保ち合い放れ接近 [株式]
週明け30日の株式市場は続伸。日経平均株価は50円高の27433円で
大引け。プライム市場の出来高は11.3億株、売買代金は2.7兆円。
日経平均は今回の戻りの高値更新(引け値ベース)となり26400円台乗せ。
といって、特に強い感じはない。
1日のFOMCを前に持ち合っているところ。それでもザラ場ではそれなりに
上下動があった。
本日ザラ場中の急落は令和臨調が反アベノミクスを打ち出したため。ただ
長続きせず。
昨日指摘したTOPIXの算出調整により、大引けにかけて戻し歩調となった。
これが27400円台となった背景。
25日騰落レシオは128ポイントまで上昇し、だいぶ水位が上がってきた。
上に抜けそうで抜けず、崩れそうで崩れない動きが続いているが、月末月初
でそろそろ動き出しそう。高保ち合いしているため、もう一段高もある。
ザラ場中でも27500円を明確に超えると踏み上げがあるだろう。だが、
FOMC後まで維持できるか。逆にダレた場合は26938円までの窓埋め。
つまり放れに付けということ。仮に上放れすると楽観論が出るが、FRBの
タカ派スタンス以外にも弱気材料はある。
例えば、ロシアが核に言及してきていることは使用せずともリスク要因。
また今春マッカーシー下院議長が訪台強行すると中国との緊張が高まる。