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157円台を意識する財務官 [株式]


2日の株式市場は続落。日経平均株価は37円安の38236円で大引け。
プライム市場の出来高は14.9億株、売買代金は4.2兆円。

昨晩のNYダウは87ドル高、NASDAQ指数は52ポイント安。ドル円は
156~155円台。

FOMCの結果を受けてNY市場は大きく揺れ動いた。金利水準は現状維持は
想定通り。利下げも利上げ見通しの言及はナシ。

さらに、QTを月600億ドルから250億ドルへ減額したことが好感され株価
は急伸。しかし、上昇後に戻り売りにあい結局行ってこいとなった。


そして5時過ぎに157円台で推移していた際に円買い介入が実施され一気に
153円台まで売られた。

その後はじりじり戻し東京市場に回って155~156円台での動きとなった。
第一段の介入の際も157円台へ戻った際に介入が実施された痕跡がある。

つまり、日銀会合前の156円台は我慢しても157円は容認しないとの態度。
イエレンが介入に否定的な発言をしたのは156円台だった。

これで、しばらくは投機筋も157円台に買い進むことを躊躇するようにな
るだろう。


株式市場は為替に振り回されたが、結局、円高も150円方向に進まなかっ
ため大きく売られることはなかった。

以前、バブル期の大天井に向かう最後の3か月を今回に当てはめると3月末
との日柄となるとお伝えした。

今回、同じペースで上昇した場合3月末ごろに38900円とイメージしたが
結果は前倒しでこれを大きく上回りザラ場で41000円を越えた。


つまり、約2000円ほど上振れしたことになる。さすがにこれは速すぎで
4月19日に37000円割れまで調整。これはバブル期最高値の2000円下だ。

バブル期高値を起点に考えると2000円上振れし、スピード違反の咎めで
起点から2000円ほど打ち返しにあったということ。

現在は38000円台前半に位置するが、これはEPSの低下分を反映したも
の。来週からの決算発表がスライドされやすい状態といえる。



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