彷徨う日柄 [株式]
東京株式市場は大幅安となっている。昨日の急上昇のうち返し。昨日、来種
までイレギュラーな動きは来週いっぱい続くとしておいた通り。
ドル円が155円台に入った。ネットでは160円の声が多く聞かれ介入も効果
がないとの見方がどうかしている。だがそれは甘い気がする。
ストップロスを巻き込んだら値幅が出て、その後は戻りを抑えられる。ドル
円は水準よりタイミングの問題で、あとは神田財務官がGOを出すかだけ。
困るのは一時的にしろ円高が急速に進行すると株式市場が下落反応すること。
せっかく戻り歩調となっても、元の木阿弥となりかねない。
これまでのように実需の外人投資家の買いが入ればいいが、そうでないと
先物を使った投機筋の独壇場となる。
その為にも米長期金利が落ち着く必要がある。その点、現在4.6%で推移し
ておりまだ低下基調へ転換していない。
この米金利の上昇が止まらないうちは株式市場は脆弱なまま。米雇用統計は
掛け持ちパートの数が含まれておりこれが急激に低下するとも思えない。
消費者物価指数は、米在住者からは物価上昇は続いているとの声も上ってお
り、ここからの一段の低下はどうか。
これらの5月発表前では、明晩のPCEデフレーターとミシガン消費者信頼感
指数。前者の市場予想は2.6%、後者は77.9ポイント。