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33000円割れが意味するもの [株式]


5日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は455円安の32775円で大引
け。プライム市場の出来高は13.4億株、売買代金は3.5兆円。

昨晩のNYダウは41ドル安、NASDAQ指数は119ポイント安。


一気に33000円を割り込んできた。MSQに向けて上下揺さぶりの動きはある
とは指摘しておいたが、それが一気に来た形。

背景に自民党の政治家パーティー資金脱税問題があることは昨日言及の通り。
それはそれとして別の角度からも見ておきたい。


最近のNY株の上昇は米長期金利の低下を受けたもので、来年前半の利下げ思
惑が強まっている。

裏返すと、物価上昇圧力が弱まり景気指標がスローダウンがさらに強まるとい
うことになる。

通常はNY株の上昇をそれなりに反映する東京市場だが今回はほとんど反映し
なかった。それは、上記のように米経済のスローダウンと無縁ではない。


米経済が悪化すれば日本経済も減速する。中国経済が悪化する中で米国経済も
となれば、日本は車の両輪が隘路にはまった形となる。

9月中間期までは良かった企業業績も、第三四半期は下方修正となる可能性も
あるということ。

既報の通り、この2カ月ほどの景気ウォッチャー調査では現状、先行とも低下
している。


9月決算で上方修正が相次いだことで、11月に上にぶち上げた相場も足元の
業績悪を織り込み始めたということ。

これまで中国、国内経済の悪化に新たに米国経済のスローダウンが加わったこ
とでの株価下落。米国は利下げ思惑の恩恵があるが日本は悪い面が直撃する。

MSQまでは持つのではと思っていたが、自民党問題が出てきたため前倒しで
下落し始めたと見るとわかりやすい。



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