23日警戒してか株価は伸びきれず [株式]
20日の株式市場は続伸。日経平均株価は40円高の29255円で大引け。
東証1部の出来高は11.1億1株。売買代金は2.7兆円。
昨晩のNYダウは198ドル高、NASDAQ指数は107ポイント高。ドル円
は104円台。
NY株高を受けて続伸となったが伸びきれず。ザラ場高値は29489円と、
引けは200円以上押された計算。
日経平均、TOPIXとも高寄りの陰線で足型は良くない形。戻り高値の可
能性もある。
先般、中国不動産デベロッパーの新力集団のデフォルト可能性を指摘したが、
結局償還できなかった。
ドル建て社債は約280億円と大した額ではないが、デフォルトの波は止まら
ない。
そして、目先の注目は23日に恒大集団がどう出るか。これは9月23日償還の
1ヶ月猶予の分。この利払いが無理だとデフォルトとなる。
ただし金額が3億ドル程度と見られているため、乗り切る可能性はある。
それでも、まだ次々に年内に利払い予定が訪れるため、年内を乗り切るのは
無理だろう。
それもあって、本日の東京市場は急速に伸び悩んだ可能性がある。習近平が
不動産税導入を検討する一方で、抵抗も激しい模様。
ここで不動産税導入されれば、中国経済がさらに冷え込むことは必至。
そして、衆院選だが経済対策の話がもう一つ伝わってこない。噂通り30兆円
規模となるなら、もっとアピールすべきだが直前まで引っ張るつもりなのか。
それともまだ内容を固めてないのか。あるいは、陳情受けつけと引き換えに
選挙支援させているのか。
いずれにしろ、これがもう少し見えないと株価の支援材料にはならない。
目先は23日が焦点で、もしデフォルト時は世界で東京市場が最初に反応する
ことになる。織込み済みかどうか、用心しておくに越したことはない。
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