中国経済指標好感より月初高 [株式]
1日の株式市場は続伸。日経平均株価は70円高の27516円で大引け。
プライム市場の出来高は11.2億株、売買代金は2.7兆円。
昨晩のNYダウは232ドル安、NASDAQ指数は11ポイント安。
昨晩のNY市場を映し軟調に推移して射たものが10時を境に切り返し、その
まま大引まで上昇基調を続けた。
契機となったのは2月の中国製造業PMI指数が予想の50.5から52.6と大き
く上振れしたため。
50を越えて良好に見えるが、今年は春節が1月だった影響の可能性があり割
り引いてみる必要がある。
現実の世界ではホームレスが急増している動きがある。南京や深センでは駅
や公園でホームレスが目に見えて増えてきている。
本当に景気が持ち直していれば、あの深センでホームレスが目立つことなど
ない。
また、コロナ禍が明けたとはいえ民間企業・公務員の所得は減少し、持ち直
すとしても時間がかかる。
不動産に関しても開発頓挫が多く、中断されたマンション建築費をねん出し
ようと中国版サブプライムローンの組成が検討されている。
こうした中で消費が急回復することは望めず、その影響は各方面にしわ寄せが
くる。i-PHONEシリーズの14などは在庫が積みあがっている状況という。
本日、中国の経済指標を受け上昇したというが、これはきっかけの一つで基調
の強さを示したものといえる。
月初の買い需要から戻っていた可能性は高い。引き続きゾーン入りを目指す。