寄り付き直後に急落も予想以上の切り返し [株式]
2024年大発会の株式市場は下落スタートとなった。日経平均株価は175
円安の33288円で大引け。
プライム市場の出来高は16.7億株、売買代金は4.1兆円。昨晩のNY
ダウは284ドル安、NASDAQ指数は173ポイント安。
寄付きから安く始まり、始まったまもなく700円以上安い32693円ま
で売られた。
その後は、じりじりと戻し歩調が引けまで続き200円安以内で収まった。
ザラ場で急落した分、出来高も多めとなった。
また、TOPIXは12ポイント高とこちらは続伸の動き。日経平均と逆の
動きとなったが、騰落数を見ると値上がり数が圧倒的に多い。
値嵩株が売られたことで日経平均を押し下げた形。NT倍率は14倍割れま
で低下。
元旦の能登大地震、2日の羽田空港事故と惨事が続いたことで手控えムード
で始まったのは仕方がない。これにNY市場の下落が追い打ちをかけた。
寄りから積極的に動いたのはヘッジ売りの連中で、これに買い方が様子見だ
ったことで一気に値を消していった。
それでも次第に切り返したのは、それだけの地合いということの裏返しでも
ある。特に、足型が良型と指摘しておいたTOPIXは2桁プラス。
ドル円が143円台へ円安となったことも追い風。年末年初がNY株の高値
対応と指摘してきたが、ほぼそうした動き。
NY市場はしばらく足踏み調整として、東京市場はこれから出遅れ修正の可
能性がある。取りあえずは33000円台後半のゾーンが目標。
明晩は米雇用用統計の発表。市場予想は16.8万人増(非農業部門雇用者数)。
前月の19.9万人よりは少ないが、それでも順調な増加数が予想されている。
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