段階的関税撤廃は中国次第 [株式]
7日の株式市場は3日続伸。日経平均株価は前比26円高の23330円で大引
け。東証1部の出来高は12.6億株、売買代金は2.3兆円。
昨晩のNYダウは7セント安、NASDAQ指数は24ポイント安。ドル円は
108円台後半。
さすがに利益確定優先の展開。だが、大きく売る動きはまだない。先物の手口
はバークレイズが700枚、JPモルガンが600枚の売り越し。
これに対し、ゴールドマンが2000枚の買い越し。クレディはほぼ動きなし。
動きが少なかった昨晩のNY市場を反映した流れだったが、ザラ場の押しが浅
いのは少し意外。
ピークアウトしていた場合は、ザラ場中にもう少しだれるもの。そうならなか
ったということは、もう一段高を意識せざるを得ないという印象。
何といっても明日はミニSQであり、強引にでも高値決着を狙ってくる可能性
がある。
そうしたところ、本日夕刻、ブルームバーグが米中合意に関し「中国商務省が
米国と段階的関税撤廃に合意」と報道。
これで直後に始まった夜間取引は大幅高。ドル円も109円台に乗せた。だが、
よく読むと「合意の進展に応じて」となっている。
つまり、足元の部分合意での話というよりその先の継続協議に関しての意味
買いが強い。
そこでの合意に応じて段階的に両国が関税引き下げに合意したということ。
これは何も特別なことではなく最初からその流れだったはず。
継続協議では中国の内政問題に絡むテーマが多く、中国側がそれは受け入れら
れないと拒否してきたのがこれまでの動き。
4月末には直前にちゃぶ台返しを行ってもいる。中国が妥協すればトランプ
大統領も関税を緩和するのは当然だ。
そンなことは当然なのだが、「関税撤廃」のヘッドラインにアルゴが反応する
ようプログラムされていたのだろう。
これで明日大きく窓開けで始まるといよいよ目先の最終段階と受け取れる。
23500円台にはN値とV値があり、TOPIXも1720~1740でいろ
いろ重なっている。
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