売買活況ながら上値重い動き [株式]
7日の株式市場は反落。日経平均株価は193円安の36160円で大引け。
プライム市場の出来高は19.1億株、売買代金は5兆円。
昨晩のNYダウは274ドル安、NASDAQ指数は31ポイント安。
NY市場が安かったことをそのまま反映した形。それでもこのところ寄り付き
直後から執拗な売りが続いている。
これは単に売り仕掛けというより実需を背景にした売りだろう。週末のSQを
意識した売りだけとは思えず、年金の売りだけとも思えない。
おそらく企業業績に対しやや失望した利食いの売りが出ているのではないか。
足元で発表の決算は上昇修正の一方、下方修正もそれなりに出ている。
本日はトヨタの上方修正が話題となったが、それでもプライム市場のEPSは
2225円と低迷したままでなかなか立ち上がってこない。
プライム市場のPERは16.25と16倍を越えており、EPSの積み上げが
ないと荷もたれ感が出てくる水準。
足元の決算発表でEPSが拡大していけば、先取りしながら一時的に17倍近
くまでの動きも考えられるが、現状では調整止む無しといったところ。
この様子だと週末のSQまでは上値が重く37000円どころか36500
円もどうかという状況。
逆に下方については36000円割れもあるが、35500円は維持しそう。
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