147円見ずに円安は終わらない [株式]
6日の株式市場は小反発。日経平均株価は6円高の27626円で大引け。
プライム市場の出来高は8.5億株、売買代金は2.1兆円。
昨晩のNY市場はレイバーデイで休場。ドル円は141円台。
NYが休みだったことで東京市場は売買代金は何とか2兆円に乗せたものの
出来高は昨日に続き8億株台と低調。
商いは低迷したが値動きは、寄付きから上に仕掛け、それから急落するなど
それなりにあった。明日は今晩のNY市場を反映したものとなる。
ドル円が夜になって142円を付けるなど、円安の動きとなっていることも東京
市場にはフォロー。
円安の背景は米利上げ継続。年内1%が市場コンセンサスだったが、ジャクソ
ンホール会議でパウエル議長の発言で、1.5%以上の可能性も出てきた。
その場合、3.75%以上となる。これが足元の円安の要因だが、もう、98年の
147円を見ないことには収まらないだろう。ドルの押し目買いが当分有効。
明日7日から、訪日客の上限が2万人から5万人に緩和される。年間1800万人
ペースとなる。コロナ前は3000万人超だったため、その半分以上。
まだツアー客という前提があるが、添乗員付きを除外したためフリーコースが
多い実質個人旅行も可能となる。
しかも、足元の円安で多くは外貨高の構図。インフレ値上げが少ない中での
円安だから、訪日客にとっては買い物天国となる。
一気にコロナ前に戻らなくてもこれからいろいろ動きが出てくる。