さらにステージが変わった香港情勢 [株式]
12日の株式市場は反発。日経平均株価は188円高の23520円で大引け。東証
1部の出来高は12.5億株、売買代金は2.2兆円。
昨晩のNYダウは10ドル高、NASDAQ指数は11ポイント安。ドル円は
109円台前半。
本日の反発で終値ベースでの戻り高値を更新。ザラ場ではまだ。先週末の高値
が23591円に対し本日が23545円とこちらはまだ。
NYダウが最高値更新する動きの間は、東京市場も下がりそうで下がらない。
機関投資家やヘッジファンドの機械的な資産配分見直し買いが入っている。
これが継続するかどうかはリスクオフマターをどう見るかということにな
る。その点、香港の動きは一段と目を離せなくなった。
というのも、ここ数日の動きでまた1段階ステージがあった印象を受ける。
昨日は警官の暴徒への至近距離の発砲が話題となったが、日本人の男性観光
客がデモ隊に襲われ頭から流血する事態。
また、一般市民がデモ隊にガソリンをかけられ火だるまとなった。中学生
くらいの少女がデモ隊に凹殴りにされ頭がから血を流している姿。
こうした行いは中国政府が送り込んだ連中がデモ隊に紛れて行っていると
いう声もあるが、すべて彼らの動きとは無理がある。
林鄭行政長官も暴徒らの要求を受け入れるつもりはない。より取締りを厳し
くするとコメント。
そして、中国政府も「(香港政府の)の背後には国家の武警や解放軍の香港
駐留部隊が控えており、必要に応じて直接増援する」と。
現実に、解放軍が乗り込んで来たらマーケットもただでは済まない。一気に
リスクオフへと切り替わる。香港情勢は引き続き注視。
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