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藪蛇となった中国の処理水非難 [株式]


31日の株式市場は4日続伸。日経平均株価は285円高の32619円で
大引け。プライム市場の出来高は16.6億株、売買代金は4.2兆円。

昨晩のNYダウは37ドル高、NASDAQ指数は75ポイント高。

NY高を反映し東京市場も続伸。来週のMSQは上方向に持っていこうとして
いる印象。33000円台回復も否定できない。


昨日、岸田首相は二階元幹事長を呼んで訪中を要請したとの報道。処理水問
題で騒がれている中国のご機嫌取りというわけだ。

この際の岸田氏と二階氏の様子がテレビで映されていたが、目についたのが
二階氏の老け込み振り。年齢相応とはいえ、以前はもっと元気に見えた。

二階氏は今年4月に日中友好議員連盟会長に就任したということで、8月には
訪中といわれていたが、いつのまにか立ち消えになっていた。

その原因が二階氏の体調であるとすれば納得できる。否、それ以外に考えられ
ない。その二階氏に岸田首相が頼らざるを得ないとは情けなさすぎる。

もちろん、木原副官房長官の首を手土産に差し出す覚悟もなく、半導体規制を
撤廃する覚悟もない。



だが、中国はもう処理水問題を鎮静化させる方向に持っていかざるを得ない。
現下の反日行動は世界が見ており、中国に対する忌避感は強まる一方。

つまり、外資企業が中国からの引き上げと、新規の対中投資を控える動きにバ
イアスがかかる。ただでさえ中国経済が崩壊している最中だ。

過去の反日活動が盛んだった際は、中国経済は上り調子だったが現在は全く違
う。今はまだ反日無罪行動だが、いつ政府に向かってもおかしくない。

特に失業率が高い若者の不満は高まっている。つまり、もう処理水問題は中国
としてもクロージングを図る段階に来ている。


中国では処理水関連で東京の放射能数値も一緒に報道されているようで、視聴
者がガイガーカウンターで上海で測定したところ、東京の970倍だったという。

これが一気にSNSで広がり、全国で測定する動きが広まっているという。当然
日本よりは高いことはあっても低いことはない。

街中の測定だけでも大変だが、これがマンション内や建築現場などで高濃度検
出される可能性があり、そうなると一気に不安・不満が広まる。

とても福島どころの話ではなく、中国国内問題となる。政府もそれが見えてい
るため、処理水問題はこの辺でストップせざるを得ないという訳だ。



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