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植田総裁のチャレンジ撤回?! [株式]


週明け11日の株式市場は大幅反発。日経平均株価は483円高の32791円
でで大引け。プライム市場の出来高は15.5億株、売買代金は3.4兆円。

先週末のナイトを反映し、高寄りした後もしばらく買い戻しの動きが続いた。
結局、33000円直前の32933まで上昇した後に失速。

ただし、行って来いとはならず先週末比500円近い上昇を維持した。ドル円
も145円台まで戻したことで、本日のところは買戻し優先の動き。


これで明日は夜に発表される米消費者物価指数を前に、様子見姿勢となるかと
思われた矢先、夕刻に大きなニュースが飛び込んできた。

来週に予定されている日銀会合で、マイナス金利は解除しないという日銀関係
者の声をブルームバーグが報じた。

これを受けドル円は146円台への円安、ナイト先物も大幅高。植田日銀総裁
がマイナス金利解除を示唆したのは先週木曜の国会だった。


ブルームバーグが報じた日銀関係者の発言通りとすれば、週末を挟んで態度を
変更したことになる。

考えられるのは木曜の岸田首相と植田総裁の会談で、首相から現状維持を強く
求められたことが考えられる。

マーケットも木曜夜に141円まで円が急伸し、翌金曜日には株価も大幅続落。
これを見て植田総裁も慌てたのではないか。


これに、ダメ押しとなったのが現在の政界の動き。裏金問題を巡り混乱が拡大
し、鎮静化するにはもうしばらくかかる。

その混乱に輪をかけるように政策変更となれば投機筋の餌食となりマーケット
は混乱することは必至。それらを考慮してのことなのだろう。

もちろん、本当に現状維持かはフタを開けてみるまではわからないが、少なく
とも日銀会合まで波乱の動きは抑制される。

ただ、景気失速というファンだメンタルズはいかんともしがたく、戻りも多く
を望めない。政界の落としどころもまだ不透明。



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