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市場予想以下もある今晩の米CPI発表 [株式]


12日の株式市場は小幅続伸。日経平均株価は3円高の26449円で大引け。
プライム市場の出来高は12.3億株、売買代金は2.8兆円。

昨晩のNYダウは268ドル高、NASDAQ指数は189ポイント高。


NY市場は高かったものの、131円台へ円高が進行したことでほぼ寄り天の動
き。今朝、日銀が緩和策の副作用点検と報じられたことで円高が進行。

さらに、明日のSQを控え上に持っていきたくない筋の押さえ込む動きがあっ
た。上げ賛成派は、これ以上無理する必要もないというスタンス。

NYに対しあまりに反応が悪いのは、このSQ思惑が重なったためと見るのが
自然。


さて、今晩はいよいよ米消費者物価指数の発表。市場予想平均は6.5%で、
JPモルガンは結果を受けた反応を以下のように想定している。

・6.4-6.6%の確率65%(NY株価1.5-2%上昇)
・6.6%以上は確率15%(NY株価2.5-3%下落)
・6.4%以下は確率20%(NY株価3-3.5%上昇)

一番確率が高い市場予想の6.5%前後では1.5~2%の上昇で、まだすべて織り
込んでいないという見方。

6.4%以下だとさらに3%以上の上昇としているが、NYダウ換算で約1000ドル
高となり、さすがにここまではどうか。

可能性は一番低いが、市場予想ほど低下しなかった場合は700ドル以上の下落
のイメージ。


また、日本時間24時にバイデン大統領がインフレに関する声明を出すと伝わっ
ており、この内容も注目される。

インフレにメドがついたという勝利宣言に近いものではないか。でなければ、
ここで敢えて声明を出す必要もない。

とすると、市場予想以下となる可能性は捨てられない。



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