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中国凋落を決定づけるキッシンジャー死去 [株式]


30日の株式市場は反発。日経平均株価は前日比165円高の33486円で
大引け。プライム市場の出来高は23.6億株、売買代金は5.5兆円。

昨晩のNYダウは13ドル高、NASDAQ指数は23ポイント高。

本日キッシンジャーが100歳で亡くなったことが報じられた。先日にはバフェ
ットの盟友のマンガ-が99歳で亡くなったばかり。

もし、今後バフェットが亡くなった際は、バフェットショックとして一時的で
あれ商社株は大きく売られるのではないか。


キッシンジャーの死去は一つの時代の終わりを示唆している。キッシンジャー
といえばロックフェラー家の番頭であり門番の立場。

日本嫌いで米中国交を成した人物として有名。最近まで世界中を飛び回り各国
の主要政治家らと会談していた様子が報道されていた。

中国と強硬策を取る米国にとって、唯一、中国に理解のある人物だったといっ
ていいかもしれない。

高齢であり、現場での政治力はもうそんなになかったとしても、中国にとって
は惜しい人材が亡くなったことには変わらない。


その中国は経済低迷が言われて久しいが、これに追い打ちをかけるように子供
を中心には陰が拡大している。どの病院も廊下まであふれかえっている。

新型ウイルスではないとのことだが、中国のことでありよくわからない。日本
にこれが入ってきた場合は、免疫力が落ちている分、拡がるかもしれない。

また直近で、不動産バブル崩壊が全く関係ない中国の一般預金者にまで被害
が及んできた。


マンションや理財商品購入者が損失を被るのは当然として、一般の預金者が
勝手に理財商品などを購入され、お金を引き下ろせない事態となっている。

銀行に抗議しても、担当の銀行員が勝手にやったことで責任は負えないと開
き直っている。

つまり、銀行自体が自転車操業状態に陥り預金口座の資金をファンドに充当
しているのではないか。

こうした事態はおそらく来年もっと酷くなり、大きな社会問題となりそうだ。
中国は社会不安の入り口にさしかかっている。



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タカ派FRB理事の態度変更でドル安円高が進行 [株式]


29日の株式市場は3日続落。日経平均株価は87円安の33321円で大
引け。プライム市場の出来高は13.6億株、売買代金は3.5兆円。

昨晩のNYダウは83ドル高、NASDAQ指数は40ポイント高。

NY市場は上昇したが東京市場は続落となった。その要因はドル安円高の進行。
一時、146円台まで円高が進行。

時間外で米長期金利が4.2%台まで進行したことを素直に映した形。このと
ころ円高・株安の構図通りに推移している。

しかも、ドル円は米長期金利を敏感に反映して動いている。先に150円台ま
でドル高となった際には連動していなかった。


米長期金利の低下の理由はFRBのウォラー理事が28日、インフレ率が低下
し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆したため。

「インフレ率が低下方向に向かっていると確信が持てれば、景気回復などとは
 無関係に政策金利を引き下げ始めることができる」と。

すでに市場は来年の利下げシナリオが主流となっていたが、今回改めて反応し
たのはウォラー理事がこれまでタカ派として知られていたため。

その彼が利下げに言及したものだから一段と長期金利が低下したわけ。それが
ドル安円高に直結した。


これで8日の雇用統計、12日の消費者物価指数で一段と景気減速が示されれ
ば米長期金利は4.0%あたりまで進む可能性がある。

その際には145円割れも見ておく必要がある。タイミング的に雇用統計の発
表は東京市場のMSQ後となるため、それまでに145円割れは疑問。

34000円台が大分遠ざかった感があるがまだわからない。明日は月末安の
アノマリーで仕方ないとしても、月初は株高の可能性がある。

米長期金利低下をNY市場が好感し一段高となれば、東京市場も連れ高はある。
このまま33000円割れの見方も少なくないが、上を試した後ではないか。



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MSQを意識した動き始まる [株式]


28日の株式市場は小幅続落。日経平均株価は39円安の33408円で大引
け。東証プライムの売買高概算は13.1億株、売買代金は3.3兆円。

昨晩のNYダウは56ドル安、NASDAQ指数は9ポイント安。

東京市場は手がかり材料難で押された形。米長期金利が低下気味ということも
あり、ドル円相場は148円台。これも軟調となった背景。

12月発表の米雇用統計は8日(金)、消費者物価指数は12日(火)。よほ
どのことがない限り12・13日に予定されているFOMCでは現状維持。


株式市場は崩れそうで崩れない展開。本日で終値で33000円台を維持した
のは9日目で、これは6月の8日連続を上回ったことになる。

これまでのような相場なら昨日本日で、33000円を割れていてもおかしく
ないが、そうならないのはMSQにかけ高値を目指すということかも。

ただ、そうなったとしても、その後は個人投資家の年末特有の手仕舞いが出て
軟調を見ておく必要がある。



中東では人質交換により停戦状態となっている。これが終わればイスラエルは
ガザ攻撃を再開する見通し。来年までまだこの問題はもつれそう。

キナ臭いのが北朝鮮。先日、軍事衛星の打ち上げが報道されたが、北朝鮮と
韓国の非武装地帯でも動きが出ているもよう。

韓国情報機関は、北朝鮮が間もなく大砲や短/中距離弾道ミサイルを含むさま
ざまな重攻撃兵器を国境に配備し始める可能性があるという。

韓国軍も大砲と機甲旅団がDMZ沿いに配置され、俄かに緊張状態が高まって
きた状況となっている。

イスラエル‐パレスチナから中国の台湾有事を指摘する声は多いが、北朝鮮の
動きも要注意ということ。北朝鮮が来年1年、静かにしているとは思えない。



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戻り売り優勢で勢い続かず [株式]


週明け26日の株式市場は反落。日経平均株価は177円安の33447円で
大引け。プライム市場の出来高は12.4億株、売買代金は3.1兆円。

先週末のNY株高を受けて高く始まり寄付き直後に33811円まで伸びたが、
その後が続かずダラダラ下げる展開。

一時、ザラ場高値から400円以上も安い33400円を割れる場面もあった。
戻り売りはもちろんだが、ドル円相場で円高の流れを反映した形。


本日の騰落レシオ(25日)は、ニュートラルからやや強めの113ながら120に
も達していない。プライム市場のPERは15.15倍。

EPSは2208円と2200円台を維持。当分はこのEPSの上積みは期待でき
ないことから、一段高には別の援軍が欲しいところ。

仮にEPS2200円で15.5倍まで許容範囲とした場合は34000円となる。
16倍で35200円。ここまでが年内ギリギリのライン。



昨日言及した中国の米国の資金要請は9000億ドルの間違い。フェイク情
報でなかったとしても、米国は受け入れない。

中国では先週、中植集団が4兆4000億円の債務超過となったことが明らか
となった。

主に不動産関連への投融資だが、これはグループ全体の一部で全体ではその
10倍の規模でもおかしくないとの見方。

今後、恒大、碧桂園と同等以上の破綻につながりそうで留意しておきたい。
中国の経済底抜けはまだ道半ばの状況。



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147円台で金利差調整一巡感 [株式]


22日の株式市場は反発。日経平均株価は97円高の33451円で大引け。
プライム市場の出来高は11.9億株、売買代金は3兆円。

昨晩のNYダウは62ドル安、NASDAQ指数は84ポイント安。


NY市場は引け後のNVIDIA決算を意識し様子見ムードが強まった。ザラ場中
に公開されたFOMC議事録で、利上げはまだ打ち止めではない旨の内容。

だが、これはほぼ影響なし。これまでと同じで結局経済指標次第との結論で、
現在はそれらが低下しているため。

そして、NY市場の引け後に発表されたNVIDIAの決算は予想を上回る数値。
だが時間外で同社株は直後に大きく下落。

これは今期の予想の中で中国向けが落ち込むとのガイダンスが入っていたため。
これまでは良かったが、今後はそう楽観できないとの見方からだ。


これを受けて東京市場は安く始まったが、徐々に切り返してプラス圏へ浮上。
一時、32593円まであった。

昨日32500~600円と指摘しておいたが、ちょうどこのレンジに収まっ
たことになる。

NVIDIAが切り返したことや、ドル円相場が147円台から徐々に円安の動き
となり148円台の動きとなったため。


昨日も指摘したが147円台で日米金利差の修正は一巡したと見ていいだろう。
この金利差面からの修正を指摘する声がないのは不思議。

東京株式市場は上目線で見ればちょうどいいガス抜きとなったように見える。
既報の通り、終値で高値を更新していない分だけ未達成感がある。



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明朝のエヌビディア決算が東京市場を直撃 [株式]


21日の株式市場は続落。日経平均株価は33円安の33354円で大引け。
プライム市場の出来高は13.8億株、売買代金は3.5兆円。

昨晩のNYダウは203ドル高、NASDAQ指数は159ポイント高。


NY市場は強い動きで三指数とも10月下旬からの戻り高値を更新したが、東京
市場は小幅ながら続落となった。要因はドル安円高が続いたためだ。

本日は148円台で始まったものの、円高の流れが収まらず147円台に入ってき
た。

このドル円の動きに連動するよう先物がようセットされているため、株式市場
切り返せずに軟調な動き。

ただドル円相場も147円台に入ったことで、昨日指摘した日米金利差の両者の
修正が一巡してきた感が有る。

米長期金利4.4%を維持する限り、140円台前半まで円高は考えづらい。


目先のポイントは明朝に発表されるエヌビディア(NVIDIA)の決算。好調な
数字が予想されているが、さらにその上を行くかどうか。

予想とほぼ同程度では織り込み済みとなる可能性がある。NY市場が引けた後
に同社の決算は発表予定のため、明日の東京市場はこの結果を受けて始まる。

日経平均は33200円辺りが下値支持線となっており、これを下回ると一気に
32000円割れの流れもある。予想以上の場合は33500~33600円辺りまで。



11月の岸田政権の世論調査が出揃ったが、どこも大きく支持率を低下させて
いる。時事のように党と内閣支持率で50%を下回ったところも出てきた。

30%以下の低空飛行をどこまで自民議員らが我慢できるか。岸田を下しても、
石破や河野、小泉を選んでいるようでは先がない。



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日米金利を後追いのドル安で高値更新も息切れ [株式]


週明け20日の株式市場は反落。日経平均株価は197円安の33388円で
大引け。プライム市場の出来高は14.2億株。売買代金は3.6兆円。

寄付き直後から急伸しはじめ、300円近く上昇し33853円まであった。
年初来高値が33772円だからこれを上回ったことになる。

34000円も見えてきたかと思われたが、利食い売りに押されたことに加え、
外為市場でのドル安円高が進行したことで、結局200円近く下落。

つまり、円高がこの日の下落要因で途中からアルゴがドル円に連動させるよう
動き出し夜間取引に入ってもその動きが続いている。


もともと、米長期金利が頭打ちから低下する中でもドル円が踏ん張っていた。
日米金利差を見るとあきらかに連動性が薄れていた。

それが本日、一気にドル円相場が日米金利差にキャッチアップしてきたという
訳。当然ドルの一段高を見ていた連中からすると、梯子外しとなった。

ドル買いポジションのロスカットが多発していることは容易に想像できる。
米長期金利が4.5%前後ではしばらくポジション調整の流れ。


神田財務官にとっては労せずにドル安が止まったことでほっとしていることだ
ろう。だが、年内にはドルの高値を試しに行く動きがあるのではないか。

昨日、12月SQまでに調整入れても入れなくても高値トライを指摘しておいた。
それが本日早くも示現したことになるが、終値ベースではまだ。

SQまでに間に合うかはわからないが、年内には終値での更新の可能性は消え
ていない。



昨日、イエメンのシーア派武装組織フーシ派が紅海を航行していた貨物船を乗
っ取ったと発表。同貨物船は日本郵船がチャーターした自動車運搬船。
日本人は乗船していない模様だが、早くも昨日危惧した事件が起きた。今後も
続くか気にかけておきたい。

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つなぎ予算上院可決で切り返す [株式]


16日の株式市場は反落。日経平均株価は95円安の33424円で大引け。
プライム市場の出来高は14.5億株、売買代金は3.7兆円。

昨晩のNYダウは163ドル高、NASDAQ指数は9ポイント高。


寄付き後高くなる場面もあったがすぐにダレ始め、一時は300円近く下落
し33233円まであった。その後切り返して100円以内まで持ち直した。

TOPIXは4ポイント安と225換算で60円安程度。昨日の上昇を考え
ると、よく踏ん張ったほう。

切り返した一つのきっかけは、米上院でつなぎ予算が87:11で可決され
たとの報道。

結局、共和党の一部が反対したが民主党が賛成に回り可決となった。あとは
バイデン大統領の承認で成立となる。


バイデン大統領は習近平との会談に臨み、相変わらずの挙動不審。会談の席
で隣のブリンケン国務長官が気が気でない様子が打ちされていた。

台湾の扱いはこれまで通りで中国を立てた形だが、貿易面の緩和は特になし。
軍事対話の再開が決まったぐらい。

この件に関しマーケットインパクトは特になし。当初から期待もされていな
いため、それを追認した形。

今回、習近平がわざわざ米国に出向いてきたわけだから何か米国からの贈り
物はあるだろう。それも水面下の話で、時間が経ってから明らかとなる。


株式市場はこのまま高値前後まで伸びても、一度調整してもどちらもおかし
くない状態。NY市場は17日がSQ。



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年初来高値が視野に入ってきた [株式]


15日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は823円高の33519円で大引
け。プライム市場の出来高は18.5億株、売買代金は4.6兆円。

昨晩のNYダウは489ドル高、NASDAQ指数は326ポイント高。

注目の米消費者物価指数は予想の3.3%を0.1%下回り3.2%。コア指
数も0.1%下回る4.0%となった。

これを受けNY市場は買戻しの動きが強まり大幅高。これでNASDAQに続き、
NYダウ、SP500とも抵抗ラインを突き抜けたことになる。


東京市場もこの流れを受けて窓開けで始まり一段高となった。買戻し中心とは
いえ取引高は多い。

ただ、225採用中心に買われたことでTOPIXから見ると400円高程度
で騒ぐほどでもない。

ともあれこれでしばらく戻り高値を試す展開となりそう。目先の焦点は6月16
日に付けたザラ場高値33772円。


これで週末のつなぎ予算の成立が焦点となるが、下院はすでに通過した。残るは
上院で共和党のフリーダムコーカスは引き続き反対を堅持。

一方で、民主党から賛成票が見込まれるとの報道もあり市場はやや楽観に傾いて
いる。揉めるとNY市場は波乱となるため、気にしておきたい。


本日7-9月期GDPが3四半期ぶりにマイナスとなったことが明らかとなった。
物価高の影響で内需が落ち込んでいる。

一方で、中間決算は順調で本日EPSは2200円台に乗せてきた。プライム市場
のPERは15.13倍と過熱感はない。

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一段と低下予想の米消費者物価指数 [株式]


週明け13日の株式市場は小幅反発。日経平均株価は17円高の32585円
で大引け。プライム市場の出来高は14.7億株、売買代金は3.7兆円。


先週末のNY市場の大幅高を受けて200円以上高い32818円で寄り付い
た。先物に追い付く形で約5分後に32913円まで伸びた。

だが、そこが本日の高値となり、あとはダレダレの展開。利食い売りに押され
る一方、新規の買いは見送りムード。出来高もそれを示している。

押し込まれた後切り返すと見ていたがそうならなかった。先週末に先取りする
形で戻していたこともある。

今晩のNY市場でムーディーズ格下げ見通しの影響や、明晩の米消費者物価
指数を確認したい意向もある。



今週14日から17日まで習近平主席が17年4月以来6年半ぶりに訪米す
る。これはサンフランシスコで開かれるAPEC首脳会議参加のため。

同会議に出席予定の岸田首相と、日中首脳会談が設けられる動きで調整され
ている。

ただし、どこまで本格的なものとなるか、何か成果があるかは定かではない。
どの国も内政に問題を抱えており、短時間の会談では処理できない。

最初から岸田首相は期待されていない分だけ、何かしら合意があればニュー
スとなりそう。



マーケットは明晩の米消費者物価が目先の焦点。市場予想は総合で3.3%、
コア4.1%。

総合は前月が3.7%なため、0.4%も低下予想。市場予想の結果となっ
た場合でも好反応を示すのではないか。



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気になる街角景気のスローダウン [株式]


9日の株式市場は大幅反発。日経平均株価は479円高の32646円で大引
け。プライム市場の出来高は16.7億株、売買代金は4兆円。

昨晩のNYダウは40ドル安、NASDAQ指数は10ポイント高。

NY市場はほぼ横ばいだったものの東京市場は大幅高となった。本日の出来高
減少を見ると、昨日の下落はETFのリバランスの影響と再確認できる。


これだけ株価が上昇しながら本日のプライム市場のPERは15.03倍。昨日の
14.86倍からは上昇したものの割高感はない。

EPSがそれだけ上昇しているためで来週中に2200円近くまでさらに伸び
る可能性がある。

ただし、これは中間決算の数字を基にしたものでいわば今後の動きは流動的。
景気次第では下半期は伸び悩む可能性がある。


その点、本日発表された景気ウォッチャー調査2は留意しておく必要がある。
というのも、どうも調子が今一つなのだ。

現状DIは9月調査の49.9から49.5へ低下し2か月連続の50ポイント割れ。
先行DIも49.5から48.4とこちらも低下し2か月連続50ポイント割れ。

内訳を見ると家計では小売り部門、企業部門は製造業、非製造業いずれもよく
ない。先行も似たような感じ。足元で慎重となってきた姿が浮かぶ。


明日はSQ。ここを境に下落するか一段高となり33000円台を回復する
かはNY市場が鍵となりそう。

NY市場が目先調整しそうで、1日で3ケタ下落となると東京市場も影響を
受けざるを得ない。



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TOPIXの厳しい下げはETFのリバランス?! [株式]


8日の株式市場は続落。日経平均株価は105円安の32166円で大引け。
プライム市場の出来高は22.1億株、売買代金は4.8兆円。

昨晩のNYダウは56ドル高、NASDAQ指数は121ポイント高。


NY市場は高かったものの東京は続落となった。ここ3日で2000円ほど上昇
していたことを考えると特に違和感はない。これで日足は順下がりの陰線。

これはあまりよろしくない足型だが、これで32080円台までの窓埋めを完了
した。

日経平均は105円安ながら、TOPIXは26ポイント安とこちらは厳しめの
下げ。日経平均換算だと400円程度下落したことになる。

このちぐはぐさの要因としてWisdom Tree ETFのリバランスが言われてい
た。これが本日の出来高22億株の背景。


TOPIXの大幅安に日経平均が引きずられなかったのは、おそらくSQを意
識した買い支えのように見える。

本日の下落が上記指摘したリバランスにあるとすれば、明日は戻りやすくなる。


日銀植田総裁が、国会でETF購入の出口戦略に関し以下のように発言。

「リスクプレミアムが過度に拡大する場合に買い入れを実施してきた。そうい
う心配がある程度なくなる状態になればやめる準備が整うと考えている」

つまり、もうETF買い中止を意識しているということ。これも投機筋の売り
を誘った面がある。



ガザ情勢に関しアラブ諸国の動きが鈍いのが気になる。それは世界で反イスラ
エルの動きが広がってきたためではないか。

無理に仲介せず今の流れを見守ることで、反イスラエルからひいては反米の
うねりを大きくしたい狙いか。



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SQまでに切り返す [株式]


7日の株式市場は大幅反落。日経平均株価は436円安の32271円で大引
け。プライム市場の出来高は15.9億株、売買代金は3.9兆円。

昨晩のNYダウは34ドル高、NASDAQ指数は40ポイント高。

昨日指摘したように米長期金利が切り返し4.6%台となった。これでドル円
も150円台を回復。

NY株式市場は頭が押さえられた形となった。東京市場も利食い売りに押され
大幅安。


昨日も指摘したが、もしこれが格言に言う「三空踏み上げの売り」ならこのま
ま三空のスタート地点に直滑降となるが、おそらくそうはならない。

今週はSQ週で本日火曜日に亀裂が入った。だが、週末のSQに向けてこのま
ま安値決着となるとは思えない。

明日か明後日にはもう一度、反転する動きとなるだろう。ただ、取引高を考慮
すると昨日のを抜くのは厳しい。指数だけ無理すると後の反動や巣が怖い。


いくつか理由があるが、その一つが企業業績。これまでの中間決算発表で上方
修正が相次いでおり、本日を含めて3日連続でEPSは2100円台となった。

一週間前から70円ほど積みあがっている。本日のPERは15.07倍と最近の
下限の目安の15倍付近だ。

15倍は最近の下値の水準で、いったん下げ止まっていい水準。裏を返すと目先
下落するほど見直し買いが入っておかしくないともいえる。



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三空出現に目につく間違った解釈 [株式]


連休明け6日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は758円高の32708
円で大引け。プライム市場の出来高は20.4億株、売買代金は5.1兆円。

連休中にNY市場が上昇していたことで本日の東京市場は大幅高。ただ、すで
にシカゴで32730円で引けていたことから特に驚きはない。


大幅高で寄り付いた後、ダレルかどうか見ていたが、寄付き後多少だれたもの
のすぐに切り返ししっかりした動き。

おそらく売り方の買い戻しアルゴが引けまでで続けていた感じ。先物が引っ張
ったことで現物とのベーシスが開き裁定買いが大量に入った。

それが本日の出来高急増の一因であろう。おそらく2千億円程度は入ったので
はないかと思う。


ドル円は150円を下回った状態で、先週スタンバイ状態と発言した神田財務
官は米雇用統計の発表後に判断するのではないかと先週指摘しておいた。

市場予想を下回れば150円割れの展開が見込め、予想を上回れば発表前の
介入効果が無駄打ちになると見たため。

結果的に、先週の151円台で介入しなかったことは正解だったということに
なる。ただし、まだドル高円安が終わったわけではない。

米長期金利の4.5%台への急低下は短期的には行きすぎの感が有り、これ
から修正の金利高があるだろう。その際、150円台乗せは十分ある。


本日で日経平均、TOPIXの日足は三空となった。三空踏み上げは売り迎え
との格言から、ネットでは売り推奨一色となっている。

だが、この捉え方は間違い。上昇相場が続いた後の三空出現は最終局面を示唆
するため売りとなるが、今回は安値直後の三空でこれは当てはまらない。

結果的に明日から軟調となっても、三空の売りは正しかったということにはな
らない。

個別株でも上昇初期に三空が出現し、その後に大相場に発展することも少なく
ない。これは三空が出現するほど大相場が待ち構えているとの見方。



中東情勢についてピューリッツァー賞3度受賞したトーマス・フリードマンが
NYタイムズに寄稿。

イスラエルの行動を批判スタンスでNYタイムズが掲載するとは、以前なら
考えられないこと。ではなぜ今、著名人を使って寄稿させたか。

おそらく、以前紹介した外交問題評議会の意向が働いていると見る。否、それ
なくしてありえない。イスラエルは明らかにやりすぎている。



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米長期金利低下で一気に32000円台を回復 [株式]


2日の株式市場は続伸。日経平均株価は348円高の31949円で大引け。
プライム市場の出来高は17.7億株、売買代金は4.5兆円。

昨晩のNYダウは221ドル高、NASDAQ指数は210ポイント高。


昨晩発表されたISM製造業指数が市場予想の49.0に対し46.7と下回って
きたことで長期金利が4.7%台まで低下。

これでドル円は151円台から150円台へと円高の動きとなりこれが東京市場
に入っても続いた。

そして、今朝3時に発表されたFOMCは現状維持。引き続き今後利上げの
可能性を残しつつも、利上げの議論は出ていないとパウエル議長の発言。

どれも想定内で特に材料視されなかった。結局、長期金利低画の動きでNY
市場は強基調で大引け。


この日のNY市場は長期金利低下を好感したが、政策金利が5.25~5.5%の
水準で基本的に逆風の中。それほど下落しないのは企業業績が好調なため。

これが鈍化し景気後退となるとNY市場の下落は避けられない。来年は大
統領選で景気後退は避けられるとの見方もあるが、楽観禁物。

本日の東京市場も大幅続伸で寄り付き、あっという間に32000円台を回復
したが、さすがに33000円台回復はこうはいかない。


明晩は米雇用統計の発表。1日発表のADP雇用調査は11.3万人と予想の
15万人を下回った。

雇用統計も予想以下ならNY市場は一段高だが、先月のように大幅増なら
急反落。連休明けの東京市場は飛んで始まる。



最後にイスラエルの軍事行動に関し、米議会は賛成の立場だが、外交問題
評議会は機関紙のフォーリンアフェアーズでは以下を指摘。

「イスラエルは自由と正義という核心的価値観から外れてしまった。イス
ラエルとパレスチナの紛争の方向性を変えれるのは新政権だけ」

ここでの指摘はしっかり押さえておきたい。ネタニヤフ首相は一段落つい
たら追い込まれる。



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為替介入に財務官の「スタンバイ」発言 [株式]


11月最初の取引となった1日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は742
円高の31601円で大引け。

プライム市場の出来高は19.4億株、売買代金は4.8兆円。昨晩のNY
ダウは123ドル高、NASDAQ指数は61ポイント高。

昨日の流れを受け東京市場は31000円台を越えて大きく上昇。日銀会合を
受けて昨晩から外人が本格的に参入。

すでにナイトで31000円台半ばまで買われていた。実質的に政策変更はな
く大規模緩和継続と捉えられたことで買戻しの動きが強まった。


ドル円もさらに円安が進行し151円台に入った。本日はこの動きを見て、記
者から為替介入の質問を受けた神田財務官が「スタンバイです」と返答。

これが場中に伝わると株式市場はダレたが徐々に持ち直し高値引け。以前も言
及通り、日銀介入に関し日銀総裁の権限はない。司令塔は財務官である。


おそらく、実際の介入は週末の米雇用統計を確認してからか。その前に介入し
ても、雇用統計の結果次第で元の木阿弥になりかねない。

それなら、最初から発表を待って実行するのが賢い手法。雇用統計の内容が悪
く、ドル高にブレーキがかかればそれに越したことはない考えも当然ある。

ちなみに、非農業部門雇用者数の市場予想は19万人増。前月は33万人増で
サプライスとなり米長期金利上昇。


東京市場は戻りのメドとした31500~32000円のレンジに一気に入っ
てきたが、中東懸念がある間は何時ショック安が襲わないとも限らない。



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