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年金の大量売りに変化 [株式]


21日の株式市場は大幅反落。日経平均株価は535円安の33140円で大引
け。プライム市場の出来高は13.7億株、売買代金は3.4兆円。

昨晩のNYダウは475ドル安、NASDAQ指数は225ポイント安。


NY市場が大幅安となった流れを受け、東京市場もそれを反映する形。このと
ころのNY市場は上昇を続け高値警戒感が出ていた。

それが引けにかけて、オプション取引に絡む動きから売りが出始めて大幅安。
買い方は下落要因を確かめるまもなく、売りに押し切られた形。

東京市場も一昨日と昨日の2日で1000円近く上昇していたため、NYの大幅安
は反落のいい口実となった。


昨日、抵抗ゾーンに達したことで一息入れたい局面と指摘済みでこの下落も特
に驚くことではない。それにしてもアルゴ全盛時代で値幅が凄まじい。

先週12月2週の投資主体別動向が発表され、外人投資家は現物が2300億、先物
が▲1100億円となり、差し引きでも買い越。

外人が現物を買い越したのは4週ぶり。対して、個人が現物を▲3300億、先物を
▲1400億円と大きく売り越し。年末特有の売り。


信託は現物を250億円買い越し。これまでなら1000億円以上の売りでもおかし
くないのだが、そうはならなかった。

これは米長期金利が4%以下まで低下したためだろう。つまり、米債券の急騰で
外債の配分が上昇したことで日本株のウエイトが下がった。

それで売り先行の動きが止まったということ。とすると、米長期金利4%前後
で推移する限り、この水準であっても年金からは売りが出ないことになる。

年内に、もう一度抵抗ゾーンを目指す動きがありそう。



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