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高金利借金消費経済は早晩限界に直面 [株式]


連休明け8日の株式市場は反落。日経平均株価は208円安の28949円
で大引け。プライム市場の出来高は11.8億株、売買代金は2.9兆円。

先週末のナイトを映す形で28000円台で寄り付いたものの、次第にダレ
て結局28000円割れで大引け。

ただし、一段安となる動きまでは見られず。TOPIXは4ポイント安と日経平
均換算で60円安程度と軽い調整の域。ここで一息といった形。


今週末12日(金)のSQが意識されていることは周知の通りだが、明後日
10日(水)には米消費者物価指数が発表となる。

市場予想は前月と同じ5.0%。コア指数は0.1%低下の5.5%。つま
り、高止まりの状況。雇用も順当なことで経済情勢は予想以上に強い。

ただ、金融業界や不動産業界の低迷というか凋落は深刻で、金融不安は収ま
る気配はない。少なくとも利下げへ転じるまではこれは変わらない。

それまでどれだけ金融業界から血が流されるか。現在は実体経済への影響が
まだ半ばという段階。だが着実に忍び寄っていることは間違いない。


先週、ブルームバーグは米国の消費者のクレジット残が、3月に過去1年で
最大の伸びを示したと報じた。

米国の成人の36% は、貯蓄よりも多くのクレジット カードの負債を抱え、
クレジット カードの負債の平均金利は 25% に達している。

つまり、現下の米経済は高金利で借金しまくり維持されている。ただ、クレ
ジット残高の急増は贅沢というよりインフレの影響によるものだろう。

はたしてこれがいつまで持つか。金利25%は絶望的な水準。今後、破産
増加、消費低減という流れがこの先に控えている。最後の悪あがき段階か。



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