株価の押し上げ圧力は続く [株式]
20日の株式市場は続落。日経平均株価は106円安の38363円で大引け。
プライム市場の出来高は16.1億株、売買代金は4.4兆円。
NY市場が休場だったこともあり東京市場は方向感がない動き。上をトライ、
もしくは深押しさせるには材料不足。
皆、21日のNVIDIAの決算待ちといった形で、これが出ないことには動きづ
らい。どういう内容であれ出たら大きく動くことは間違いない。
仮にNYが下落した場合、東京市場はそれを反映し下げるのが定石だが、一度
大きく売られた後切り返して引けにはプラスとなるという展開もある。
投資家の多数の行動を引きつけてから、ひっくり返すのは投機筋の常套手段
である。
10-12月決算が出揃い、本日のプライム市場のPERは16.30倍、EPSは2350
円となった。
EPSは発表前と比べると100円ほど積み上がった計算で上出来といった印象。
おそらく、4月下旬から発表が始まる本決算では2400円台に乗せてくる。
現時点でも16.5倍までは余裕があるが、先々を考えると17倍を越えてくる可
能性がある。それだけ日本経済・企業の先行きに明るい見通しがあるため。
PERは成長期待を表すため、今後の展望次第で上にも下にもスライドする。
しかも、東証よりPBR1倍割れ企業への改善要求がかけられており、底上げも
進むことになる。
つまりダブルで下からの押上げが起きているということで、当面この動きは
続く。一気に行くか一息入れるかの違いだけで、最高値更新は既定路線。
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