コール売りのヘッジ買いの動き強まる [株式]
27日の株式市場は4日続伸。日経平均株価は375円高の33681円で
大引け。プライム市場の出来高は13.8億株、売買代金は3.5兆円。
昨晩のNYダウは159ドル高、NASDAQ指数は81ポイント高。
東京市場は大幅上昇となった。NY市場が引き続き上昇基調となる中、出遅
れの買いとなった形。
先週、年内に33600~33900円のゾーンをもう一度試しに行くとし
ておいたが、その通りの展開。
それでもまだNYダウと日経平均の開きは4000ポイント近くある。NY
ダウは過熱感が出ているが東京市場はまだ見られない。
直近で1月限オプションで外資系がコールの売りを積み上げていることから、
年内はもう上値は期待できないとの声が少なからずあった。
特に、33250円はGSのコール売りが目立っていた。昨日までは確かに、
これ以下で収めようとする動きがあったが、本日は寄り付きから突破。
こうなると、コールを売っている連中は損失が拡大するためそれを軽減する
意味で、先物買いでヘッジを始めることになる。
寄付きから33250円を大きく上回って始まったことで、いきなりヘッジ
の買いが相次いで上値追いとなった。その買いが一巡した段階で上昇終了。
これで日経平均、TOPIXとも足型は良型となった。明日は権利落ち日だ
がこれを埋める可能性がある。
NY市場とも年明け高の流れの印象が強いが、それで目先ピークの可能性が
ある。
仮に、日経平均は34000円台に達すれば買い戻しと先高期待の雰囲気
から強気が充満するだろうが深追いはリスキー。