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米債格下げ報道で2日間の上昇が帳消し [株式]


3日の株式市場は急落。日経平均株価は768円安の32707円で大引け。
プライム市場の出来高は18.3億株、売買代金は4.4兆円。

昨晩のNYダウは71ドル高、NASDAQ指数は62ポイント安。SP500は12ポ
イント安。ドル円は143円台から142円台へ。


NYダウこそ上昇したがこれはキャタピラーの貢献で、実態は安い。それを映
して東京市場は安く寄り付いた。だが、予想以上に軟調地合い。

それは、英格付け会社フィッチが米国債の格下げを発表したため。「AAA」
から「AA+」に格下げした。

東京市場はこの2日間で700円以上上昇していたことで下げが大きくなった。
なお、2日間の上昇幅716円を本日一日で打ち消したことになる。


ドル円市場ではややドル安となったが、そこまで大きな変動はない。つまり、
米債売り・米国売り・ドル売りの構図ではないということ。

今晩のNY市場がどれだけ反応するかに注目。



2011年8月にS&P社が米国債を格下げした際、株安ドル安となった。本日は
当時の連想で売られたのだろうが、今回は英国の格付け会社という点が違う。

よって、海外の格付け会社ということで、NY市場は大げさに捉えないかもし
れない。

ただ、既報の通りいつ調整してもおかしくないタイミングだっただけに、ちょ
うどいい利食い売りの材料となる可能性もある。

これはふたを開けてみなければわからない。500ドル安以内で収まれば格下げ
がなくても調整の想定内だった。



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