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これまでと違うチャイナリスクを嫌気 [株式]


週明け28日の株式市場は続落。日経平均株価は120円安の28162円で
大引け。プライム市場のできだかは11.3億株、売買代金は2.5兆円。

ドル円は139円台から138円台に入り、夕刻に137円台へ。


昨日指摘した中国各地で起きているデモを懸念した形となった。もともと、
過熱気味で利食い売りが入りやすく、新規も中国を見極めたいと手控え。

監視システムが発達している中国で、これだけ大規模なデモが各地で起きた
という点について、中国に詳しいほど違和感を覚えているようだ。

大規模になる前に、監視カメラやスマホ監視などで抑え込めなかったことが
信じられないと。また、以前より警察も無理に抑え込もうとしていない。

これらの疑問については、中国の警察組織は上部は習近平が実権を握ったが、
下部組織や地方組織は必ずしもそうではないという実態がある模様。

警察も抑え込もうとはするものの、全面的に蹴散らそうとしていない様子が
映像から伝わってくる。

そうした中で、デモを取材していたBBCの記者が4~5名の掲載にタコ殴り
されている様子がネットにアップされた。

彼は逮捕されたが、おそらくBBCの記者ということが分かり釈放された。
英国はこの動きに激怒。これからどういう行動を見せるか気になるところ。



今回のデモはこれまでよりかなり踏み込んだものであることは間違いないが、
持続できるかというとそれも疑問。まだそこまでの力はないと思う。

習近平サイドが弾圧一辺倒なら対立が続くだろうが、そうならないだろう。
なにより、ロックダウンの緩和策など懐柔策を持っている。

それだけでは不満とあくまで習近平退陣にこだわる人数がどれだけいるか。
いずれは体制転換要求の動きになるだろうが、まだ早い。


この中国デモ要因は今週末辺りで大方見えてくる。マーケットが懸念するの
は今週一杯がいいところではないか。

以前ならこうした環境では27000前半までは下落していた。が、今の相場は
粘着質があり、足元ではそこまで下がらない可能性もある。



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