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日銀会合織り込み、FOMCはタカ派姿勢緩和?! [株式]


週明け18日の株式市場は大幅高。日経平均株価は1032円高の39740円
で大引け。プライム市場の出来高は18.4億株、売買代金は4.6兆円。

日銀会合の結果を明日に控え、株式市場は急反発。マイナス金利解除が度々報
じられたことで、これ以上悪材料にならないとばかりに買い戻しが強まった形。


予想以上に売り圧力が強くなかったのは決算対策売りが峠を越えたためだろう。
それも、当面月末までは一筋縄ではいかない展開ではないか。

期末特有の歪んだ需給に加え、投機筋がアルゴを使って仕掛けてくる可能性は
高い。権利落ちに配当再投資と思惑は尽きない。

いずれにせよ、今回の日銀会合は注目が集まったことと関係者からのリーク情
報が多くほぼ市場は織り込み、下落してもが短期間ではないか。



米国では19・20日にFOMCが開かれる。今回利下げはなく現状維持。市場の
関心は利下げの時期で、現在は6月と見る向きが多い。

終了後のパウエル議長の会見でその確信を強めたいところで、それが得られれ
ばマーケットは安心感が出るが、タカ派姿勢を崩さなかったら大幅下落もある。

その点、今回はタカ派姿勢を緩めるのではないか。というのもバイデン大統領
がPE州の集会演説で利下げを発言したため。

秋の大統領選を睨み、現政権としてインフレ退治の実績を作り経済テコ入れに
向かわせたい流れ。パウエル議長もこれに表だって逆らうことはできない。



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期末売りに投機筋が提灯 [株式]


14日の株式市場は反発。日経平均株価は前日比111円高の38807円で
大引け。プライム市場の出来高は16.6億株、売買代金は4.3兆円。

昨晩のNYダウは37ドル高、NASDAQ指数は87ポイント安。


東京市場は寄付きしばらくは下落基調で、一時295円安まで売られた。そこ
から徐々に持ち直し、後場にプラス圏へ。

このところ寄付き後の売り圧力が目につくが、これはおそらく投機筋より実
需筋の売りだろう。あるいはそれを見越し投機筋が乗せてきている印象。

実需の売りは期末要因と思われる、表向きは来週の日銀会合でのマイナス金
利解除懸念。だが、これはもう何度も話題に上っており新鮮味はない。

実際、解除されても現実の影響はない。植田総裁も内田副総裁もその先の利
上げに関しては慎重な発言をしている。


現実には来週19日にマイナス金利解除が確定したわけではない。早川元理事
などは今回はフォワードガイダンスで実施は4月だろうと発言している。

もし、今回現状維持の速報が流れたら株価は急伸しよう。また、実施された
場合は一時的に売り込まれたとしても、短期間ではないか。

それは、その後の利上げは慎重に構えていることが引け後の植田総裁の記者
会見で見込めそうなため。投機筋らの陽動に惑わされないようにしたい。



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日銀ETF購入撤廃へ [株式]


13日の株式市場は続落。日経平均株価は101円安の38695円で大引け。
プライム市場の出来だkは16.4億株、売買代金は4.4兆円。

昨晩のNYダウは235ドル高、NASDAQ指数は246ポイント高。

NY市場の上昇受けて東京市場は39000円台を回復して始まったが高く始まっ
たが、早々にマイナス圏へ突入し引けまでプラスへ浮上できなかった。

順当な賃上げが報告されており、マイナス金利解除思惑の売りを誘ったとい
うことだが、昨日、売り方が買い戻させられたためその反撃に出た形。


昨晩の米雇用統計の結果は総合3.2%、コア3.8%と市場予想より各々0.1%
強めに出た。これでドル高となり147円台へ。

米10年債金利も上昇、株価は3ケタ上昇。前者2つは定石通りだが株価の上
昇は意外。せいぜい±50ドルでしかるべきだかこれを上抜けた。

納得いく理由は聞かれなかったが、一つは昨日指摘したバイデン政権の株価
を下げさせたくないという意志、もう一つは今週のNY市場のSQ思惑だろう。


本日夕刻、日銀ETF完全廃止検討の報道が出た。が、週明けの大幅安で購入
が見送られたことで特に意外性はない。

株価水準的にも4万円目前では買い支えるいわれはない。導入された2010年
当時の1万円割れ水準とは状況が違う。

ここからはいよいよ来週19日の日銀会合思惑相場が強まる。マイナス金利解
除はもう新鮮味がないが、はたして売り方がどれだけ頑張るか。

また、19・20日に行われる米FOMCは今回の利下げは見送りがコンセンサス
で、特に材料視されていない。



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マイナス金利解除思惑 [株式]


12日の株式市場は小幅続落。日経平均株価は22円安の38797円で大
引け。プライム市場の出来高は18.2億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは46ドル高、NASDAQ指数は65ポイント安。


NY市場はそれほど下落してなかったが東京市場は大きく売られて始まった。
その後も売り圧力が強く一時は500円以上安い38271円まで下落。

この時点でザラ場比では高値から2000円以上の下落。本日も昨日に続き大
幅安かと思われたが11時頃から急速に戻し始め小幅安となった。


大きく戻したのは植田日銀総裁の国会での発言。マイナス金利解除に関して、
今週の追加的経済データを見て総合的に判断したいとするもの。

この追加的経済データとは、13日の大企業による集中回答や15日の連合に
よる回答結果の1次集計などと思われる。つまり賃上げの状況ということ。

これが十分と判断されればマイナス金利を解除する見込み。ちなみに現在、
今月にマイナス金利解除を見込むアナリストは思ったほど多くない。

4月のほうが多い。これは少し意外だが、投資目線としてはいずれも想定
しておく必要がある。


本日は植田総裁が意思表示を濁したため大きく買い戻されたわけだが、裏を
返すと売り方はマイナス金利解除を見込んで売っていたということになる。

昨晩、NY市場がそれほど下げてないにもかかわらずナイト先物はずっと弱
かった。これもマイナス金利解除を前提と考えると腑に落ちる。

日銀会合は19日であと1週間後。それまでまだ変動が多い相場付きとなるだ
ろう。


今晩は米消費者物価指数が発表予定。市場予想は総合が3.1%(前月3.1%)
コアが3.7%(前月3.9%)。

大筋で低下基調だが、一部に高止りを見る向きもある。バイデン政権として
はここで相場を壊すわけにはいかないと見るが。



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日銀のETF購入はなし [株式]


週明け11日の株式市場は大幅下落。日経平均株価は868円安の38820
で大引け。プライム市場の出来高は20.2億株、売買代金は5.2兆円。

昨日指摘の通り、大幅安は避けられないとしてバブル期の高値28915円
後でどれだけ抵抗するかに注目していた。

結果は下に突き抜けた。それだけ売りの勢いが強かったということ。これで
日経とNYダウのスプレッドがなくなった。上積み分が一気に解消された形。


本日注目されたのは日銀のETF買い。前場段階でTOPIXが▲2%に達してい
たため後場から買い入れがあるか関心が集まっていた。結論的にはなかった。

これは2010年12月に買い入れが始まって以来初めて。現段階では買い
入れ停止の発表はなく、来週19日の日銀会合で検討することになっていた。

この件に関しては、安定的に物価上昇率2%が見通るようなら停止を検討す
るとの報道がこれまでにでていた。

その判断の直前に起きた急落で買い入れを見送ったということは、もう停止
の線で動いているのだろう。水準的にもここからの買いは根拠に乏しい。


とすると、投機筋は日銀の出方を気にせずに安心して売り仕掛けることがで
きるということ。

株価水準も高く特に何も材料がなくても500円幅の下落は頻発しそうだ。
投機筋を牽制する意味でも、枠組みだけは残しておけばいいのにと思う。

しばらく当面調整は続くだろうが、下げ渋る株が出てくる。指数の上値追
は厳しくとも個別は動きがありそう。



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MSQ前日に強烈な抑え込み [株式]


7日の株式市場は大幅安。日経平均株価は492円安の39598円で大引け。
プライム市場の出来高は21.2億株、売買代金は5.9兆円。

昨晩のNYダウは75ドル高、NASDAQ指数は91ポイント高。

NY市場の反発を映して東京市場は高く始まったが、売り方の押さえ込みで伸び
悩んでいた。


そうした中、10時台に「政府関係者がマイナス金利解除を容認姿勢」との報
道で、148円台へ円高が進み株価も下げ足を速めた。

本来はここまで下落することもないのだが、明日のMSQで4万円以下に押させ
たい連中が売り姿勢をとり続けたことで値幅が大きくなった。

これで明日のSQ値は4万円以下で決まりそう。問題はその後の展開。本日の流
れを受けて明日も大幅安なら1月からの相場は当面の天井を確認。


安く決まったとしても、もし切り返した場合は来週にもう一度チャンスは残って
いる。それも今晩、ドル安円高が進むとその可能性は小さい。

マイナス金利解除思惑は今回が初めてではなく、またこれだけではほとんど影
響ないが、その先の利上げを投機筋は見ている。

この点、植田総裁は慎重姿勢だが、19日の日銀会合結果と夕刻の植田総裁の
会見までは思惑に揺さぶられそう。



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MSQで終了となるのか? [株式]


6日の株式市場は小幅続落。日経平均株価は6円安の40090円で大引け。
プライム市場の出来高は18.3億株、売買代金は5.1兆円。

昨晩のNYダウは404ドル安、NASDAQ指数は267ポイント安。

NY市場の大幅安を受けて東京市場は安く寄り付いたが、徐々に切り返し、
一時プラスになる局面もあった。


TOPIXは10ポイント高と続伸となり相場の基調は引き続き強い。これで
日経平均とNY市場のスプレッドは1500ポイント。

昨年NYダウの5000ポイント下で推移したのがウソのようだ。だが、15
年には3100ポイントも日経平均が上回っていた時期があった(週末値比)。

単純にその点からは、NYダウが冴えなくても日経平均は上昇余力がある
ともいえる。


NYの大幅安にもかかわらず東京市場が強いのは明日のMSQに向けて、下げ
させたくない思惑が働いたとの見方がある。

何としてでも40000円以上でSQ値を決着させたいというものだ。昨年
までだったらこの見方は素直に受け入れただろう。

だが、今回も当てはまるとは限らない。4万円そこそこでは価格面で物足り
ないと映るためだ。想定レンジの41000~43000円に足りない。


もし、金曜日に寄付き後に大して下げない場合は基調の強さを見た投機筋ら
も買い直しはじめるのではないか。この場合、来週に想定ゾーンに入りそう。

それにはまだ今晩のパウエル議長の議会証言を乗り切る必要があるが、これ
は昨晩前倒しで利益確定に動いた部分があるため半分は織り込んでいそう。



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MSQは6日のパウエル議長の議会証言が鍵 [株式]


5日の株式市場は小幅安。日経平均株価は11円安の40097円で大引け。
プライム市場の出来高は17.44億株、売買代金は5.1兆円。

昨晩のNYダウは97ドル安、NASDAQ指数は67ポイント安。


最近のマーケットは日米とも半導体やAI関連など一部の株が牽引しているとい
われる。これまでGAFAが注目を浴びてきたが、最近ではマグ二フィセント7だ。

といっても、GAFAに3社を加えただけ。つまり、グーグル、アップル、フェイ
スブック、アマゾンに、マイクロソフト、エヌビディア、テスラを加えた7社。

これらがNY市場を牽引しているということになっている。だが、それぞれの
チャートを見ると必ずしもそうとも言えない。


GAFAのうち、アマゾンは上昇基調だが、グーグルとアップルは息切れから調整
色をとなっている。

また、後者で好調なのはエヌビディアだけで、マイクロソフトは保合い、テスラ
は勢いを失い昨年から調整に入っている。

つまり、マグ二フィセント7の内、好調なのは半分以下の3社というわけだ。こ
れらがピークアウトしたらNY市場も息切れしそうだ。



今週は8日に雇用統計が発表予定で注目されるが、その前の6日と7日に上下両院
でパウエル議長の半年に一度の国会証言が控えている。

やや先送りされたとはいえ、NY市場は利下げ期待が強いが、その点パウエル議
長は慎重姿勢を崩さないだろう。

それを映し、6日の発言に合わせて下落の可能性を見えおく必要がある。ただ、
大きく下落してもこれまで上昇を考えると下降トレンドに移行と見るのは早い。


仮に、6日にNYが崩れたら7日の東京市場も連れ安となり、8日のMSQでの高値
対応の可能性は低くなる。

他方、パウエル議長の議会証言を大過なく乗り切れば、7日の東京市場は翌日の
MSQを睨んで買い仕掛けが入る可能性も残っている。



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初の4万円台乗せも物色の偏りが著しい [株式]


4日の株式市場は続伸。日経平均株価は198円高の40109円で大引け。
TOPIXは3ポイント安。

プライム市場の出来高は18.5億株、売買代金は5.3兆円。


週明け4日の日経平均価格は最高値を更新し、初めて4万円台に乗せてきた。
だが、は全く高揚感がない。

一般国民のみならずSNSから漏れている言葉を見る限り特に盛り上がってい
ない。というのも、まだデフレ脱却云々にあり実質賃金が下落しているため。

バブル期と違い景気実感は悪い。また、それを映してか物色の傾向に偏りが
大きい。盛り上がっているのは半導体AI株業界で、他はノーマルペース。


本日、日経平均は108円高したがこのうち90円分は東京エレクが寄与し
た分だ。値上がり値下がり数は425:1195と、値下がりが倍以上多い。

25日騰落レシオも98ポイントと100を割り込み、指数と実態相場の
乖離が著しい。これでは盛り上がりに欠くのも当然。

今週末のMSQが終わればいつ目先ピークアウトしてもおかしくない。
それまで上昇するほど反動も大きくなる。

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8週ぶりに外人投資家が売り越し [株式]


29日の株式市場は続落。日経平均株価は41円安の39166円で大引け。
プライム市場の出来高は23.6億株、売買代金は6兆円。

昨晩のNYダウは23ドル安、NASDAQ指数は87ポイント安。ドル円は
150円を挟む動き。


東京市場は月末リバランスで取引高は多め。ザラ場で一時は332円安まで
下落した。その後買い戻しで39000円台を回復していたが、

高田日銀審議委員による「物価目標実現がようやく見通せるようになってき
た」との滋賀県での講演内容が伝わるや円が149円台へ急伸。

それに合わせ株価も下落しはじめ、ザラ場で戻っていた動きを帳消しにした。
ただし、ザラ場安値は割り込まず大引けは39000円台を回復。


先週の投資主題別動向を見ると、外人は現物▲780億、先物△750億と
ほぼ行って来い。

これまで買い越してきた現物が8週間ぶりに売り越した。ただし金額的には
1000億円にも満たず、いったん様子見入った可能性もある。

信託は現物▲2200億円と売り越し、個人も▲910億円と売り越し。国内
逆張り税が売り越した形。

外人と国内勢が売り越す中で、買っていたのは自己の△5000億円で、これ
は裁定買いの現物買いだろう。裏側の先物は▲3100億円と符合する。


本日、ネックライン前後で切り返し大引で39000円を維持したということ
は、これを割らせたくない力が働いたためだろう。

これから来週末のMSQを意識してポジション取りが活発になる。




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バブル期高値38900円水準を維持できるかが鍵 [株式]


28日の株式市場は反落。日経平均株価は31円安の39208円で大引け。
プライム市場のできだかは18.5億株、売買代金は4.7兆円。

昨晩のNYダウは96ドル安、NASDAQ指数は59ポイント安。ドル円は
150円台。

NYダウは下落したもののSP500は8ポイント高、NASDAQ指数は59ポ
イント高と実態は強い。これを受けての東京市場は伸びきれずに反落。

このところ前場のザラ場で大きく売られる動きがみられ、年金などの売却な
どが噂されている。本日はこの下落分を埋めきれなかった。

現状、NY市場が足踏みし出すと東京市場だけ独歩高という訳にはいかない。
4万円越えにはNY市場の上昇が不可欠となる。


その意味で各種経済指標の発表は相場変動要因となりより注目される。重要
指標は雇用統計と消費者物価指数だが、もちろんそれ以外もある。

明晩のPCEデフレーター、明後日晩のISM製造業指数、ミシガン大学消費者
信頼感指数なども時々かく乱要因となってきた。

NY市場が高値水準にあるため、これら発表で利食い売り先行となる可能性も
ある。


東京市場は目先、38900円台を維持できるかが焦点。これはバブル期の
高値水準。これを大きく下回るようだと調整は長引きそう。



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春節明けに基調一変し年初来高値更新の上海株 [株式]


27日の株式市場は小幅続伸。日経平均株価は5円高の39239円で大引け。
プライム市場の出来高は18.3億株、売買代金は4.9兆円。

昨晩のNYダウは62ドル安、NASDAQ指数は20ポイント安。


本日上海総合指数は38ポイント高の3015ポイントと年初来高値を更新。
2月6日から本日まで10営業日中、下落したのは昨日の1日だけ。

これは中国政府が売り規制を実施しているためで、特に経済が急回復したわ
けではない。

おそらく当局としては3000回復を意識していたはずで、それが達成した
ことでここからの上昇は限られよう。


不動産と違い株価の場合は日々の値動きが誰もが確認できる。景気は順調と
いったところで株価が下落し続ければ、誰も信じず政府批判につながる。

その兆候が見えてきたため、中国政府が強引に売り抑制策を実施し持ち直
させたというわけ、

だが、もはや中国人の不満はかつてないほど高まっている。公務員であっ
ても給与の遅配が相次いでいる。


今年はこれまで以上にデモや騒乱へつ繋がることが予想される。そして、
来年が大きなヤマを迎えることになるだろう。

これに台湾有事が絡んでくるため、日本人としても中国の動きは逐一押さ
えておく必要がある。


東京市場はRSIなどは過熱状態を示すが、騰落レシオはほぼニュートラル。
MSQに向けてエネルギーを蓄積している印象。



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現在は1986年段階に相当 [株式]



週明け26日の株式市場は続伸。日経平均株価は135円高の39233円で
大引け。プライム市場の出来高は18.4億株、売買代金は5.1兆円。

日経平均が最高値を更新したことのテレビのインタビューで、「景気がいい
実感がないのに違和感がある」という声が流れていた。

バブル期は景気が過熱し、経済も株も土地もバブルだった。対して現在の景気
はようやくデフレから抜け出した程度というのが大方の見方だ。


ただそれは当然で、89年の最高値もすぐにつけたわけではなく助走段階があっ
た。それを考えると1986年当時が現在ということになる。

当時は前年のプラザ合意による急激な円高が始まり、円高不況という言葉が生
まれた年。だが株価は86年から急上昇をし始めた。

この株価の急上昇に違和感を抱く人は多かった。景気が悪かったためだ。その
時の状況と現在が重なり合う。



足元で気になる動きとして、米長期金利がじわじわ上昇してきていること。
先週末は4.2%台へ低下したが前日は4.3%まで上昇。

利下げが先送りとなったことを映したものだが、その意味で3月8日の米雇用
統計、12日の米消費者物価は要注意だ。

上振れすればNY株は大幅下落もある。すでにF&G指数は過熱が続いている。


また、米商業用不動産の不良債権化が銀行経営を直撃し、
金融機関の引当金
が評価損を上回ったとの報告もある。

これは時限爆弾で、昨年に続き米銀破たんはいつ飛び込んでもおかしくない。
これらには留意するとしても、もう日経平均4万円台乗せは既定路線。



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34年ぶりにバブル期に付けた最高値更新(TOPIXはまだ) [株式]


23日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は836円高の39098円で
大引け。プライム市場の出来高は17.6億株。売買代金は5.5兆円。

昨晩のNYダウは48ドル高、NASDAQ指数は49ポイント安。


NY市場はまちまちだったが、東京市場は1989年12月大納会に付けた
最高値38915円を更新してきた(TOPIXはまだ200ポイント以上ある)。

本日の上昇は何と言ってもNVIDIAの決算。NYが引けた後に発表された決算
は市場予想を上回るものだった。

だが、時間外取引で発表直後の同社株は4%を越える急落となった。これは
出尽くしだろう。そこから急反発して一時9%高まであった。


昨日配信分で前倒しでNVIDIA株が下落していたことで上昇もある旨してき
したが、結果的にそうした動きとなった。

最高値更新はこれまで何度も指摘してきただけに違和感はないが、一日でと
ってくるとは予想外。

また、バブル期に倣えば3月下旬辺りの日柄を描いていた点からもここでの
更新は1カ月ほど早い。


それだけ勢いがあるということだが、以前指摘したように「人・もの・カネ」
が日本に集まってきていることを裏付ける結果といえる。

ここで39000円台に乗せてきたということは、次の目線は4万円の大台
ということになる。

いつ乗せるかについては明言できないが、はやければ3月SQとしたい。仮に
そうなら1月SQと2月SQに続く大台変りで、しかも今回は3段飛びとなる。


東京の終値段階でNYダウと日経平均の値が逆転した。これまで東京市場に比
べNY市場の勢いがいい推移が続いていた。

それで今年始まった新NISAではオルカン(全世界株対象)が一番人気だが、
結果として日本株が一番上昇。

まさに「裏に道あり花の山」である。素人衆が注目したときには別の道を探
るべきことを地で行く状況。



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NVIDIAは下げても限定的か [株式]


21日の株式市場は続落。日経平均株価は101円安の38262円で大引け。
プライム市場の出来高は15.3億株。売買代金は4.2兆円。

昨晩のNYダウは64ドル安、NASDAQ指数は144ポイント安。

NY市場の下落を反映し東京市場も続落。一時、38000円を割れるほど売りの
局面もあったが、勢いは続かずザラ場安値は38095円まで。

売り方に追随する動きが少なく、年金などの実需売り中心であることをうか
がわせる。


本日夕刻政府観光局より1月の訪日客数が発表された。これによるとコロナ
禍前の19年1月とほぼ同じ268万人(19年は269万人)。

19年の年間訪日客が3180万人だったことを考えると、これを抜いてくる可
能性が高い。

中国からの訪日客が41万人と40%以上減少しているのに、この数字だから
基調は相当に強いものがある。


豊洲にオープンした千客万来の飲食店では国内価格の3倍以上の値付けであ
るにもかかわらず大賑わい。

裏を返せばいかに国内物価が安いかということ。国内からの出国者が19年比
42%減につながっている。


さて、21日のNY市場は注目のNVIDIAの決算発表。ただし発表時間は明朝
6時台であるためNY市場が引けた後となり、東京市場が最初に直撃する。

これまでどちらに転んでも出尽くし売りの可能性を指摘してきたが、昨日
利益確定売りで大幅安となったことで微妙となった。

当日まで上げ続けた場合は出尽くし売りとなるが、その前に警戒が広まれば
必ずしもそうならないことも多い。


同社株には多額のオプション建玉が確認されており、思惑が激しくぶつかり
合う。押し込まれて切り返す動きや、上にはねて失速いずれもある。

先週から今週初にかけて同社株価に対し、米証券の目標株価引き上げが相次
いでいる。

これは強気派にとっては歓迎で、おそらく大きく売り込まれたら買いが入り
利下げ余地は限定的ではないか。



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株価の押し上げ圧力は続く [株式]


20日の株式市場は続落。日経平均株価は106円安の38363円で大引け。
プライム市場の出来高は16.1億株、売買代金は4.4兆円。

NY市場が休場だったこともあり東京市場は方向感がない動き。上をトライ、
もしくは深押しさせるには材料不足。

皆、21日のNVIDIAの決算待ちといった形で、これが出ないことには動きづ
らい。どういう内容であれ出たら大きく動くことは間違いない。


仮にNYが下落した場合、東京市場はそれを反映し下げるのが定石だが、一度
大きく売られた後切り返して引けにはプラスとなるという展開もある。

投資家の多数の行動を引きつけてから、ひっくり返すのは投機筋の常套手段
である。


10-12月決算が出揃い、本日のプライム市場のPERは16.30倍、EPSは2350
円となった。

EPSは発表前と比べると100円ほど積み上がった計算で上出来といった印象。
おそらく、4月下旬から発表が始まる本決算では2400円台に乗せてくる。

現時点でも16.5倍までは余裕があるが、先々を考えると17倍を越えてくる可
能性がある。それだけ日本経済・企業の先行きに明るい見通しがあるため。


PERは成長期待を表すため、今後の展望次第で上にも下にもスライドする。

しかも、東証よりPBR1倍割れ企業への改善要求がかけられており、底上げも
進むことになる。

つまりダブルで下からの押上げが起きているということで、当面この動きは
続く。一気に行くか一息入れるかの違いだけで、最高値更新は既定路線。



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個人投資家のスタンスに変化 [株式]


先週末の日経平均は、バブル期の最高値38915円まであと50円まで急接近
した。2月SQが37018円で、1週間で2000円近く上昇している計算だ。

それも、今週21日には米国でNVIDIAの決算発表が予定されており、これ
が市場予想に達してもsell the factとなる可能性がある。

そうなると東京市場もネガティブに反応することになる。ただ、ちょうど
いい押し目で頃合いを見て、バブル期最高値越えの展開となるだろう。



2月5~9日の投資主体別動向は外人現物△3600億円、先物△4500
円といずれも大きく買い越しとなった。

これに対し信託現物▲5400億円、先物▲2000億円と外人の買いに売
り向かう形。今後もこの配分調整の売りは出続ける。

そして、個人が現物△100億円、信用△2100億円といずれも買い越し。
これまで信用は買い越しても現物は売り越すケースが多かった。


前回の現物を買い越したのは12月1週のこと。それ以前は10月だが、基
本的に逆張りが基本なため調整局面で現物は買い越しとなる。

それが今回は上昇局面で買い越してきた。逆張りの個人も上昇つづける相場
を前にしびれを切らして参入し始めたものと思われる。

もちろん、新NISAの影響もあるだろう。久々に見た個人投資家の順張りの
買い越しである。

とにかく、個人の売りが止まれば、それだけ買い方に有利となる。



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日経平均は38000円乗せも実態相場と乖離 [株式]


24日の株式市場は大幅反発。日経平均株価は454円高の38157円で
大引け。プライム市場の出来高は20.1億株、売買代金は5.4兆円。

昨晩のNYダウは151ドル高、NASDAQ指数は203ポイント高。

NY市場が反発したことで、東京市場も切り返し終値で38000円台に乗せ
てきた。これで日経平均とNYダウとのスプレッドは300ポイント足らず。

つい先週は2000ポイントを越えていたことを考えると、この間、いかに
東京市場が上昇したかということ。


38000円台を終値で乗せてきたことでバブル期の高値38915円が目
の前に迫ってきた。

ただ、足元の動きはあまりに早すぎ、89年当時のペースなら3月末に達成
するはずが今回は1カ月ほど早い動き。それを映してか実態は指数と乖離。

本日、日経平均は454円の上昇ながらTOPIXは7ポイント高。TOPIXか
見た日経平均は100円高程度に過ぎない。


しかも、値上がり数と値下がり数は505:1106と値下がり数が倍以上
となっている。つまり、集中物色が進んでいるという訳。

このところの指数の上昇は目立っているが、集中物色の影響で25日騰落レ
シオは93ポイントと100を下回っている。

おそらく、物色から逸れた株を保有している投資家はあまり恩恵を感じてい
ないだろう。



ともあれこれで38000円台に到達したことから、バブル期との比較した
報道が相次ぐだろう。

ありがちなのが、当時との比較で89年のPERは80倍だったのに対し、
今回は16倍台とバブルとは無縁と言われるだろう。

新NISAもやっていない個人は、むずむずしてきそうでいずれ素人の彼らも
参入してくるだろう。そうなったらもう手を引き始める時。

足元はピッチが速く高値越えには一息入れSQにかけてトライの展開か。



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NY離れする東京市場の強さ [株式]


14日の株式市場は反落。日経平均株価は260円安の37703円で大引け。
プライム市場の出来高は19億株、売買代金は5.1兆円。

昨晩のNYダウは524ドル安、NASDAQ指数は286ポイント安。

米消費者物価指数が上振れしたことでNY市場は大幅安となった。それまでが
過熱気味だったことで利食い売りが先行した形。

まだ下落基調へ転換というには早く、いいガス抜きの感。


東京市場はそれをわかってか、NY株安の被害は少な目。すでに東京市場は違
うロジックで動き始めており、すぐには転換しない。

先物は3月限へ限月交替したばかりで38000円手前ということは、SQに
は取ってきてもおかしくない。



さて先週9日、日経新聞社は全30社から構成される半導体株指数を3月
25日から算出・公表すると発表。世界的潮流を反映させようということ。

すでにこの構成銘柄は発表されている。3月25日を待たずにこれらには
先回りの買いが入ることが想定される、否、既に始まっていそう。

本日、この30社の株価をチェックすると半数の15社が上昇。そのうち
2%以上上昇が東京応化の10%高、アルバックの9%高を始め8社もある。



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バブル期高値38915円が見えてきた [株式]


週明け24日の株式市場は大幅高。日経平均株価は1066円高の37963円
で大引け。プライム市場の出来高は21.4億株、売買代金は5.9兆円。

本日の東京市場は1000円をこる上昇となり、引け際に38010円を付け
た。いよいバブル期に付けた38915円が視野に入ってきた。

上昇自体に違和感はないが、ただ想定した動きよりスピードがが速い。これで
NYダウとのスプレッドは1000ポイントを下回ってきた。


1月値のSQ値が36025円、先週末の2月SQ値が37018円、今回の3
月SQが三カ月連続の大台変りとなり38000円台となるかと見ていた。

それがはやくもクリアしそうな勢い。1月、2月ともに直前に急伸したため、
3月限りでは売り方の押さえ込む動きも限定的とならざるを得ない。


先週木曜、内田日銀副総裁の「マイナス金利解除をしても緩和的動きは継続さ
れる」旨との奈良での講演が話題となった。

これを契機に株価が急伸したが、これはSQを睨んだ買い方のアリバイで、何
でもよかった。だが話題にならなかったがカギは金曜日。

SQ当日に植田日銀総裁が国会で、前日の内田総裁とほぼ同じ内容の答弁を行っ
た。総裁という立場と国会という場所を考えると内田副総裁とは重みが違う。

おそらく海外勢はこれを聞いて日本株にさらに積極スタンスをとると見た。
利上げが否定されれば円高要素は遠ざかる。


本日、プライム市場のPERは16.32倍。EPSは2320円と、足元の決算
決算発表で初めて2300円台に乗ってきた。

週末まで決算発表が続き、2350円前後まで積み増す可能性は十分ある。
仮に、PER16.5倍として38775円となる。

バブル期の最高値38915円に急接近し、いつこれをとってきてもおかしく
なくなる。



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明日のSQで終了とはならない [株式]


8日の株式市場は急反発。日経平均株価は743円高の36863円で大引け。
プライム市場の出来高は20.9億株、売買代金は5.5兆円。

昨晩のNYダウは156ドル高、NASDAQ指数は147ポイント高。

NY市場が強かったことで反発して動いていたのが10時台に急伸し、大引まで
ダレだれることなく戻り歩調を続けた。

ザラ場高値は36956円と1月23日に付けた36984円まであとひと
息に迫った。終値は高値。TOPIXは引け、ザラ場とも高値。


急伸のきっかけは内田日銀副総裁の発言。マイナス金利解除してもすぐに利上
げするというわけではないとの旨。

外人勢はこれまでマイナス金利解除、即ち利上げへ移行と取っていただけに、
不意打ちを突かれた形。

だが、これも買い方に利用された感がある。明日のSQを前に買い方としては
ネタはどうでもよかった。


それがちょうどいい具合に内田発言が飛び込んできただけに利用したというこ
とだろう。

SBGやユニクロなど、225採用の4社だけで指数を500円引き上げた。
TOPIXは僅か12ポイント高で、日経平均換算で180円弱に過ぎない。

つまり、明日のSQ高値狙いは見え見え。とはいえ、それで終わるかというと
まだ続くだろう。既報の通り、この強気相場は少なくとも最高値までは続く。



本日発表された先週の投資主体別動向は外人現物が△1700億円、先物が
▲4400億円、個人現物が570億円。

信託が現物▲1400億円、先物▲510億円という結果。外人は現物を引
き続き買い越し。信託の現物先物とも売り越しは配分見直しによるもの。

外人は先週に続き先物を売り越しているが、これは短期筋の動きに加え、
年金の廻し玉が含まれているとの見方もある。

個人は現物を買い越し始めてきた。これは想定通りの動き。主な売り方は
年金だけとなる。



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売買活況ながら上値重い動き [株式]


7日の株式市場は反落。日経平均株価は193円安の36160円で大引け。
プライム市場の出来高は19.1億株、売買代金は5兆円。

昨晩のNYダウは274ドル安、NASDAQ指数は31ポイント安。

NY市場が安かったことをそのまま反映した形。それでもこのところ寄り付き
直後から執拗な売りが続いている。

これは単に売り仕掛けというより実需を背景にした売りだろう。週末のSQを
意識した売りだけとは思えず、年金の売りだけとも思えない。


おそらく企業業績に対しやや失望した利食いの売りが出ているのではないか。
足元で発表の決算は上昇修正の一方、下方修正もそれなりに出ている。

本日はトヨタの上方修正が話題となったが、それでもプライム市場のEPSは
2225円と低迷したままでなかなか立ち上がってこない。

プライム市場のPERは16.25と16倍を越えており、EPSの積み上げが
ないと荷もたれ感が出てくる水準。


足元の決算発表でEPSが拡大していけば、先取りしながら一時的に17倍近
くまでの動きも考えられるが、現状では調整止む無しといったところ。

この様子だと週末のSQまでは上値が重く37000円どころか36500
円もどうかという状況。

逆に下方については36000円割れもあるが、35500円は維持しそう。



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足元の決算発表でやや低下気味のEPS [株式]


週明け5日の株式市場は続伸。日経平均株価は196円高の36354円で
大引け。プライム市場の出来高は18.6億株、売買代金は4.8兆円。

NY高を映しナイトで高くなるものの、東京時間に入ってからは寄り付いた後
に軟調の動きが続いている。

それだけ年金などの売りが待ち構えているのだろう。といって、下値には買
いも入っているようで売り崩すふうでもない。


今週末はSQということもあり、本日などは押さえつけるような動きがあっ
た。あまり上に行ってもらっては困る連中がいるということだろう。

高値歓迎派も強引に買い上げてこないところを見ると、今回は1月のような
動きとは違う。

本日のプライム市場のPERは16.35倍。ここからEPSは2223円。積み上
がるどころかやや減少気味となっている。これでは買い方に力が出ない。

それもあって、日経平均株価とNYダウとのスプレッドも2300ポイント
まで拡大してきた。


中東情勢は相変わらず混迷しているが、米国がイランが支援している施設
数十か所を空爆。ただイラン国内への攻撃は計画していないと米国は否定。

またイエメンのフーシ派への英米軍の攻撃も続いているが、これに対しフ
ーシ派はバブエルマンデブ海峡にある海底ケーブルを切断すると警告。

同ケーブルが切断されると、国際金融取引や各国の軍事通信や政府通信な
ど広範囲に支障をきたす可能性があるという。要監視事項。



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外人の現物買いが継続、先物大量売りが先週の下落要因 [株式]


2月最初の取引となった1日の株式市場は反落。日経平均株価は275円安
の36011円で大引け。

プライム市場の出来高は17.7億株、売買代金は4.5兆円。昨晩のNY
ダウは317ドル安、NASDAQ指数は345ポイント安。


昨晩の米FOMCは市場予想通り現状維持。注目の終了後のパウエル議長の
発言はタカ派スタンスを崩さず利下げを急がない考えを示した。

これで利下げ思惑が先行していたNY市場は大きく崩れた。これは昨日指摘
の通り、ハト派スタンスだったとしても出尽くし下落した可能性が高い。

NY市場の大幅安を受けて東京市場も大幅安で始まったが、一段と売り込ま
れるところまでは至らず。


パウエル議長の発言から次回3月のFOMCでは利下げはなくなった。つまり
次々回の5月1日のFOMCまで持越しということ。

逆に、日銀のマイナス金利解除は4月ではなく3月に実施の観測が急台頭。
4月26日に解除し、5月1日に米利下げでは不用な混乱を起こすため。

いずれもがドル安円高要因であり、急激なドル安円高を引き起こしかねな
い。


先週、外人が現物△4100億円、先物▲9800億円、個人が現物△2900億円、
先物△1000億円、信託が現物▲3600億円、先物△1300億円という結果。

外人は引き続き現物買いを継続だが、先物を大量売りしたことが先週の相場
下落の要因だった。

個人は現物先物とも逆張りの買いが入り大幅買い越し。信託(年金)はこの
水準では多少下落しても現物の売り越し基調は変わらない。

個人の買いの中にはNISA資金も入っている。なお同資金は1月にオルカンな
ど外向けに5000億円以上の流入があった模様。



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東京市場の基調の強さ確認 [株式]


31日の株式市場は続伸。日経平均株価は220円高の36286円で大引け。
プライム市場の出来高は17.1億株、売買代金は4.5兆円。

昨晩のNYダウは133ドル高、NASDAQ指数は118ポイント安。

NY市場が引けてからグーグルの決算の広告部門の伸びが予想以下だったこと
で急落。またマイクロソフトは予想以上だったが出尽くしから大幅下落。

それを受けて東京市場も安く始まった。ザラ場安値は300円以上安い35704円。
だがそこから徐々に切り返し、後場に入ると引けまで一本調子の上げ。


この後場の動きは予想外。昨日の前倒しの売りの買い戻しや、NISA資金の流
入などが言われていた。

今晩の米FOMCは現状維持で政策変更はないというのがコンセンサスで、終了後
のパウエル議長のコメントが焦点。

ここでタカ派となるかハト派発言となるか。前者は利下げを前倒しで織り込んで
きただけに下落要因。後者はプラス要因だが織り込み済みで利食い先行もある。


本日、「中国の2100の地方銀行を地域の一大金融機関に統合することで、銀行業
界最大の再編に乗り出す。政策担当者は6兆7000億ドル(約990兆円)規模の地
方銀行セクターのリスクに取り組むことを今年の最優先課題の一つに挙げた」

ーとブルームバーグが報じた。個々に対応していたのではきりがないため統合し
て対応しようというもの。これから不良債権処理へと進むが簡単にはいかない。

こうした報道があれば中国株は上昇してしかるべきだが、上海総合は41ポイン
ト安、香港ハンセン指数も218ポイントと反応せず。



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FOMCと月末リバランスを前に手控え感 [株式]


30日の株式市場は小幅続伸。日経平均株価は38円高の36065円で大引
け。プライム市場の出来高は14.1億株、売買代金は3.7兆円。

昨晩のNYダウは224ドル高、NASDAQ指数は172ポイント高。


NY市場の上昇の割に東京市場の動きが悪い。日経平均はプラスだがTOPIXは
マイナスで、値上がり値下がり数は563:1047と値下がり数のほうが倍近い。

やや円高に振れたことが嫌気されたといわれるが、先物でアルゴが買いあが
ってこないのが大きい。

明晩のFOMC終了後のパウエル議長のコメントを確認したいということや、
明日の月末リバランス売りを警戒したとの側面もある。


また、本日もプライム市場のPERは16倍を越えており、この水準では投機
筋も動きが鈍くなるようだ。

彼らは国内勢が売り姿勢なため、アルゴ同士のババ抜きとなることをよく
知っている。

とすると、一段高には足元の決算発表でEPSの上積みが必要ということに
なる。それが確認できれば投機筋も動きやすくなる。


先物の動きが鈍いことで裁定解消が進んできている。19日段階で1兆3000
億円台だったのが先週末は1兆円強まで減少。

それだけベーシスが潰れているということだが、好意的に見ると将来の裁
定買いの余裕枠が温存されているともいえる。



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恒大集団の法的整理命令も影響なし [株式]


週明け29日の株式市場は反発。日経平均株価は275円高の36026円で
大引け。プライム市場の出来高は13.7億株、売買代金は3.9兆円。

先週末の欧米主導の上昇も有り東京市場も戻り優先の動きとなった。ザラ場高
値派435円高まであり、引け値は36000円台を回復した。


前場段階で中国の恒大集団に関し、香港高裁が法的整理の命令判決を下したと
の報道があったが特に影響はなし。

これまで再三言われてきたことでもあり、西側の損失処理はほぼ終えている。
また、法的処理というが資産のほとんどは中国国内にある。

よって、対外的な影響は直接はない。中国国内の不動産資産も利害関係が入り
組み、銀行や理財商品などの損失に直結し社会不安の元になる要因。



今年からNISAの枠拡大される。積立型は年間120万円となるため単純計算で
月10万円。これを100万人が利用した場合は1000億円、年間では1兆円超。

現在のところ投資対象として、世界株式へ投資する通称オルカンが一番人気。
世界株式といっても米国株が60%を占め日本株は5%程度。

NY市場の好調さが伝えられているため個人投資家の目は日本株より米国に向
いているという訳。

すでに1000億円規模のオルカン投資が認められ、これがドル円相場に影響を
与えているとも。つまり、日本の新型NISAがドル高円安の一要因と。

この新型NISAはテレビなどでも取り上げられているが、まだまだ助走段階。
東京市場の底堅さが確認されるにつれ、いずれ日本株に向かい始めよう。


今後もテレビを使って日本株はまだ割安などと誘導するだろう。もちろん仕掛
け人は財務省で、日銀ETFの出口を意識したものでもある。

だが、個人投資家が買い越し基調となってきたら注意したほうがいい。すぐに
最終的にはバブル時と同じく個人がババを掴む可能性があるため。

バブル期の財テクは今日の自分年金=新型NISAというわけだ。



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外人買いに売りをぶつける年金マネー [株式]


25日の株式市場は小反発。日経平均株価は9円高の36236円で大引け。
プライム市場の出来高は14.2億株、売買代金は4.2兆円。

昨晩のNYダウは99ドル安、NASDAQ指数は55ポイント高。

東京市場は足踏み調整となっている。RSIなどテクニカル面はまだ割高状態。
25日騰落レシオも130ポイントに乗せてきた。

これらがもう少し冷めないと上を目指せないということだろう。それでもザ
ラ場で36000円を割り込んだがすぐに反発したことは地相場の強さ感じる。


本日発表された先週の投資主体別動向は外人の現物が△3800億円、先物
が△110億円といずれも買い越し。

個人投資家は現物が▲1800億円、先物が△890億円、信託は現物が
▲1900億円、先物が▲1040億円といずれも売り越し。

つまり、外人は引き続き買い越す一方で、国内勢が売り越していることがわ
かる。

個人の大規模売りは弱まった一方、年金マネーが25%以内に収めるように
3000億規模を売ってきたことがわかる。


本日のプライム市場のPERは16.09倍。16倍以上となったのはこれで
4日連続。おおまかに36000円台に入れば16倍台というのが目安。

そして、EPSは2250円強で推移。これが来週から10-12月決算発表
でどうなるか。おそらく急変動はなく現水準から上下100円以内だろう。

この100円幅を日経平均換算でPERが16倍として1600円。そのまま
現在に加えると37800円。逆の場合は34600円。

ただし、これはPER16倍を基準としており15倍台では下にスライドする
点に留意。



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今回も辰巳天井が示現する流れ [株式]


24日の株式市場は続落。日経平均株価は291円安の36226円で大引け。
プライム市場の出来高は15.6億株、売買代金は4.3兆円。

昨晩のNYダウは96ドル安、NASDAQ指数は65ポイント高。


日経平均は一時413円安と大きく下げた印象だったが、TOPIXはザラ場安
値は21ポイント安、終値も12ポイント安と大したことない。

ユニクロの下落の影響があるが、このところの上昇でNT倍率が拡大していた
ことで日経平均の下落が大きくなった形。



古くから商売の世界に「乾」の借金、「巽」で返せとの言葉がある。乾とは
戌亥年のことで、これらで作った借金は巽=辰巳年に返済せよという意味。

戌亥年は景気が悪いことが多く、辰巳年は景気がいいことが多いことで生ま
れた。円盤を見ると両年は対極に位置する。

相場の世界にもこれと似たような言葉がある。辰巳天井だ。株価と景気はシ
ンクロしているため、上記の辰巳年の好景気を裏付けるような言葉。


では投資家ならだれもが知っている「辰巳天井」は本当なのか。1949年
に東証が再開されて以降の辰巳年は下の通り6回ある。

この中で、辰巳を挟む前後6年の間で高値を付けたケースは①④⑤の3回。
③は長期上昇トレンド中で、⑥の巳年はアベノミクスで株価が急騰した中。

②だけは証券バブル崩壊で下値模索にあった。つまり、常に辰巳天井となら
ないまでも、いい線いっている。

今回は戦後7回目だが、どうもこの辰巳天井のパターンとなりそうである。



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日銀会合の現状維持で出尽くし売り [株式]


23日の株式市場は反落。日経平均株価は29円安の36517円で大引け。
プライム市場の出来高は16.4億株、売買代金は4.9兆円。

昨晩のNYダウは138ドル高、NASDAQ指数は49ポイント高。

NY市場が強い。NYダウの終値は38001ドルと大台に乗せてきた。これを
受けて東京市場も高く始まり、一時36984円まで上昇。

これには、中国政府が株式市場を下支えするために2780億ドル規模を検討
との報道が伝わったことも大きかった。


その後、お昼休み中に日銀会合の結果が現状維持と報じられた。マイナス金利
も維持。今回は能登地震もあり政策変更はないとの市場予想通りだった。

だが、株式市場は後場に入って、これが出尽くしとなり値を消し始め400円
以上高かったものが引けはマイナスとなった。

大引け後に行われた植田総裁の記者会見の言動から、順当なら次回3月18・
19日の日銀会合では政策変更してきそうな印象。

会見中にそれを感じ取ってドル円相場は円高で反応した。これから次回会合ま
で徐々に織り込みに行くと思われる。


大枠としては昨日の通りで、日本への集中の流れは当面続く。ただ、株式市場
について言えば、今年夏以降は不確定要素が強く波乱となっておかしくない。

NY市場がそれまで持たないと見ているため。大統領選が近づく8月以降は波乱
含みとなる。

とすると、現在起きている動きが今年最大の見どころとなる。



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