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気になる中東と原油価格 [株式]


昨晩のNY市場は3ケタの下落となったが、東京市場は昨日大幅安となっていた
ことでこの影響は受けていない。

寄付き後に強い動きを見せる局面もあったが、戻り売りに押されて前引けは
40000円を割り込んだ。

昨晩のNY市場が崩れたのはISM製造業指数の上振れ。市場予想の48.3が結果
は50.3と昨年9月以来の50越え。


これで米長期債は4.3%台へ上昇、6月利下げの可能性も一時50%割れ。今週
は5日に米雇用統計の発表。

市場予想は20.1万人。上振れするとさらに金利上昇、NY株下落を招く。気に
なるのは、米経済が堅調なためか原油価格がしっかりしていること。

足元でWTI原油価格は83ドル台まで上昇してきた。そうした中、気になるニュ
ースが飛び込んできた。


イスラエルがシリアにあるイラン大使館を空爆し革命防衛隊の司令官が死亡し
たとのこと。

当然これに排卵が黙っているとは思えず、遠からず報復の動きが考えられる。
とすると、原油価格は中東混乱思惑で当面強基調が想定される。

これは日本にとっては歓迎すべきことではない。円安と合せてダブルパンチ。
コストアップ型の物価上昇が継続し、せっかくの賃上げも効果がなくなる。


株式市場にとっても逆風の材料。昨日話題となった期初の機関投資家の売り
は明日で峠を越えるといわれるが、先月までとは様相が変わってきた。

今月は中旬以降は要注意としておいたが、それ以前に種々動きが出てきても
おかしくない。慎重目線が吉。



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