果と夕刻の植田総裁の
会見までは思惑に揺さぶられそう。



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MSQで終了となるのか? [株式]


6日の株式市場は小幅続落。日経平均株価は6円安の40090円で大引け。
プライム市場の出来高は18.3億株、売買代金は5.1兆円。

昨晩のNYダウは404ドル安、NASDAQ指数は267ポイント安。

NY市場の大幅安を受けて東京市場は安く寄り付いたが、徐々に切り返し、
一時プラスになる局面もあった。


TOPIXは10ポイント高と続伸となり相場の基調は引き続き強い。これで
日経平均とNY市場のスプレッドは1500ポイント。

昨年NYダウの5000ポイント下で推移したのがウソのようだ。だが、15
年には3100ポイントも日経平均が上回っていた時期があった(週末値比)。

単純にその点からは、NYダウが冴えなくても日経平均は上昇余力がある
ともいえる。


NYの大幅安にもかかわらず東京市場が強いのは明日のMSQに向けて、下げ
させたくない思惑が働いたとの見方がある。

何としてでも40000円以上でSQ値を決着させたいというものだ。昨年
までだったらこの見方は素直に受け入れただろう。

だが、今回も当てはまるとは限らない。4万円そこそこでは価格面で物足り
ないと映るためだ。想定レンジの41000~43000円に足りない。


もし、金曜日に寄付き後に大して下げない場合は基調の強さを見た投機筋ら
も買い直しはじめるのではないか。この場合、来週に想定ゾーンに入りそう。

それにはまだ今晩のパウエル議長の議会証言を乗り切る必要があるが、これ
は昨晩前倒しで利益確定に動いた部分があるため半分は織り込んでいそう。



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MSQは6日のパウエル議長の議会証言が鍵 [株式]


5日の株式市場は小幅安。日経平均株価は11円安の40097円で大引け。
プライム市場の出来高は17.44億株、売買代金は5.1兆円。

昨晩のNYダウは97ドル安、NASDAQ指数は67ポイント安。


最近のマーケットは日米とも半導体やAI関連など一部の株が牽引しているとい
われる。これまでGAFAが注目を浴びてきたが、最近ではマグ二フィセント7だ。

といっても、GAFAに3社を加えただけ。つまり、グーグル、アップル、フェイ
スブック、アマゾンに、マイクロソフト、エヌビディア、テスラを加えた7社。

これらがNY市場を牽引しているということになっている。だが、それぞれの
チャートを見ると必ずしもそうとも言えない。


GAFAのうち、アマゾンは上昇基調だが、グーグルとアップルは息切れから調整
色をとなっている。

また、後者で好調なのはエヌビディアだけで、マイクロソフトは保合い、テスラ
は勢いを失い昨年から調整に入っている。

つまり、マグ二フィセント7の内、好調なのは半分以下の3社というわけだ。こ
れらがピークアウトしたらNY市場も息切れしそうだ。



今週は8日に雇用統計が発表予定で注目されるが、その前の6日と7日に上下両院
でパウエル議長の半年に一度の国会証言が控えている。

やや先送りされたとはいえ、NY市場は利下げ期待が強いが、その点パウエル議
長は慎重姿勢を崩さないだろう。

それを映し、6日の発言に合わせて下落の可能性を見えおく必要がある。ただ、
大きく下落してもこれまで上昇を考えると下降トレンドに移行と見るのは早い。


仮に、6日にNYが崩れたら7日の東京市場も連れ安となり、8日のMSQでの高値
対応の可能性は低くなる。

他方、パウエル議長の議会証言を大過なく乗り切れば、7日の東京市場は翌日の
MSQを睨んで買い仕掛けが入る可能性も残っている。



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