バブル期高値38900円水準を維持できるかが鍵 [株式]
28日の株式市場は反落。日経平均株価は31円安の39208円で大引け。
プライム市場のできだかは18.5億株、売買代金は4.7兆円。
昨晩のNYダウは96ドル安、NASDAQ指数は59ポイント安。ドル円は
150円台。
NYダウは下落したもののSP500は8ポイント高、NASDAQ指数は59ポ
イント高と実態は強い。これを受けての東京市場は伸びきれずに反落。
このところ前場のザラ場で大きく売られる動きがみられ、年金などの売却な
どが噂されている。本日はこの下落分を埋めきれなかった。
現状、NY市場が足踏みし出すと東京市場だけ独歩高という訳にはいかない。
4万円越えにはNY市場の上昇が不可欠となる。
その意味で各種経済指標の発表は相場変動要因となりより注目される。重要
指標は雇用統計と消費者物価指数だが、もちろんそれ以外もある。
明晩のPCEデフレーター、明後日晩のISM製造業指数、ミシガン大学消費者
信頼感指数なども時々かく乱要因となってきた。
NY市場が高値水準にあるため、これら発表で利食い売り先行となる可能性も
ある。
東京市場は目先、38900円台を維持できるかが焦点。これはバブル期の
高値水準。これを大きく下回るようだと調整は長引きそう。
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