MSQで終了となるのか? [株式]
6日の株式市場は小幅続落。日経平均株価は6円安の40090円で大引け。
プライム市場の出来高は18.3億株、売買代金は5.1兆円。
昨晩のNYダウは404ドル安、NASDAQ指数は267ポイント安。
NY市場の大幅安を受けて東京市場は安く寄り付いたが、徐々に切り返し、
一時プラスになる局面もあった。
TOPIXは10ポイント高と続伸となり相場の基調は引き続き強い。これで
日経平均とNY市場のスプレッドは1500ポイント。
昨年NYダウの5000ポイント下で推移したのがウソのようだ。だが、15
年には3100ポイントも日経平均が上回っていた時期があった(週末値比)。
単純にその点からは、NYダウが冴えなくても日経平均は上昇余力がある
ともいえる。
NYの大幅安にもかかわらず東京市場が強いのは明日のMSQに向けて、下げ
させたくない思惑が働いたとの見方がある。
何としてでも40000円以上でSQ値を決着させたいというものだ。昨年
までだったらこの見方は素直に受け入れただろう。
だが、今回も当てはまるとは限らない。4万円そこそこでは価格面で物足り
ないと映るためだ。想定レンジの41000~43000円に足りない。
もし、金曜日に寄付き後に大して下げない場合は基調の強さを見た投機筋ら
も買い直しはじめるのではないか。この場合、来週に想定ゾーンに入りそう。
それにはまだ今晩のパウエル議長の議会証言を乗り切る必要があるが、これ
は昨晩前倒しで利益確定に動いた部分があるため半分は織り込んでいそう。