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恒大危機が他のデフォルトを小さく見せる [株式]


19日の株式市場は反発。日経平均株価は190円高の29215円で大引け。
東証1部の出来高は9.9億株、売買代金は2.4兆円。

昨晩のNYダウは36ドル安、NASDAQ指数は124ポイント高。

日経平均は200円近い上昇となったが、内容はそこまで強くない。値上がりと
値下がり数を見ても、やや前者が上回る程度。

出来高を見れば様子見ということがわかる。下落しなかったのは外人が売ら
ないため。彼れは次の機会をうかがっている段階。



昨晩、中国不動産デベロッパーの協信遠創が破綻。負債総額は5000億円以上
と見られている。

不動産企業のデフォルトが相次いでいることは既報の通りだが、また一つ加
わったことになる。

ただ、恒大集団が先にクローズアップされたためか、他が小規模に見えマー
ケットインパクトはなくなっている。

それでも不動産、建設、消費など広範囲に影響を及ぼすことは必至で、すでに
7-9月のGDPが4.9%へ鈍化したことがそれを映している。

このままでは10-12月期はマイナスが予想される(ただし当局はそのまま
公表しない可能性大)。

また、マーケットが反応しなかったのは17日に人民銀行の易綱総裁が「中国恒
大集団の問題を当局は封じ込めることができる」と述べた点もあるだろう。

仮にそうだとしても、それでも確実に中国経済にダメージを与えることに変わ
りはない。




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