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円高が東京市場の足を引っ張る [株式]


28日の株式市場は反落。日経平均株価は141円安の33539円で大引け。
プライム市場の出来高は10.9億株。売買代金は2.6兆円。

昨晩のNYダウは111ドル高、NASDAQ指数は24ポイント高。


本日は権利落ち日。配当落ち分は約60円で、これを差し引くと本日の実質下
落分は80円ということになる。

NY市場は強かったが円高に振れたことが足を引っ張った。ドル円にアルゴ
を連動させており、本日のような薄商いではこれに抵抗しての上昇は困難。

米10年債利回りが一時3.8%を割れるまで低下し、これがNY株上昇の要因
であり、またドル安円高の要因でもある。


日米金利差縮小による円高の構図は現在も生きている。そして円高は株安と
なる傾向が強い。よって、どうしても東京市場はドル円相場に引っ張られる。

米長期金利低下はほぼドル安円高の動きとなるが、東京市場は、時々円高を
無視して株高となることがある。

このイレギュラーの動きで売り方が踏まされたり、逆の場合は投げさせられ
る。これが東京市場が理屈通りにいかないところ。



年内の市場は明日が大納会。年明け相場に関係者の意識は移っている。大発
会は1月4日。なお、3日は先物で祝日取引となる。

つまり海外は1月1日だけが休みなため、2日(火)分は3日の祝日取引で対
応出来てロスはない。

祝日取引開始で通常の週末週初と同じパターンで東京市場の不利が軽減され
るようになった。



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コール売りのヘッジ買いの動き強まる [株式]


27日の株式市場は4日続伸。日経平均株価は375円高の33681円で
大引け。プライム市場の出来高は13.8億株、売買代金は3.5兆円。

昨晩のNYダウは159ドル高、NASDAQ指数は81ポイント高。


東京市場は大幅上昇となった。NY市場が引き続き上昇基調となる中、出遅
れの買いとなった形。

先週、年内に33600~33900円のゾーンをもう一度試しに行くとし
ておいたが、その通りの展開。

それでもまだNYダウと日経平均の開きは4000ポイント近くある。NY
ダウは過熱感が出ているが東京市場はまだ見られない。


直近で1月限オプションで外資系がコールの売りを積み上げていることから、
年内はもう上値は期待できないとの声が少なからずあった。

特に、33250円はGSのコール売りが目立っていた。昨日までは確かに、
これ以下で収めようとする動きがあったが、本日は寄り付きから突破。

こうなると、コールを売っている連中は損失が拡大するためそれを軽減する
意味で、先物買いでヘッジを始めることになる。

寄付きから33250円を大きく上回って始まったことで、いきなりヘッジ
の買いが相次いで上値追いとなった。その買いが一巡した段階で上昇終了。


これで日経平均、TOPIXとも足型は良型となった。明日は権利落ち日だ
がこれを埋める可能性がある。

NY市場とも年明け高の流れの印象が強いが、それで目先ピークの可能性が
ある。

仮に、日経平均は34000円台に達すれば買い戻しと先高期待の雰囲気
から強気が充満するだろうが深追いはリスキー。



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来年のNY市場 [株式]


26日の株式市場は続伸。日経平均株価は51円高の33305円で大引け。
プライム市場の出来高は10.4億株、売買代金は2.5兆円。

NYがクリスマス休日ということもあり、東京市場は取引高が少ない。明日
27日が年内の最終受け渡し日。28日が権利落ち日。

今週は年末最終週ということでイレギュラーな動きが発生しやすい週ともい
える。


NY市場が好調なことで来年は強気な見通しも多いが、目先は用心の段階。
年明け早い段階で目先のピークを打つと睨んでいる。

大きく上昇してきただけに一時的な反動安には要警戒。何かショック安とな
るような動きが引き金となる可能性がある。

だが、その先を考えた場合、これで下落トレンドに移行するかというとそうと
も言えない。


来年11月には米大統領選挙を控え、前半までは何とか無理やりにでも維持させ
るのでないか。

その途中では大幅下落も何度か到来するだろうが、それがガス抜きとなりそうな
感じ。だが夏場以降は、ガス抜きの大幅下落と見ていると大けがをしかねない。


東京市場もおおむねNY市場を反映するだろうが、来年はドル円相場が円高へ転
換する可能性があり、その円高が株式市場を抑える可能性がある。

急激な円高とならなくても、円安トレンドから往来相場へ移行する年となるだろ
う。



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年金の大量売りに変化 [株式]


21日の株式市場は大幅反落。日経平均株価は535円安の33140円で大引
け。プライム市場の出来高は13.7億株、売買代金は3.4兆円。

昨晩のNYダウは475ドル安、NASDAQ指数は225ポイント安。


NY市場が大幅安となった流れを受け、東京市場もそれを反映する形。このと
ころのNY市場は上昇を続け高値警戒感が出ていた。

それが引けにかけて、オプション取引に絡む動きから売りが出始めて大幅安。
買い方は下落要因を確かめるまもなく、売りに押し切られた形。

東京市場も一昨日と昨日の2日で1000円近く上昇していたため、NYの大幅安
は反落のいい口実となった。


昨日、抵抗ゾーンに達したことで一息入れたい局面と指摘済みでこの下落も特
に驚くことではない。それにしてもアルゴ全盛時代で値幅が凄まじい。

先週12月2週の投資主体別動向が発表され、外人投資家は現物が2300億、先物
が▲1100億円となり、差し引きでも買い越。

外人が現物を買い越したのは4週ぶり。対して、個人が現物を▲3300億、先物を
▲1400億円と大きく売り越し。年末特有の売り。


信託は現物を250億円買い越し。これまでなら1000億円以上の売りでもおかし
くないのだが、そうはならなかった。

これは米長期金利が4%以下まで低下したためだろう。つまり、米債券の急騰で
外債の配分が上昇したことで日本株のウエイトが下がった。

それで売り先行の動きが止まったということ。とすると、米長期金利4%前後
で推移する限り、この水準であっても年金からは売りが出ないことになる。

年内に、もう一度抵抗ゾーンを目指す動きがありそう。



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一気に高値ゾーン到達で年初来高値に急接近 [株式]


20日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は456円高の33675円で大引
け。プライム市場の出来高は16.4億株、売買代金は4.1兆円。

昨晩のNYダウは251ドル高、NASDAQ指数は98ポイント高。

昨日の流れを引き継ぎ大幅高となった。買戻し中心ながら取引高は多め。これ
は昨日も指摘した33600~33900円の抵抗ゾーンに入ってきたため。

本日のザラ場高値33824円は11月20日の33853円、終値では7月
3日の33753円以来の高値。


ここは戻り売り圧力から一息入れる価格帯だが、その後に盛り返して年末に高
値更新の可能性が出てきた。ただ、TOPIXは日経平均より動きが悪い。

本日は上昇したが、銀行株の動きが悪いことが足を引っ張る。日経平均株価と
のNT倍率も14.3倍台へと拡大。

本日のプライム市場のPERは14.99倍。一時EPSは2200円を割れ
ていたが2246円まで積み上がってきたため。中間決算発表後の最高水準。



本日、11月の訪日客が244万人に達したと発表された。年間2500万人
ペースですでに月間ベースではコロナか前年の19年と同水準。

中国からの大幅減少は続いているが韓国がそれを補っている形。気になるの
は出国者数だ。円安直撃で19年比で52%もの大幅減(1~11月)だ。

しばらく訪日客の賑わいは見込めそうだが、人手不足によりホテルや旅館はキ
ャパオーバーが報告されている。

これだけ、急増・急減・急増を繰り返されては事業計画どころではない。



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現状維持でショートカバーの動き強まる [株式]


19日の株式市場は大幅反発。日経平均株価は460円高の33219円で
大引け。プライム市場の出来高は14.9億株、売買代金は3.6兆円。

昨晩のNYダウは0.8ドル高、NASDAQ指数は91ポイント高。


結局、本日発表された日銀会合の結果は現状維持。これを受けてドル円相場
は142円台から143円台となり、ナイトに入って144円台まで進行。

株式市場も中だるみがありつつも、引けにかけて強基調となり33200円
台まで伸ばしてきた。

ドル円も株式市場も、これまでショートポジションが積み上がっていただけ
に一気に巻き戻す動きが強まった形。


日銀会合は今後の見通しについても焦点だったが、この点、これまでと変わ
らず慎重スタンスに変化はないとした。

夕刻に開かれた植田総裁の会見でチャレンジ発言との整合性をつつかれてい
たが、応えになっていなかった。

つまり、その後に軌道修正を図った可能性が大きい。ともあれ、現状維持→
株高の想定通りの結果。

マイナス金利解除の思惑で押さえられてきた分、反発エネルギーは大きいが、
33600~33900円の抵抗ゾーン抜けには買い戻しだけでは厳しそう。



政界では二階派にまで得宗の捜査が入ったとの報道だが、これだけ騒がせて
逮捕者が出ても結局大した犯罪とならなければ肩すかしもいいところ。

以前も言及したが、収支報告書不記載だけでは大した罪にならない。安倍派
潰しと見せかけて岸田政権潰しが本質だろう。



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日銀会合を前に手仕舞い先行 [株式]


週明け18日の株式市場は反落。日経平均株価は211円安の32758円
で大引け。プライム市場の出来高は15.7億株、売買代金は3.6兆円。

明日の日銀会合を控え手仕舞い売り優先の流れ。先週末のナイトの弱さを引
き継いだ形。


足元で銀行株が売られているがこれは益出しの売りと、明日の日銀会合の現
状維持思惑によるものか。

出口戦略が遠ざかれば銀行株にとってはマイナスとなるため、いったん手仕
舞っておこうというもの。

現状維持の場合は上昇するだろうが、師走特有の売り圧力にろり戻り売りに
あう可能性は少なくない。



中東情勢に気になる動き。イエメンのフーシ派が公開走行中のイスラエル船
を攻撃。今後も続けるという。

これに対し、イスラエル貨物についてサウジ・UAEが陸路での輸送ルート
を提案。いろいろ各国の思惑が錯綜。

言えることはカタールを除くアラブサイドは、ガザを見捨てイスラエル寄りに
立ったということ。



国内政治。岸田政権の支持率が17%~25%と大きく低下。裏金問題の影
響で、一般的には安倍派潰しとの解説が多いが、実態は岸田政権潰しだろう。

裏で糸を引いているのは財務省。カネの流れは財務省の管轄。なぜ財務省
切ろうとしているかというと、ポチでなくなってきたため。

は彼らは後任に誰を望んでいるかというと、おそらく茂木幹事長。麻生太
郎との関係もいい。あとはいつ彼が動き出すかだけ。

だが、茂木氏では世論の支持率は盛り上がらない。が、野党の支持も上がら
ない。

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焦点は来週の日銀会合へ [株式]


14日の株式市場は反落。日経平均株価は240円安の32686円で大引け。
プライム市場の出来高は18.9億株、売買代金は4.4兆円。

昨晩のNYダウは512ドル高、NASDAQ指数は200ポイント高。


FOMCの結果は現状維持。これは市場予想通りだったが、FOMCメンバーに
る来年の見通しが年3回の利下げを示唆したことを好感しNY株式大幅高。

NYダウは37090ドルと37000ドル台の大台に乗せ最高値を更新した
(SP500とNASDAQ指数はまだ)。

一方の東京市場は本日も高く寄り付いた後、ダラダラ下げて大引はマイナス。
ドル円相場が141円台まで円高が進行したことが響いた。


また、このところの政界の混乱の影響もありそう。本日発表された岸田政権
の支持率が17%ととうとう20%を割り込んだ。

これはすでに末期症状といえる数字だが、が情けないことに自民党内も野党
も追い込む連中がいない。

地検特捜部が最終的にどこまで狙っているのはもう一つ分からない。収支報
告書未掲載だけだと逮捕しても大した罪にならない。


目先は来週の日銀会合が焦点。現状維持なら株価は好感し、マイナス金利解
除なら株価は下落が定石。

この疑心暗鬼の間隙をついて、引き続き投機筋がアルゴで揺さぶってきそう。
朝高の後の軟調相場も、いつ逆手に取ってこないとも限らない。



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NY株高も東京は戻り売り優勢 [株式]


13日の株式市場は続伸。日経平均株価は82円高の32926円で大引け。
プライム市場の出来高は14.7億株、売買代金は3.6兆円。

昨晩のNYダウは173ドル高、NASDAQ指数は100ポイント高。


昨晩発表された米消費者物価指数は結局、市場予想通りの3.1%となった。
コア指数も4.0%と市場予想と同じだった。これでNY市場は続伸の動き。

NYダウは過去最高値36952に対し36596ドル(いずれもザラ場高値)
と400ドル足らずまで接近してきたことになる。

今晩はFOMCが予定されているが、現状維持が見込まれさらにパウエル議長は
いつものインフレ警戒怠らずの発言となりそう。

それを見て市場は利食い先行の動きではないか。ただし、推したところは来年
の利下げを見越した買いニーズもある。


東京市場はNY株高を映し先物もしっかりで始まった。そして8:50に発表さ
れた日銀短観は製造業・非製造業とも現状DIは予想よりいい結果となった。

この強い数字を受けて寄付きからしばらく上値追いの動きとなり、10時過ぎ
に33104円まであったが、以後失速しダラダラ下げ。

昨日同様戻り売りに押された形だ。年末で上値を積極的に買っていこうという
投資家寄り手仕舞いに動いている投資家が多いということ。


来週の日銀会合での政策変更は日銀関係者の発言として否定されたものの、マ
イナス金利解除思惑が払しょくされていないことも影響している。

さらに、臨時国会が閉会した政界で、近々逮捕者が出るとも見られており、岸
田政権の支持率低下が続く。

政界の安定は相場の安定に必死であることから、裏金問題の帰結がどうなるか
皆気にしている。



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植田総裁のチャレンジ撤回?! [株式]


週明け11日の株式市場は大幅反発。日経平均株価は483円高の32791円
でで大引け。プライム市場の出来高は15.5億株、売買代金は3.4兆円。

先週末のナイトを反映し、高寄りした後もしばらく買い戻しの動きが続いた。
結局、33000円直前の32933まで上昇した後に失速。

ただし、行って来いとはならず先週末比500円近い上昇を維持した。ドル円
も145円台まで戻したことで、本日のところは買戻し優先の動き。


これで明日は夜に発表される米消費者物価指数を前に、様子見姿勢となるかと
思われた矢先、夕刻に大きなニュースが飛び込んできた。

来週に予定されている日銀会合で、マイナス金利は解除しないという日銀関係
者の声をブルームバーグが報じた。

これを受けドル円は146円台への円安、ナイト先物も大幅高。植田日銀総裁
がマイナス金利解除を示唆したのは先週木曜の国会だった。


ブルームバーグが報じた日銀関係者の発言通りとすれば、週末を挟んで態度を
変更したことになる。

考えられるのは木曜の岸田首相と植田総裁の会談で、首相から現状維持を強く
求められたことが考えられる。

マーケットも木曜夜に141円まで円が急伸し、翌金曜日には株価も大幅続落。
これを見て植田総裁も慌てたのではないか。


これに、ダメ押しとなったのが現在の政界の動き。裏金問題を巡り混乱が拡大
し、鎮静化するにはもうしばらくかかる。

その混乱に輪をかけるように政策変更となれば投機筋の餌食となりマーケット
は混乱することは必至。それらを考慮してのことなのだろう。

もちろん、本当に現状維持かはフタを開けてみるまではわからないが、少なく
とも日銀会合まで波乱の動きは抑制される。

ただ、景気失速というファンだメンタルズはいかんともしがたく、戻りも多く
を望めない。政界の落としどころもまだ不透明。



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植田総裁の発言で年内荒れそうな気配 [株式]


7日の株式市場は大幅反落。日経平均株価は587円安の32858円で大引
け。プライム市場の出来高は15.4億株、売買代金は3.7兆。

昨晩のNYダウは70ドル安、NASDAQ指数は83ポイント安。


MSQを控え落日上昇分をほぼ帳消しにした形。植田総裁が出口戦略に関し
12月にもチャレンジングの動きが強まると国会で答弁。

これで、一段と株安・円高が進んだ。市場は来年4月にマイナス金利解除を
見込んでいたが、前倒しの可能性が出たきたことで不意打ちを食らった形。

この手のネタは外人に敏感に響く。先週の投資主体別動向でその外人は現物
が▲3680億円、先物が▲340億円と現物を大きく売り越してきている。


これでは買い上げる主体がいない。植田総裁の出口戦略発言も実体経済が強
い時期であれば影響は少ないが、足元の景気は変調を迎えている時期。

こうした状況下ではどの投資家も買いの手が伸びずらい。頼みの外人も上記
通り売り越しに転じている。

明日はMSQだが、これを通過しても来週以降の相場では多くは望めなくな
ってきた。


日銀会合が開かれる12月18・19日に向けマイナス金利解除などの思惑
が入り投機筋らにより荒れそうな気配。

マイナス金利解除しても実質的な影響は少ないが、マーケットはその先を見
るためアナウンス効果は大きい。

当面、リバウンドはあっても33500円以上はもう厳しいだろう。それよ
り、年内にどこまで下げるかを意識したほうがいいだろう。



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軟調な動きとなってきたEPS [株式]


6日の株式市場は大幅反発。日経平均株価は670円高の33445円で大
引け。プライム市場の出来高は14.3億株、売買代金は3.5兆円。

昨晩のNYダウは79ドル安。NASDAQ指数は44ポイント高。


表向きはNY市場が実質的に高かったことや、ドル円相場が147円とやや
円安となったことで東京市場は昨日の下げを取り戻した、と言われるだろう。

が、本当のところはMSQを週末に控え32000円台でSQ値を決めたく
なかった連中が買い上げたのが実態。


昨日言及したことに対し数字を使って考える。まず、11月の33000円
台までの急伸は中間決算を受けてのものということは指摘通り。

11月以降の週末のEPSを計算すると次のようになる。11/2=2120円、
11/10=2173円、 11/17=2204円、11/24=2211円、12/1=2202円。

決算発表スタート時は2100円台前半で、この時の株価は31000円台。それが
決算発表が進むにつれ上昇し、出揃った時点で2200円台まで積みあがった。

それが先週末の1日は2202円、4日=2207円、5日=2197円、6日=2200円、
とやや軟調気味な動きへ移行してきた。


足元の10~12月決算が冴えないだろうというのは昨日の論点で、EPSでは
50円程度の低下が見込まれる。

これを日経平均換算すると750円となる。2150円で現在のPER水準15倍と
した場合は32250円。

PERが14.5倍まで低下すると31175円、オーバーシュートで1400円とした
場合は30100円だ。

つまり、オーバーシュートを考慮しない場合でも10~12月決算を見た場合は
31000円辺りまでの下落はあっても何も不思議はないということ。


では上値はどうか。年内はEPS2200円がベースと考え、15.5倍で34100円
辺りまで。その上の16倍だと35200円となる。

だが、足元の米中日の経済減速の中で16倍まで買い上げる力はないだろう。
まだ34000円台の可能性はあるが、その場合は年を明けたらその反動が怖い。



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33000円割れが意味するもの [株式]


5日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は455円安の32775円で大引
け。プライム市場の出来高は13.4億株、売買代金は3.5兆円。

昨晩のNYダウは41ドル安、NASDAQ指数は119ポイント安。


一気に33000円を割り込んできた。MSQに向けて上下揺さぶりの動きはある
とは指摘しておいたが、それが一気に来た形。

背景に自民党の政治家パーティー資金脱税問題があることは昨日言及の通り。
それはそれとして別の角度からも見ておきたい。


最近のNY株の上昇は米長期金利の低下を受けたもので、来年前半の利下げ思
惑が強まっている。

裏返すと、物価上昇圧力が弱まり景気指標がスローダウンがさらに強まるとい
うことになる。

通常はNY株の上昇をそれなりに反映する東京市場だが今回はほとんど反映し
なかった。それは、上記のように米経済のスローダウンと無縁ではない。


米経済が悪化すれば日本経済も減速する。中国経済が悪化する中で米国経済も
となれば、日本は車の両輪が隘路にはまった形となる。

9月中間期までは良かった企業業績も、第三四半期は下方修正となる可能性も
あるということ。

既報の通り、この2カ月ほどの景気ウォッチャー調査では現状、先行とも低下
している。


9月決算で上方修正が相次いだことで、11月に上にぶち上げた相場も足元の
業績悪を織り込み始めたということ。

これまで中国、国内経済の悪化に新たに米国経済のスローダウンが加わったこ
とでの株価下落。米国は利下げ思惑の恩恵があるが日本は悪い面が直撃する。

MSQまでは持つのではと思っていたが、自民党問題が出てきたため前倒しで
下落し始めたと見るとわかりやすい。



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外人は自民党を覆う脱税を嫌気!? [株式]


週明け4日の株式市場は続落。日経平均株価は200円安の33231円で
大引け。プライム市場の出来高は13.1億株、売買代金は3.3兆円。

表向きはドル円相場が146円まで進行したことを嫌気したものというもの
だろう。そうした部分はあるだろうが、それでは納得できない。

先週末のNY株高を考慮すると、この下落は円高では説明できない。昨日
指摘した11月中旬までの先物買いの手仕舞いがあるとしても足りない。

MSQに向けた売り崩しとの見方ももう一つだ。これら以外があるからこそ
の本日の下落。一縷の可能性を見ていたMSQ34000円はなくなった。


どうも外人が先物売りを強めているのは政局不安ではないか。このところ報じ
られている政治家パーティ資金還流問題である。

国内にいるとまたかという気になり、適当なところでお茶を濁すだろう見方に
なり、マーケットには影響及ぼすとする見方はほとんどない。

だが、外人はそうではない。自民党全体を巻き込んだもので、政界不安のを気
にし、嫌気しているのではないか。


今回の政治パーティー資金キックバックはそれ自体は問題なくても政治資金報
告書に記載していないことで、これは完全に脱税案件だ。

単に、報告書を修正して提出すればいいというものではない。どいつも確信犯
である。

特捜部にはそこまで追及してほしいが、いつもの光景でありもう彼らへの期待
もできない。だが、外人はそうは見ない。

昔から外人投資家は政局不安を嫌ってきた。このめどが立つまでは彼らは動き
づらいだろう。


一部には、今回の件は不記載の金額が少額な岸田派が安倍派と二階派のライバ
ル潰しの為に仕掛けたとの見方があるがこれはナンセンス。

岸田政権への批判が高まりさらに支持率低下につながる可能性が高くなるため
だ。ライバルがつぶれても、政権支持率が20%となればもたない。



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