年央にドル急落!? [株式]
週明け3日の株式市場は続伸。日経平均株価は146円高の28188円で大
引け。プライム市場の出来高は11.7億株、売買代金は2.8兆円。
寄付き前に日銀短観が発表され、大企業製造業の業況判断が+1と市場予想の
+3を下回った。
これで高く寄り付いた後、ダレ気味の動きとなったが、そこから必要以上に売
り込まれることもなく切り返して堅調な動き。
先週末のNY市場の大幅高や、月初のファンドの組み入れなどが寄与した形。
ただこれまでの勢いは削がれた。
昨日言及の通りこのまますんなり29000円台という訳にはいかないだろう。
週末の米雇用統計も気になるが、金融不安もまだ足元は不安定。
それを2週間で3900億ドルもの異常な資金供給で覆い隠しているのが実態。
少し先のことになるが、現在はドルが130円台で動いているが今年どこかで
大崩れするのではないか。時期とすれば年央か秋口あたりか。
世界的に中国の反西側陣営の取り込みの動きが活発で貿易決済にドルから人民
元への切り替えが増加。サウジに続き、直近ではブラジルが正式に表明、
またBRICSにはイラン、アルゼンチンが申請済みで、サウジ、エジプト、
トルコも新たに申請。
経済規模ではまだ西側の足元にも及ばないが、ドル離れから人民元猛追という
流れを投機筋が利用するのではないか。
つまり、ドル覇権崩壊の合言葉でドル売りを仕掛けやしないかと。