MSQ睨みユニクロ上げで日経平均を維持 [株式]
週明け5日の株式市場は反発。日経平均株価は42円高の27820円で大
引け。プライム市場の出来高は10.6億株、売買代金は2.6兆円。
日経平均は反発したがこれはユニクロ効果だ。1社だけで86円引き上げた。
この分がないとマイナス。
TOPIXは▲6ポイントとやはり実態はマイナスである。TOPIXのザラ
場安値は▲12ポイントまであり、これは日経平均換算で約170円安。
これを見る限り、昨日指摘した金融機関の処分売りの可能性は捨てきれない。
ただし、出来高を見ると大方のポジション整理は完了したのでは。
本日、ユニクロが2530円高と大幅高し日経平均を引き上げたのは、もちろん、
週末のMSQを睨んだもの。つまり、これ以上下げさせたくない連中が支えた。
TOPIXは操作できなくとも、日経平均を短期的にいじるのはいとも簡単。
ただ明日も同じように支えるかは何とも言えない。
本日でポジション修正した可能性もあるためだ。とにかく週末までは各社のポ
ジション争いで意味のない変動がおきやすい。
すでに実体は超目先で売られすぎに入っているため、TOPIXもいつ反発が
起きておかしくない。
岸田首相がJNNの世論調査で支持率最低を更新との報道。本人は不本意だろ
うが、特に違和感はない。
すぐに支持率アップも期待できないとなると、いつ岸田降ろしが始まっておか
しくない。来年4月には統一地方選があるためだ。
今後、岸田首相では戦えないとの声が増加してくるのは必至。だが、4月までに
首相交代の時間があるのか。
通常国会で予算審議が始まり成立は3月。それを終えてから総裁選実施では、
4月の統一選に間に合わない。
内閣改造で支持率回復するとも思えない。また、国民民主との連立も噂されるが
これもどれだけ支持率アップに貢献するかは微妙だ。