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タカ派FRB理事の態度変更でドル安円高が進行 [株式]


29日の株式市場は3日続落。日経平均株価は87円安の33321円で大
引け。プライム市場の出来高は13.6億株、売買代金は3.5兆円。

昨晩のNYダウは83ドル高、NASDAQ指数は40ポイント高。

NY市場は上昇したが東京市場は続落となった。その要因はドル安円高の進行。
一時、146円台まで円高が進行。

時間外で米長期金利が4.2%台まで進行したことを素直に映した形。このと
ころ円高・株安の構図通りに推移している。

しかも、ドル円は米長期金利を敏感に反映して動いている。先に150円台ま
でドル高となった際には連動していなかった。


米長期金利の低下の理由はFRBのウォラー理事が28日、インフレ率が低下
し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆したため。

「インフレ率が低下方向に向かっていると確信が持てれば、景気回復などとは
 無関係に政策金利を引き下げ始めることができる」と。

すでに市場は来年の利下げシナリオが主流となっていたが、今回改めて反応し
たのはウォラー理事がこれまでタカ派として知られていたため。

その彼が利下げに言及したものだから一段と長期金利が低下したわけ。それが
ドル安円高に直結した。


これで8日の雇用統計、12日の消費者物価指数で一段と景気減速が示されれ
ば米長期金利は4.0%あたりまで進む可能性がある。

その際には145円割れも見ておく必要がある。タイミング的に雇用統計の発
表は東京市場のMSQ後となるため、それまでに145円割れは疑問。

34000円台が大分遠ざかった感があるがまだわからない。明日は月末安の
アノマリーで仕方ないとしても、月初は株高の可能性がある。

米長期金利低下をNY市場が好感し一段高となれば、東京市場も連れ高はある。
このまま33000円割れの見方も少なくないが、上を試した後ではないか。



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