ハイボラな展開へ移行 [株式]
26日の株式市場は反落。日経平均株価は203円安の28416円で大引け。
プライム市場の出来高は11億株、売買代金は2.7兆円。
昨晩のNYダウは344ドル安、NASDAQ指数は238ポイント安。
NY市場はファーストリパブリック銀行が決算発表で大規模資金流出が明ら
かになったことなどで大きく下落。
3月だけで1000億ドルの預金流出だ。東京市場もこれを映した形。週末
の日銀会合の結果まで持たずに下落となった。
米金融懸念がまだ収まっていないことは何度か紹介済みだが、その一つが表
面化したに過ぎない。
同行は3月時点で次の破綻先懸念に挙がっていたのを大手行が300億ドル
預金することで凌いでいた。だが、それも焼け石に水だったことになる。
そして、ここにきて懸念されているのが米オフィスビルの空室率だ。WSJ
によると、リーマンショック時を遂に上回る水準に達したとのこと。
リートなど不動産に投資しているファンドも多く、それらの解約もこれか
ら相次ぐだろう。それにより破綻するファンドも出る。まだ先は長い。
東京市場は本日の下落で当面のピークを付けたと思われる。来週はGWだが
しばらくは、一方向とならず変動が大きくなる展開。