ペロシ下院議長の訪台強行ならリスクオフ警戒 [株式]
8月最初の取引で週明け1日の株式市場は反発。日経平均株価は191円高
の27993円で大引け。
プライム市場の出来高は12.2億株、売買代金は3.1兆円。
恒例の月初のファンドの買いなどもあり出来高がやや膨らんだ。高値引けなが
らわずかに28000円に届かず。
今回の戻りで終値ベースの高値を少し更新。騰落レシオは132ポイントと高原
状態が続いている。
結局、昨日指摘したソフトバンクGは200円以上安い場面もあったが101円安
で大引け。思ったほど売られなかった印象。
このところNASDAQ市場が戻っていることもあるのだろう。ただ、本日か
なりの株が上昇している中での下落は、見ている人は見ているということ。
さて、ペロシ下院議長の動き。ホノルルからアジアに向かったまではいいが、
姿が確認されていない。シンガポールへ搭乗機が着陸したというが定かでない。
仮にそうなら、今日明日がシンガポールとマレーシアだろう。そして、注目の
訪台には見送りの観測も出ていたが、台湾で明晩訪台との報道が流れている。
その際、以前ギングリッチ議長の訪台より短い3時間内とするとの見方もあっ
たが、一泊するという。
あくまで現時点の動きで実際はどうなるかわからない。というのも、明日の
訪台報道で中国が騒ぎ立てているためだ。
いつものことだが、これもどういう行動を起こすかは定かでない。だが、何も
しないでは済まないだろう。リスクオフに要警戒。
東京市場は本日もほとんどこの動きを無視しているが、いざ緊張が高まってか
らでは遅い。訪台を強行するか変更となるか、引き続き気にしておきたい。