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MSQ後は北朝鮮の動きに要注意 [株式]


2日の株式市場は小幅反落。日経平均株価は17円安の27498円で大引け。
プライム市場の出来高は11.1億株、売買代金は2.6兆円。

昨晩のNYダウは5ドル高、NASDAQ指数は76ポイント安。


東京市場は寄付きしばらくして、ザラ場でゾーンに突入し27617円まであった
ものの続かずに急反転。

ここから上は阻止したい筋が売り浴びせたかのような動き。来週のMSQを睨
みこうした動きは今後も続きそう。


本日発表された投資主体別動向で動きがあった。これまで買い越していた外人
投資家が先週、現物を2260億円売り越してきた。

先物をほぼ同額買い越しているため相場への影響はニュートラルで崩れなかっ
たが、この現物売りは気にしておきたい。

現物は外人と信託の売りを個人、事法、自己、投信が吸収した形。先物は外人
の買いに対し、個人、自己、事法が売り越し(投信は買い越し)となっている。

信託は期末の売りで、すぐに買い越しに転じるとは思えない。外人の先物買い
だけでどこまで維持できるか。いきなりの梯子外しもある。

その意味では米経済指標が注目されるが、今月の米雇用統計は来週10日。通常
第一金曜が多いが特有の算出法から今月は10日となる。

つまり今月はMSQの後。これがもう一つボラティリティが高まらない要因で
はないか。MSQ前に雇用統計が発表されないことも売りづらい一因。



また、2月にICBMミサイルを発射した北朝鮮はこの3月も動きを見せそう。
3月中旬から11日間という大規模な米韓合同軍事演習が計画されているため。

すでに2月17日に、北朝鮮外務省が「実施すれば前例のない強力な対応で応じ
る」と警告している。

正式な日程は定かでないが、3月中旬というからMSQ後だろう。MSQまで
はしのげても、それ以降は不意打ちを食らいかねない。

もし、核実験などで対抗しようものなら東京市場は1000円安は覚悟する必
要がある。そこまではなくとも、口先攻撃を含め緊張の水位は上がるだろう。



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