戻り売り優勢で勢い続かず [株式]
週明け26日の株式市場は反落。日経平均株価は177円安の33447円で
大引け。プライム市場の出来高は12.4億株、売買代金は3.1兆円。
先週末のNY株高を受けて高く始まり寄付き直後に33811円まで伸びたが、
その後が続かずダラダラ下げる展開。
一時、ザラ場高値から400円以上も安い33400円を割れる場面もあった。
戻り売りはもちろんだが、ドル円相場で円高の流れを反映した形。
本日の騰落レシオ(25日)は、ニュートラルからやや強めの113ながら120に
も達していない。プライム市場のPERは15.15倍。
EPSは2208円と2200円台を維持。当分はこのEPSの上積みは期待でき
ないことから、一段高には別の援軍が欲しいところ。
仮にEPS2200円で15.5倍まで許容範囲とした場合は34000円となる。
16倍で35200円。ここまでが年内ギリギリのライン。
昨日言及した中国の米国の資金要請は9000億ドルの間違い。フェイク情
報でなかったとしても、米国は受け入れない。
中国では先週、中植集団が4兆4000億円の債務超過となったことが明らか
となった。
主に不動産関連への投融資だが、これはグループ全体の一部で全体ではその
10倍の規模でもおかしくないとの見方。
今後、恒大、碧桂園と同等以上の破綻につながりそうで留意しておきたい。
中国の経済底抜けはまだ道半ばの状況。