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SERS時より規模が大きく株価回復には時間と値幅が必要 [株式]


30日の株式市場は大幅反落。日経平均株価は401円安の22977円で大引

け。東証1部の出来高は13.6億株、売買代金は2.5兆円。


昨晩のNYダウは11ドル高。NASDAQ指数は5ポイント高。ドル円は108

円台後半。


昨晩NYダウが100ドル以上で推移していた際、夜間取引で日経先物はほぼ変わ

らず。本日の動きが懸念されたが、結果は400円安の23000円割れ。



昨日指摘した武漢から帰還した中の2名が検査拒否した問題。本日、両人が検

査を受けたいと申し出たとのこと。


家族や仕事関係者など、近づかなかったのではないか。自覚症状がなくても感染

していることは皆知っている。拒否した両人だけが甘く見ていたのだろう。


今回は検査拒否という大きな問題を残した。これが致死率が高い病だったらど

うしたのだろうか。


法律で強制できないと帰宅させ家族が感染し、そこから他人へ感染させる展開

もある。超法規的措置で強制すべきだった。


それで文句をいうのは、野党のような頭がいかれた誰も相手にしていない連中

だけだ。


そして、帰還者206名中3名が感染していたことがわかった。本日、帰還された

方の結果はまだだが発熱症状の方もおられる模様。


取りあえず206名中の3名が判明したということは1.5%となる。武漢の人口

1000万とすると15万人。1~3%と幅を持たせると10~30万人となる。


この数字は昨日紹介した英米研究者の予測データとほぼ合致する。そして、致

死率を2~3%とすると2000~9000人となる。


これはもう03年のSERSよりひどい。当時も隠蔽した点では今回と同じだが、

感染スピードがかなり速いのが今回の印象。


上記感染者数、死亡者数はおそらく抑えた数字しか発表されないだろう。だが、

現場がそれだけの状況となっている場合は、すぐに街の機能は回復できない。


よって、中国の経済活動はどう見ても強烈な下押し圧力がかかる。これに海外

からの投資の手控え、企業の海外移転が続く。


今年の中国の経済が厳しいというのは、一貫した主張であり、それが現実の

ものとなりそうだ。4月の習主席の来日どころではないだろう。


他国のこととも言っていられず、日本も消費増税の影響が確実に出ている状況下

のこの騒ぎであるから、下振れリスクを意識せざるを得ない。




本日、23000円を割り込んできたのは当初の想定通り。足元の状況を見ると、

想像以上に影響が大きそうだ。


200日線が22075円、半値押しが22112円、PER15倍が22000円弱と、この

22000円どころはポイントとなる。


まだ、本格回復には時間がかかるとしても、目先的にはいつリバウンドしても

おかしくない。



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