明日のETF上場が市場を底上げ [株式]
6日の株式市場は8日続伸。日経平均株価は204円高の33241円で大
引け。昨晩のNYダウは195ドル安、NASDAQ指数は10ポイント安。
昨日、引けで33000円台を回復してきたが、まだ達成感はさほど感じ
られない。それもTOPIX主導という側面が出ているためだろう。
以前、MSQにかけ懸念材料として2点指摘しておいた。一つは1日の米雇用
統計、7日期限のカントリーガーデンのデフォルト懸念だ。
前者はサプライズはなく、後者は先日t利払いが実施された。それで目先の
懸念が遠ざかった形となった。
他方、ポジティブ要素としてETFの上場を指摘した。それは明日7日にPBR
1倍割れ解消推進ETFが上場予定でこの種玉仕込が買い要因となるため。
これがTOPIXの底上げ要因につながっている。実は同ETF以外にあと5本、
計6本のETFが明日上場される。
シンプレイスが3本、野村アセットが2本、三菱UFJが1本だ。上記ETFは、
この中の目玉で、これ以外にも種玉が集められているということになる。
上場後は日々の売買に応じて買い付けや売却がなされ、買い一辺倒とはなら
ない。とすると目先は本日までで、あとは明日の買いがどの程度入るか。
目先はMSQで上昇が一巡したとしても、同ETFはおそらく持続的人気を博す
と見ており、TOPIXの底上げ基調はもうしばらく続く可能性がある。
もちろん、何もなく9月末まで乗り切ることは考えづらい。NASDAQはそう
でもないが、NYダウ、SP500はチャートが崩れかかっている。
なお、一服・調整を経た後を含めたTOPIXの目標値は2447ポイント、あと
50ポイント程度は上値余地を残している。
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