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プライム市場PERからの上限目安 [株式]


16日の株式市場は反落。日経平均株価は282円安の35619円で大引け。
プライム市場の出来高は15.3億株、売買代金は3.9兆円。

連日、大幅上昇を続けていた東京市場だったがようやく一服となった。今回
の上昇で売り方は総ヤラレとなったが、買い方も乗り切れていないのが現状。


昨日はNYダウとのスプレッドから上がり目を見てみたが、今回はPERを軸に
考えてみる。

昨日のプライム市場のPERは16.05倍と久々の16倍台乗せ。上限の目安を16
倍としてきただけに、PERから見ても本日の下落は自然な動きといえる。

上限の目安といっても、今後も16倍を越えないかというとそれは言えない。
相場には弾みがつきものだからだ。


コロナ禍以降のPERの高値を見ると21年9月の16.56倍(3日平均値を使用)。
この時は菅首相退陣を受けて、河野太郎の思惑から急伸した際に付けたもの。

河野氏が首相となれば改革が期待できるということで外人が先物を買い上げ
た。だが結局、岸田首相となったことでその後急落した。

この時の16.5倍を目安とするなら、足元の相場はどの辺りまで見込めるか。
足元のEPSは概ね2200円台前半で動いている。

よって、EPSを2250円、PERを16.5倍とすると37125円となる。つまり、
37000円台までは特別なことではないということ。


このEPS2250円は今月下旬からの10-12月決算発表で変動することが予想
されるため、これ次第で目安もスライドさせる必要がある。

今回は見通しづらいが、中国経済悪化の影響がある程度織り込まれ、米国
経済の堅調を考えると大きなEPS低下はないのではないか。

もし、調整局面で35000円割れがあっても長続きしないだろう。



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