円安の影響が市場を下支え [株式]
7日の株式市場は反落。日経平均株価は199円安の27686円で大引け。
プライム市場の出来高は10.4億株、売買代金は2.6兆円。
昨晩のNYダウは350ドル安、NASDAQ指数は225ポイント安。
NY市場は2日連続大幅安。ダウはザラ場で500ドルを越える下落の場面
もあった。これでNYダウ、SP500とも下値支持線を割り込んできた。
もともとここまでのNY市場の戻りこそ大きすぎた。おそらく、FRBは来
たる下げを見越し容認していたのだろう。
アルゴ全盛相場なため、いったん流れができると追随や踏み上げで意味なく
大幅高となりそれが続いていただけ。
金融引き締め期には市場から資金流出は間違いないが、アルゴを利用するヘ
ッジファンドの資金はなくならないため、今回の戻りのようなことが起きる。
NYダウは30社の単純平均であるため、アルゴの影響が大きく出やすい。
8月高値を少し上回るところまで戻したがSP500は遥か下。
東京市場は本日TOPIXは引けにかけてだれて1ポイント安と、マイナス
だったがザラ場ではプラスの時間帯が多かった。
それでも下げが小さいのは指摘した通り短期的に売られすぎの状態にあっ
たため。
日経平均の199円安の内、東京エレクが60円、ユニクロが55円と2社
が引き下げた。この2日ほど大幅上昇していたユニクロは急反落。
全体として値上がり数が値下がり数より多くNY市場の下げの影響が小さめ
なのは、円安のためだろう。
このところ、NY市場よりドル円の上下幅の影響が大きくなっていることは
気に留めておきたい。
中国ではコロナ制限が緩和の動きとなってきた。政権サイドがオミクロンは
毒性が弱いと路線変更してきたことで全土で緩和は広がりそう。
本格的、共産党打倒デモは皆がもっと食えなくなってから。