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不可思議なパウエル発言での大幅高 [株式]


12月1日の株式市場は急反発。日経平均株価は257円高の28226円で
大引け。プライム市場の出来高は12.4億株、売買代金は3.1兆円。

昨晩のNYダウは737ドル高、NASDAQ指数は484ポイント高。ドル
円は136円台。


師走相場最初の日の取引は上昇となり好スタートとなった。NY株式市場の大
幅高となったため。

それをもたらした要因はパウエル議長の講演。およそ以下のような内容。

・穏やかな金利引き上げは、早ければ12月に始まる可能性がある。
・最終金利は、9月に予測したものより高くなる可能性がある。
・金利引き締め姿勢を、しばらく続ける必要がある。
・引き締めすぎて利下げする事態を避ける為に、減速しながら利上げを行う


これを見る限り、特段これまでと変わったことはない。上昇要因といわれる
12月の利上げ幅縮小がほぼ確定的となったことも、市場は想定内だった。

だがNY市場はこれを好感し大幅上昇となったという。これ自体が、不可思
議。


東京市場は寄付きは大幅高ながらすぐにダレダレモードとなり日経平均の日足
は窓開け上髭とあまりよくない足型。

TOPIXは高寄り陰線と、こちらもよくない。総じて戻り売りにあった形。
来週のMSQを睨んで大幅に上昇させたくない思惑がありそうだ。

ドル円の136円への円高進行が、それを補佐する形で格好の戻り売りとなった。
夕刻に135円台に入ったが、ここはネックラインでいったん止まりやすい水準。



中国デモの件は、広州で実施されていたロックダウンが解除された(感染者の
建物は引き続き実施)。この動きは当初指摘したこと。

学生に対しては冬休みを前倒しで始め、試験はオンラインで実施するとの報道
もある。とにかく集結させない措置。



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