SSブログ

クレディスイス破たん回避も新たな懸念 [株式]


週明け20日の東京市場は大幅反落。日経平均株価は388円安の26945
で大引け。プライム市場の出来高は13.6億株、売買代金は2.9兆円。

寄付き前にUBSによるクレディスイス買収合意がなされたことで、一時プラ
ス局面もあったが続かず、じりじり値を消す展開。

結局、金曜日の上昇と行って来いとなった。ほぼ金曜ナイトの価格まで下げた
ことになる。最悪の展開とならなかったことで本日は良しとすべきところ。


今回の合意のマイナス面については、株主が一定の価値を保全されたのに対し、
ATIの劣後債保有者は全損となったこと。

金額は日本円で約2.2兆円。これが無価値となることがマイナス面。つまり、
この穴埋めのため他の資産売却につながりかねない。

それだけで済めばいいが、他の破たん懸念先の債券保有者は全損とならないよ
う事前に売却に走ることになる。

これが相次げばもうリスクオフの段階ではなく、信用収縮ということになり、
ヘッツジファンドの破綻の報がいつ飛び込んできておかしくない段階に入る。


目先はこのあたりで保ち合いから反発気味の動きとなったとしても、しばら
くは下値も意識をしておかざるを得ない。

NY市場もこれからFOMCまでが山場となる。後は突発的動きが出るか否か
だ。現段階ではまだ日柄整理不十分。



nice!(0)  コメント(0)