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NY株高の裏にオイルマネー [株式]


16日の株式市場は小幅反落。日経平均株価は2円安の28868円で大引け。
プライム市場の出来高は9.6億株、売買代金は2.4兆円。

昨晩のNYダウは151ドル高、NASDAQ指数は80ポイント高。

NY市場が強い。NY連銀景気指数が大幅悪化にもかかわらず、崩れない。一時
は景気悪化で売られていたものが、インフレ減衰と前向きにとらえている。

こうなると、結果を見て後講釈といわれてもおかしくない。やはり市場は需給
ありきで、あとはその説明にすぎない。


そのNY市場の需給に関して、サウジの政府系ファンドがSP500に200億ドル、
NAS100に100億ドル規模の投資を行っているという。

通常は一度に買わずに、設定枠が埋まるまで買い続ける。ヘッジファンドらが
これに乗っかった形だろう。

押しそうで押さないため、売りから入るファンドも買戻しを迫られてここまで
来た形。


サウジの動きは背景に原油の大幅高があることは言うまでもない。思わぬ急騰で
であぶく銭が膨らみそれを安くなったNY株に振り向けたという訳。

あとどれだけ枠があるかわからないが、こうした話が出てくること自体、峠を
過ぎたのではないか。昨日のソロスの動きしかりだ。既報の戻りメドを意識。


東京市場は29000円手前で足踏み。PERは13.9倍とまだ14倍に達していない。
それだけEPSの拡大が続いているため。14倍少し越えた辺りまで意識。


米国もだが、中国の経済減速が鮮明となっている。不動産市場の悪化と、ロッ
クダウンの影響が経済の足を引っ張り続けている。

すでに、16~24歳の若者の失業率は19.9%に達している。不満のストレスが
蓄積中で、そのはけ口として台湾や日本へ目を向けられておかしくない。

それも最終的には共産党へ向かい大混乱となるのは必至。習近平の3選は不動
としても、就任直後から来年はより大きなうねりとなって問題が噴出する。



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